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大起証券株式週報


株式週報
2026/04/06(月)
【日本株】 値固めを打診する
日経平均株価は、5万円の節目を維持し、5万3,000ドル台まで切り返している。イラン戦争の先行き不透明感が強いものの、株式相場は落ち着きを取り戻しつつある。積極的に買い進むような動きはみられないが、原油高環境でも株価が大きく値を崩す展開は見送られ始めている。何か目新しいポジティブ材料などが浮上し始めたわけではないが、戦争激化や原油高のみで株価を売り込む動きは見送られる傾向が強まり始めている。4月1日にトランプ米大統領は向こう2〜3週間の激しい攻撃を警告したが、裏返すと激しい戦闘は残り2〜3週間とも言え、単純に地政学リスクのみで売り込むような動きは鈍化しつつある。ただし、先行き不透明感の高さから上値を買い進むような動きは鈍く、方向性を欠いた。


イラン情勢の先行き不透明から株価も不安定化しやすいが、徐々に下値不安は後退している。イラン戦争の長期化がインフレや景気減速を促すリスクも警戒されるが、個人投資家を中心に押し目での物色意欲は強い。今後は1〜3月期決算の見極めも求められるが、大きく値を崩す可能性は低下している。改めて上値を試すのであれば、イラン戦争の終結見通しを強化し、海外投資家が日本株の物色も再開することが求められる。今週は米国のイランに対する攻撃激化が想定されているため、株価も不安定な値動きが続きやすいが、下落リスクを徐々に限定していく局面になる。値固めを進めつつ、イラン戦争終結の兆候がみられると、押し目買い優勢の地合に転じることになる。


サイコロジカルは、前週の4勝8敗から5勝7敗に。14日RSIは49.45。


 今週の予想レンジ 5万0,000〜5万5,000円
   先週のレンジ 5万0,558〜5万4,258円
 
【米国株】 上値重いが下げ渋る
ダウ工業平均株価は、4万5,057ドルで下げ一服となり、4万6,000ドル台中盤まで切り返す展開になった。イラン情勢は引き続き不安定な状態にあり、原油相場も高値圏で乱高下している。しかし、イラン戦争を手掛かりとした株安は一服し、自律反発的な動きが優勢になった。4月1日にトランプ米大統領は、改めてイランに対する攻撃を強化する方針を示した。このため原油相場は改めて上値追いの展開になっているが、米国株を改めて売り込む動きは見送られた。第一に停戦の時期が近いとみられること。トランプ米大統領も軍事作戦の目標達成が進んでいることを報告しており、4月中旬から下旬にかけて戦争が終了する可能性が高まっている。第二に、米長短金利の上昇が一服していること。インフレリスクのみで金利上昇を促すことが限界に達しつつある。当面の米金融政策は様子見になるとの見方が支配的になっている。


イラン情勢の先行き不透明感が上値を圧迫しつつも、大きく値を崩すリスクは限定されている。今週も激しい戦闘状態が続き、原油相場も一段高を試す可能性がある。世界経済の先行き不透明感は依然として強い。しかし、米長短金利の上昇に一服感が強まるなど、マーケット全体がイラン戦争のリスク織り込みを一服させつつある。このまま金利環境が落ちつきを見せると、米国株も下げ一服後の保ち合い相場に移行しよう。激しい戦闘が続いている中で先高観の形成までは難しいが、4万5,000ドル水準を下値目途に設定できるかが問われる局面になろう。原油相場が改めて停戦期待を織り込むと、安値修正の動きが強まりやすくなる。


サイコロジカルは、前週の4勝8敗から5勝7敗に。14日RSIは45.48。


 今週の予想レンジ 4万5,000〜4万8,000ドル
   先週のレンジ 4万5,057〜4万6,803ドル
 
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