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大起証券株式週報


株式週報
2026/05/18(月)
【日本株】 過熱感あるも、押し目買い
日経平均株価は、6万3,799円まで値上がりして年初来高値を更新した後、6万1,000円台まで軟化する展開になった。米国株が過去最高値を更新する動きと連動して、日経平均株価も上値追いの展開になった。海外投資家のリスク選好性が高く、日本株も物色されている。日本企業の決算も総じて安定した状態との評価になる。経済環境の不透明感は高まるも、企業の増配などの発表も目立ち、株高環境が支持されている。原油高と連動して各国金利上昇圧力が強くなってることはネガティブだが、ハイテク株が売却された局面では内需株などを購入する動きが目立ち、株価全体としては底堅さを維持している。


インフレ環境で企業業績は着実に伸びる見通しであり、押し目買い優勢の地合が大きく修正されるリスクは低い。過熱感解消の値下がりがあれば、早めに買いが入る見通しだ。決算が消化されたことでイラン情勢に対する関心が高まる中、さらに原油高が進行し、インフレ懸念から世界の金利上昇圧力が維持されると、株式相場の地合は不安定化する可能性はある。瞬間的に原油相場が大きく上振れすると、下落リスクが高まりやすくなる。ただし、大きく値を崩していくような売買材料は乏しく、インフレ懸念の調整売りが広がった局面では、物色妙味が高まりやすくなる。


サイコロジカルは、前週の7勝5敗から6勝6敗に。14日RSIは56.78。


 今週の予想レンジ 5万9,500〜6万3,000円
   先週のレンジ 6万0,937〜6万3,799円
 
【米国株】 改めて5万ドルを試す
ダウ工業平均株価は、一時5万ドル台を回復するなど、やや底堅く推移した。引き続きハイテク株に対する物色意欲が強く、上値追いの展開が続いた。イラン情勢の先行き不透明感から原油相場の上昇が再開されているが、投資家のリスク選好性が大きく損なわれることはなかった。5月14〜15日に米中首脳会談が開催されたが、米中企業取引の拡大期待もポジティブ。エヌビディアに関しては、人工知能(AI)半導体の中国向け出荷拡大に対する期待が拡大するなど、米中首脳会談の効果が期待されている。引き続き、S&P500とNASDAQ総合指数は過去最高値を更新しており、その流れでダウ平均株価も5万ドルに到達した。ただし、インフレ懸念から米長短金利が上昇したことで、週末にかけては上値の重い展開になった。前週比では小動きにとどまった。


企業業績環境に対する信頼感は強く、押し目買い優勢の展開が続きやすい。ハイテク株の過熱感が強くなっていることには注意が必要だが、株価が大きく値を崩す必要性は高まっていない。ただし、米長期金利は4.5%を上抜いており、このまま急ピッチな金利上昇圧力が続くのであれば、突発的に売られるような場面も増える見通しだ。「ハイテク株主導の値上がり」と「金利上昇の調整圧力」のバランスが問われる見通しだ。4万9,000ドル台定着から、慎重に5万ドル台乗せを試す展開にとどまりやすい。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がイベントリスクになる。


サイコロジカルは、前週の4勝8敗から7勝5敗に。14日RSIは55.60。


 今週の予想レンジ 4万8,500〜5万0,500ドル
   先週のレンジ 4万9,307〜5万0,200ドル
 
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