コモディティ・金融情報専門サイト
asumiru.com

大起証券株式週報


株式週報
2024/07/08(月)
【日本株】 需給不安定化も基調強い
日経平均株価は、4万円台後半まで値上がりする展開になった。6月下旬にボックスを上抜けし、底から一気に値上がりしている。海外株が堅調に推移する中、投資家のリスク選好性が高まっている。海外投資家に人気の海運株などが物色されている。新四半期に入ったが、6月に集中した3月末決算企業の株主総裁において、各社が強気の株主還元策を打ち出していることで、改めて日本株の投資比率を引き上げる動きが活発化した模様だ。4万円の節目とっぱでも利食い売りを進める動きは鈍く、上値追いの展開になった。配当金の再投資の動きは一服したが、投資家のリスク選好性は維持された。円相場の動向はあまり材料視されていない。


今週は上場投資信託(ETF)など投資信託の分配金の捻出に絡んだ需給の混乱が想定されている。一時的に下振れするリスクには注意が求められる。一方で、配当金が再投資に回されたのと同様に分配金も再投資に回されるとの期待感が強く、一時的な下振れリスクの有無の視点に留まりやすい。調整局面では買いが入りやすい環境にある。何か大きな売買材料が浮上してきた訳ではないが、特に海外投資家の日本株に対する評価の強さが、日経平均株価の底固さにつながろう。特に米国株の上昇が続くと買い膨らみやすいだけに、7月11日の6月米消費者物価指数を受けて米国株の一段高がみられるか否かが注目されよう。


サイコロジカルは、前週の8勝4敗から9勝3敗に。14日RSIは60.63。


 今週の予想レンジ 4万0,300〜4万1,500円
   先週のレンジ 3万9,457〜4万1,100円
 
【米国株】 金利抑制でじり高傾向が続く
ダウ工業平均株価は、3万9,000ドル台前半で底固く推移している。大気名値動きには発展しなかったが、3万9,000ドル台定着が進んでいる。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が強まる中、投資家のリスク選好性が維持されている。米長短金利が抑制されていることで、ハイテク株を中心に買いが膨らんでいる。ダウ平均株価の値動きは鈍かったが、NASDAQ総合指数が過去最高値を更新し、つれてダウ平均株価も押し目買い優勢の展開になっている。7月5日に6月雇用統計が発表されたが、非農業部門就業者数あ4月と5月分が合計で11.5万人下方修正されている。また、失業率は4.0%から4.1%まで上昇している。労働市場が減速しているとの評価から、9月利下げを織り込む動きが優勢になった。


金融相場が続いており、利下げ期待の織り込みが続くと底固く推移する。9日と10日にパウエルFRB議長の議会証言が行われる。利下げ時期について踏み込んだ発言は行われない見通しだが、ディスインフレや労働市場減速の進展について言及が行われると、利上げ期待の織り込みが強化されやすくなる。また、11日には6月消費者物価物価指数が発表される。市場予想では大きな変動までは想定されていないが、ディスインフレ傾向が確認できると、買い優勢の展開になりやすい。引き続き上昇の主役はハイテク株になる見通しだが、ハイテク株の過熱感も強まる中、ダウ平均構成銘柄に対しても買い圧力が強まろう。慎重に4万ドルの節目に迫る展開を想定したい。


サイコロジカルは、前週の7勝5敗から9章3敗に。14日RSIは59.60。


 今週の予想レンジ 3万8,800〜3万9,800ドル
   先週のレンジ 3万9,037〜3万9,438ドル
 
icon PDF版





※月曜日に更新予定。休日の際は、更新をお休み致します。
※PDF版の閲覧にはAdobe Readerのインストールが必要です。
※レポート内容に関してのご質問等にはお答えできませんのでご了承ください。