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2025年9月12日
銀の買い方針
銀相場は40ドルの節目を突破し、約14年ぶりの高値を更新している。リースレートが9月入りと前後して上昇しており、需給ひっ迫感の強さが示唆されている。米国では、重要鉱物資源のリストに銀が掲載され、市場では関税対象になるのではないかとの警戒感が広がっている。取引所在庫の積み増しが進み、それが世界の銀需給の引き締まり感を一段と強めている。実際に関税対象になるのかは不透明感もあるが、しばらくは思惑的な買い圧力が強まりやすい環境にある。一方、需給は引き続き引き締まっており、投資需要も堅調。特に金相場の値上がりが続いた場合には、銀相場も45ドルに向かって上昇を続けよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・佐藤規子】
貴金属相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
2025年9月11日
白金の買い方針
白金相場は1500ドル台乗せで上げ一服となるも1300ドル割れで下げ止まり1400ドル水準での攻防になっている。金相場が過去最高値を更新する一方、白金リースレートは10%台中盤で高止まりしており、投機筋の物色意欲は強い。1400ドル台では戻り売りを仕掛ける動きも目立つが、このまま金相場の上昇地合が続けば、白金相場も改めて1500ドル台乗せを打診しよう。自動車排ガス触媒向け需要が堅調なこと、電子機器や軍事用品、中国の宝飾需要などにも底固さが目立つ。特にリースレートが低下しない間は、改めて急伸リスクを抱える。現物需給に混乱が残されており、買い方針で臨みたい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
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