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2024年07月26日
原油の押し目買い
原油相場は70ドル台後半まで下落している。中国経済の減速懸念が強まる中、素材市況全体で調整圧力が目立つ状況にある。中国の石油需要環境に対する不透明感が高まっている。また、イスラエルとハマスの停戦合意が実現するとの期待感が浮上していることもネガティブ。ファンドの持高調整が活発化している。一方で、米原油在庫は4週連続の減少中であり、原油需給の引き締まりと原油相場の軟化が共存する異常な状況になっている。持高調整の動きが一巡すれば、需給引き締まりを背景に80ドル台を回復する展開になろう。引き続き70ドル台では押し目買いの妙味が認められる。上値目途は85ドルになる。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082・221・5500まで。 |
2024年07月25日
金の押し目買い
NY金先物は過去最高値を更新した後の調整局面に入っている。2500ドルに迫る展開から一転して、2400ドル水準まで急落している。米利下げ観測を背景に急伸していたが、米大統領選を巡る混乱もあって、持高調整の動きが優勢になっている。これは他マーケットも同様であり、大統領選イヤーに特有の不安定化するリスクに注意が必要。ただし、来週のFOMCでは9月利下げに向けて地ならしが進む見通しであり、金利コスト低下圧力が金相場を押し上げる展開には変化が生じない。現物需要もしっかりと高値対応しており、改めて過去最高値更新に向かう見通し。押し目買い優勢の展開が維持される見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082・221・5500まで。 |
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