|
2024年10月22日
メキシコペソ再評価
メキシコペソ円は9月の7.0円水準で底入れした後の反発フェーズにある。急激な円高、メキシコ司法改革を巡る混乱状態などを背景に値下がりしていたが、徐々に落ち着きを取り戻しつつある。10月1日にシェインバウム新大統領が就任したが、その後は落ち着いた政権運営が行われているため、ネガティブ材料の出尽くし感が意識されている。世界的な株高で投資家のリスク選好性が高まっていることも、新興国通貨・高金利通貨にはポジティブ。利下げが始まっているとは言え、メキシコの政策金利は10.50%であり、投資家のリスク選好性が高まると、高金利通貨としての魅力が再評価されやすい環境にある。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
2024年10月22日
原油の安値拾い
NY原油は65〜80ドルのレンジで推移している。中東情勢の緊迫化で10月初めにはは80ドルに迫る展開になっていたが、その後は一転して70ドル台を割り込む不安定な地合が続いている。中東情勢は依然として不安定だが、原油供給環境に対する影響については不透明感が強いためだ。今後も戦闘激化でイラン産原油の供給不安が意識されると吹き上げる一方、何も供給障害が発生しない状態が続くと利食い売りが膨らむ展開が繰り返される見通し。ボックス下限の65ドル水準では押し目買いが入る一方、80ドルが近づくと利食い売りが膨らみやすい展開が続こう。安値限界付近での買い再開を検討したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
|