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2025年03月28日
白金の押し目買い
白金相場は900〜1050ドルのボックス相場が踏襲されている。トランプ米政権の通商政策に対する警戒感を背景に、金相場は3000ドルの大台に乗せて過去最高値を更新しているが、白金相場は明確なトレンドを形成できていない。しかし、金相場に対する割安感は強化されており、900〜950ドル水準がボトム圏との評価は強化されよう。金に対する割安感、出遅れ感から物色されやすい。自動車関税の議論には注意が必要だが、新車生産・販売環境に大きな混乱が生じないのであれば、供給制約の強さもあって需給引き締まりからの支援も得られよう。慎重に1000ドル台にコアレンジを切り上げる見通し。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
2025年03月27日
原油は反発局面に
NY原油は60ドル台中盤で下げ一服となり、70ドル水準まで切り返している。需給緩和見通し、通商リスクの高まりで急落していたが、下げ一服後の反発フェーズに移行したとみる。トランプ米政権はイラン産に続いてベネズエラ産原油に対する制裁にも踏み切った。両国の原油供給に実害が生じる可能性が高い。イスラエルとハマス、ヒズボラの戦闘が激化していること、OPECプラスが追加減産を発表したことなども買い材料に。供給制約の高まりが、供給過剰リスクを後退させている。株価急落が一服していることもあり、70ドル台へのレンジ切り上げを打診しよう。中東情勢次第では一段高の可能性もある。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
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