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2024年09月13日
原油の押し目買い
NY原油は60ドル台まで下落している。中国の石油需要環境悪化と夏の行楽シーズン終了が重なる中、需給ひっ迫状態が一服したとの見方が優勢になっている。需要の端境期になるため、冬の暖房用エネルギー需要拡大がみられるまでは、調整リスクを抱える展開になろう。一方で、ブレント原油70ドル割れは、多くの大手金融機関の予想レンジ下限である。これ以上の安値になると、米国のシェールオイルなどの増産圧力が鈍化する可能性が高いためだ。実際に昨年もブレント原油70ドル、WTI原油65ドル水準が安値限界と機能している。需要不安を背景とした値下がりは最終局面に到達したとみてよいだろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
2024年09月12日
国内金の買い方針
東京金は1万1000円台でほぼ横ばいで推移している。為替は円高気味の推移が続いているが、ドル建て金相場が過去最高値圏での取引を維持していることが好感されている。FRBは18日の会合で約4年半ぶりに利下げに着手することが確実視されている。金利コストの低下が進めば、欧米投機筋を中心に金市場の持高拡大を進める動きが加速しよう。既に金ETFの投資残高が増え始めるなど、その兆候は観測されている。しかも、米国以外でも利下げが活発化しており、既に複数回の利下げを実施済の国も増えている。インフレの沈静化と景気減速で、世界同時利下げが始まる中、金は過去最高値更新が続く見通し。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06・6300・5757まで。 |
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