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2024年05月21日
金相場の高騰続く
東京金は1万2000円台まで値上がりしている。円相場は不安定な値動きを繰り返しているが、ドル建て金相場が過去最高値更新を見据える堅調地合になっていることが、円建て金相場も押し上げている。3月以降は中国リテール需要、更に各国中央銀行の金準備増強の動きが強く、主に需給要因から地合を引き締めている。しかも、5月に入ってからは米利下げ観測が再燃しているため、米金利低下・ドル安で欧米投機筋の物色意欲も強くなっている。実需と投機の双方が積極的に買い進む中、金相場は大相場に発展する可能性が一段と高まっている。1000円刻みで上値切り上げが打診され、買い方針を継続したい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06・6300・5757まで。 |
2024年05月17日
銀の急伸はこれから
NY銀先物相場は2020年以降の最高値圏である30ドルの節目に到達した。金相場が過去最高値を更新する中でも値動きの鈍さが目立っていたが、漸く投機マネーの流入が本格化している。11年には50ドル水準も経験した相場であり、金相場と比べるとまだ十分に値ごろ感のある価格水準と評価できる。米利下げ期待の再燃もあって金相場が改めて過去最高値更新を窺う展開になる中、銀相場も30ドル突破後は過去10年以降にわたって未経験の価格ゾーンに突入し、急伸する可能性がある。需給面では、引き続き太陽光パネル向け需要が堅調であり、ファンダメンタルズからも上昇トレンドは支持されている。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
貴金属相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
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