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2025年11月07日
銀は上昇再開へ
銀相場は46〜49ドル水準で下値を固め、上昇を再開する見通し。過去最高値を更新した後の調整売りで50ドル台を割り込んだが、調整一巡が確認されつつある。金相場も徐々に値動きが落ち着いている。銀需給に関しては、中国が10月に輸出管理を強化したことに注目したい。太陽光パネルやAI向けデータセンターなどで使われる戦略物資として、政府が銀需給管理を強化することになる。米国でも重要鉱物資源として管理を強化する案が浮上している。AI産業を支える基幹物資となったことで、各国が銀の囲い込みを始めている。供給不足傾向が加速しており、年末に向けて改めて過去最高値を更新するとみる。
【大起証券営業部チーフパートナー・佐藤規子】
貴金属相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
2025年11月06日
白金は上昇再開へ
白金相場は1770ドルで上げ一服となった後の調整売りが優勢になったが、1500ドル台で下値を支えられつつある。金相場も急落地合が一服しつつあり、過熱状態を解消するための調整売りが最終段階に差し掛かったことが窺える。あくまでもスピード調整の動きであり、短期筋の持高調整が一巡した後は、上昇が再開される可能性が高い。需給面でも、供給不足状態が続いていることに加えて、米国がトランプ政権のリスクから過剰在庫を抱えているため、ひっ迫状態が維持されている。リースレートは20%台まで跳ね上がっており、金相場の上昇が再開されれば、白金相場は改めて高値を更新できる環境とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
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