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2025年05月01日
原油の押し目買い
原油相場は60ドル台前半での取引になっている。トランプ米大統領が相互関税を発表した直後には55ドル台まで急落したが、その後は下げ一服となっている。米国株も下げ止まっており、パニック的な急落を消化した後の値固めが打診されよう。ファンドも60ドル割れでは売りポジションの整理に動いており、現行価格からの下落余地は限定的との見方が強いことが窺える。期近限月にはプレミアムが加算されている。今後の世界経済の動向には不透明感も強いが、当面は60ドル水準で下値を固める展開になろう。押し目買いで臨みたい。トランプ米大統領の対イラン政策によっては、70ドル水準が試される見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082・221・5500まで。 |
2025年04月29日
銀の買い方針
銀相場は30ドル台前半で底固く推移している。トランプ米大統領の相互関税発表で一時27ドル台まで急落したが、その後は着実に値位置を切り上げている。金相場は過去最高値を更新し続けており、金に対する銀の割安感は過去最高水準に達している。金から銀に対する大規模な資金シフトが発生している訳ではないが、押し目買い優勢の展開になっている。パニック的な株価急落がみられないのであれば、このまま改めて35ドルの節目突破を打診しよう。景気減速懸念が高まっているとはいえ、銀に関しては供給不足状態の解消は難しい。短期では投資需要動向に強く依存するが、押し目買い優勢の地合が維持されよう。
【大起証券営業企画室室長・猪又敦】
貴金属相場に関するお問い合わせは03・3543・9111まで。 |
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