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2025年11月12日
メキシコペソの買い
メキシコペソ円は、8円台前半で底固く推移している。メキシコ中央銀行は政策金利を年初の10.00%から7.50%まで引き下げているが、ペソ相場は底固さを維持している。インフレ抑制と景気減速懸念から、メキシコ中央銀行は追加利下げに踏み切る可能性もあるが、各国と比較すると高金利通貨としての評価が維持されている。米国を含む先進国は軒並み利下げを進めており、金利が喪失される環境にあって、ペソの魅力は逆に高まっている。株価急落といった動きがみられないのであれば、高金利通貨の優位性から対ドルと対円の双方でペソ相場の堅調地合は続く見通し。8.5円の節目突破を試す展開が続こう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
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2025年11月11日
原油の逆張り対応
NY原油は60ドル水準で売買が交錯している。国際需給は供給過剰傾向が強まるも、中国が大量の備蓄で吸収しているため、中国以外では在庫低迷が続いている。実際に、米原油在庫は過去5年レンジの下限付近を推移している。地域によって在庫環境が大きくことなることが、原油相場の値動きを不安定化させよう。NY原油に限定すれば低在庫環境からのサポートが続き、下落余地は限定される。ロシアやイラン産原油の供給不安を高める動きがみられると、60ドル台中盤が打診されよう。一方的な展開にはなりづらいが、値下がり局面では修正高狙いの買い妙味がある。逆に急伸場面では、戻り売りの妙味が浮上する。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120・103・365まで。 |
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