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大起産業株式週報


株式週報
2019/04/15(月)
【日本株】 リスク選好性が強い
日経平均株価は、2万1,000円台後半でやや上値の重い展開になった後、2万2,000円台前半まで切り返す展開になった。国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し引き下げを受けて一時的に売り込まれる場面も見られたが、大きな値崩れは回避された。米国株が下げ渋ったことに加えて、為替が円安方向に振れたことが材料視され、逆に押し目買いを誘う形で2万2,000円台に乗せている。引き続き外国人投資家の物色意欲が弱いものの、特に日本株のみを大きく売り込むような必要性は乏しかった。


15〜16日に日米物品貿易交渉が行われ、ここで米国側から強い圧力が掛けられると、改めて日本株安・円高と日本株独自の値動きがみられる可能性がある。初期交渉とあって踏み込んだ議論は行われない可能性が高いが、為替政策などへの言及が目立つリスクには注意が必要。一方、世界的に投資家のリスク選好性は維持されており、日本株に関してもその流れの中で堅調地合が想定される。大型連休が近づいていることで、特に意味なく持高調整が入るリスクもあるが、このままリスクオン環境が維持されるのであれば、素直に上値追いの展開になろう。昨年10〜12月期の株価急落の反動局面が続くことになる。2万2,500円水準までのコアレンジ切り上げを打診する。


テクニカルでは、一目均衡表の基準線(2万1,561円)が支持線になる。上値抵抗は2万2,800えん、2万3,000円と続く。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から9勝3敗に。14日RSIは65.20。


 今週の予想レンジ 2万1,700〜2万2,600円
 先週のレンジ 2万1,571〜2万2,211円
 
【米国株】 決算次第も堅調か
ダウ工業平均株価は、2万6,000ドル台前半を中心に揉み合う展開になった。国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し引き下げ、米欧貿易摩擦のエスカレートで調整売りが広がる場面も見られたが、2万6,000ドルの節目割れは回避された。短期的な過熱感もあって利食い売りが膨らんだものの、本格的な値崩れは回避された。週末にかけては、逆にJPモルガン・チェースの好決算などを手掛かりに押し目買いが膨らみ、安値からの切り返しを見せている。厳しい投資環境の中、下値を3月下旬の2万5,000ドル台中盤から2万6,000ドル前半まで切り上げることに成功している。ヘルスケア株の上値が重かったが、ディズニーが前週比13.1%高、JPモルガン・チェースが5.6%高となったことが目を引いた。


決算シーズンが本格化するが、昨年が減税効果で大きく業績を伸ばしていたことで、1〜3月期は減益が予想されている。このため、決算発表に対する期待レベルは極めて低く、多少の悪い数値であれば想定通りとの評価になろう。逆にポジティブ・サプライズに対しては敏感に反応する展開が想定される。今週はゴールドマン・サックス、IBM、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッド・ヘルス、アメックス、トラベラーズの決算発表が予定されているが、特にゴールドマン・サックスはダウ平均に対する影響度も大きいため、15日の決算発表の数値は注目度が高い。2万6,000ドル台中盤から後半を試す展開が基本になるが、決算シーズン特有の不安定な地合を想定したい。


テクニカルでは、一目均衡表の基準線(2万5,847ドル)が支持線として機能する。昨年10月の急落前高値となる2万6,951ドルが抵抗線になる。サイコロジカルは、前週の9勝3敗敗から8勝4敗に。14日RSIは63.36。


 今週の予想レンジ 2万6,000〜2万6,950ドル
 先週のレンジ 2万6,101〜2万6,487ドル
 
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