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2025年11月19日
白金の押し目買い
白金相場は1500ドル台を中心に売買が交錯している。急ピッチな上昇が一服した後の調整売りでも大きく値を崩すことはなく、底固さを再確認している。従来の抵抗線が支持線に変わりつつあることは、価格レンジの切り上げを強く示唆している。リースレートは引き続き10%台を維持しており、需給の引き締まり状態は解消できていないことを示している。この状態で白金ETFの投資残高増加など投資需要が上振れすると、国際需給のひっ迫評価が一気に白金相場を押し上げる可能性がある。短期的には金相場の値動きに依存するが、金相場の上昇が再開されると年末に向けて1700ドル台乗せが打診される見通し。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
2025年11月18日
金は押し目買い優勢
東京金は2万円台で売買が交錯している。9〜10月にかけての急ピッチな上昇が一服して調整局面入りしたが、2万円の節目水準では底固さを再確認している。米政府機関閉鎖の解消、米中通商環境の改善などが安全資産に対する投資ニーズ軽減を促すも、本格的な資金流出は回避されている。トランプ政権がもたらす経済の不確実性には何ら変化が生じておらず、短期筋の持高調整消化後は上昇再開を打診しよう。また、国内では高市政権の積極財政が公的債務膨張に対する警戒感を高めていることも、金相場の押し上げ要因になる見通し。特に円安傾向が強まると、2万2288円の最高値更新を打診する可能性が高い。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは052・201・6321まで。 |
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