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2025年11月06日
白金は上昇再開へ
白金相場は1770ドルで上げ一服となった後の調整売りが優勢になったが、1500ドル台で下値を支えられつつある。金相場も急落地合が一服しつつあり、過熱状態を解消するための調整売りが最終段階に差し掛かったことが窺える。あくまでもスピード調整の動きであり、短期筋の持高調整が一巡した後は、上昇が再開される可能性が高い。需給面でも、供給不足状態が続いていることに加えて、米国がトランプ政権のリスクから過剰在庫を抱えているため、ひっ迫状態が維持されている。リースレートは20%台まで跳ね上がっており、金相場の上昇が再開されれば、白金相場は改めて高値を更新できる環境とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。 |
2025年11月05日
金の調整安は一巡か
東京金は10月下旬に過熱感から調整売り優勢の地合になったが、底入れした可能性が高まっている。2万2288円をピークに値下がりが進んでいたが、2万円の節目割れでは強めの需要が確認されている。急ピッチな値上がりの反動から売り圧力が強まったが、大きく売り込んでいく明確な理由は見当たらない。「過熱気味の上昇」を「持続可能性がある上昇」に転換していくプロセスに留まる見通し。中央銀行や機関投資家、さらに個人投資家の金に対する投資ニーズは依然として強い。円安環境の支援もあり、国内投資家にとっては一段と良好な投資環境が続く。年末に向けて改めて過去最高値更新を狙える環境とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは052・201・6321まで。 |
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