メキシコペソに投資妙味 メキシコペソ円は7円台で揉み合う展開が続いている。トランプ米大統領はメキシコからの輸入品に対して25%の関税を課したが、ペソ相場は冷静な対応を続けている。トランプ政権の関税策によってメキシコ経済環境は不安定化するが、改めてペソを売り込む必要性は認められていない。既に関税のネガティブショックの消化が十分に進んでいることが窺える。メキシコ中央銀行は、景気減速やディスインフレへの対応で利下げを続けており、政策金利は昨年末の10.00%から9.00%まで低下している。しかし、世界的に金利低下が進み、投資環境が不安定化する中、高金利通貨としてのペソの投資妙味は高まろう。 |