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メディア寄稿レポート


中部経済新聞「焦点」
2021/07/30
白金に割安感
白金相場は3600〜4000円水準で揉み合う展開になっている。半導体不足に加えて、東南アジアのパンデミックで自動車部品のサプライチェーンに混乱が生じており、自動車生産が想定されていた程に伸びていないことが警戒されている。年初の段階では自動車排ガス触媒用需要は急速な伸びが想定されていたが、予想以上の混乱状態が白金相場を圧迫している。一方で、自動車そのものに対するニーズは高まっており、あくまでも自動車生産のためのサプライチェーンの混乱に過ぎない。この問題は現在が概ねピークとみられ、今後需要回復を見込んで安値を買い拾う妙味はあろう。割安な価格で買い拾う好機とみる。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/29
ダウ平均は更に上昇
NYダウは3万5000ドルの節目を突破し、過去最高値を更新した。米企業は4〜6月期の決算期を迎えているが、各社が市場予想を上回る好決算を発表していることで、業績環境が株高傾向を支持しているとの安心感が広がっている。米国の早期利上げ観測が後退していることもあり、投資家のリスク選好性は強く、改めて株式市場に対する資金流入が加速している。米国においても新型コロナウイルスのデルタ株に注意が求められるが、景気敏感株を中心に幅広い業種が買われており、更に大きく上値を切り上げることは可能だろう。テーパリングの議論も乗り越えることは可能であり、秋の一段高に向けて買い進みたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/28
金は押し目買い継続
東京金相場は6300〜6500円水準で揉み合う展開に。米早期利上げ観測の後退で下値は固まっているが、改めて上値を買い進むことには慎重ムードが見受けられる。実質金利の低迷状態で押し目は買い拾われているが、今後はテーパリングの議論が本格化することもあり、6500円水準では上値を抑えられている。ただ、FRBの中心メンバーは早期利上げや資産売却などの本格的な政策正常化には消極的であり、今後も資産価格に対する上昇圧力が金相場を支援しよう。ECBもフォワードガイダンスの見直しで超低金利政策の長期化にコミットしており、緩和マネーによる金価格に対する上昇圧力は維持され易い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/27
南アランドに値ごろ感
南アランドは、7.5円の節目を割り込み、約4カ月ぶりの安値を更新した。ズマ元大統領の収監に抗議した暴動が発生し、南アフリカ経済は大きなダメージを受けた。既に暴動は鎮静化に向かっているが、格付会社ムーディーズは、構造改革や財政再建などに取り組む上で直面している課題が一段と複雑化するとの警戒感を示している。格差拡大や高い失業率も暴動の背景にあると見られている。ただ、投資家のリスク選好性は高まっており、新興国通貨に対しても徐々に投機資金が回帰しつつある。世界的に低金利環境が続く中、高金利通貨としてのランドの魅力は維持されており、暴動で急落した現状は物色妙味があろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/22
原油は押し目買い
NY原油は75ドル水準に抵抗を受け、足元では70ドルの節目を大きく割り込む展開になっている。短期的な過熱感に加えて、新型コロナウイルスの「デルタ株」の感染拡大が警戒されている。アジア・オセアニア地区のみならず、欧米でもワクチン未接種者を中心に感染が広がっており、石油需要環境に対するネガティブな影響が警戒されている。一方で、パンデミックによる原油需要に対する影響は徐々に限定される傾向にある。ワクチンの有効性も否定されておらず、これまでと同様にパンデミック収束に向かう過程での一時的混乱との評価になる。需給ひっぱく傾向に変化はみられず、押し目は積極的に買い拾いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/21
トルコリラは反発打診
トルコリラは12円台で揉み合う展開が続いている。急落地合には一服感があり、6月2日の12.44円を最後に安値更新は止まっている。高インフレ環境に対する中央銀行の対応に不透明感がみられることが上値を圧迫しているが、インフレ圧力が概ねピーク段階に到達したとみられることが値固めを促している。インフレが鎮静化すれば、トルコ中央銀行は早期に利下げに踏み切る可能性が高く、リラ相場の急伸シナリオが浮上している訳ではない。ただ、米長短金利が急低下していることで、トルコの相対的な高金利環境が利回りを求める投資家からは評価され易く、リラ相場は値固めから反発を打診する局面になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/20
原油は買い継続
OPECプラスは7月18日の会合において、8〜12月に日量200万バレルの減産規模縮小を合意した。年末に向けての需要拡大に対応できず、原油相場が暴騰するリスクは解消された。しかし、このまま需要が想定通りに伸び続けると、世界的な在庫取り崩し傾向は維持される見通し。特に7〜9月期は在庫が大きく落ち込む見通しであり、原油相場は強含みの展開が維持されよう。足元のNY原油相場は70ドル台前半でやや上値の重さが目立つが、押し目買い優勢の地合は維持されよう。「デルタ株」の脅威には注意が求められるが、安値は積極的に買い拾いたい。これから需要拡大ペースは一気に加速する見通しだ。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/16
白金は一段高へ
NY白金は6月に一時1020ドル台まで下落していたが、7月中旬は1100ドル台前半まで切り返す展開なっている。金相場と同様にFRBの早期利上げ観測から投げ売りが膨らんでいたが、その後はパウエルFRB議長などが性急な利上げを否定したことで、貴金属市場全体が落ち着きを取り戻している。半導体不足による自動車生産の抑制によって、足元の需給がひっ迫化している訳ではない。納車スケジュールの遅れから、消費者の中古車人気が高まっている。ただ、今後は半導体供給の増加によって白金需要も回復に向かう見通しであり、年後半は安値修正の動きが優勢になろう。1200ドル台回復に向かおう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/15
メキシコペソは買い継続
メキシコペソ円は5.5円水準で底固く推移している。米国で利上げの前倒し議論が活発化したことで、6月は一時5.3円水準まで急落した。新興国通貨から資金引き揚げの動きがみられたことが警戒された。ただ、他新興国通貨の低迷が続く中でも、ペソ相場は逆に年初来高値を更新する場面も見られるなど、底固さを維持している。中央銀行が利上げによるインフレ抑制、通貨価値安定化を目指す姿勢を鮮明にしていることが、市場で評価されている。また、好調さが目立つ米経済からの恩恵で、製造業の活動拡大や出稼ぎ労働者の資金還流に対する期待感も強い。米金利上昇が一服する中、上値追いの展開が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/14
ダウ平均は好業績で買い
NYダウは、改めて過去最高値を更新する展開になっている。FRBの早期利上げ観測で一時急落していたが、パウエルFRB議長らが性急な利上げを明確に否定していることで、落ち着きを取り戻しつつある。米長短金利は低下傾向を強めており、株式市場に対する資金流入が促され易い。今後は米企業の4〜6月期決算発表が本格化するが、強めの数値が予想されている。特に金融機関は引当金の解消という特殊要因もあって、昨年の業績悪化の反動が期待されている。仮に金融株が好業績で急伸するスタートダッシュを切れると、企業業績全体に対する期待感が更に強まり、7月の株価一段高に対する期待感も強まろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株式相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/13
白金に買い妙味
白金相場は4300円水準に抵抗を受け、足元では4000円台を割り込む展開になっている。半導体不足の影響が従来想定されていたよりも深刻化しており、自動車生産の遅れが排ガス触媒用貴金属需要にもネガティブな影響を及ぼしている。メーカー各社は生産計画の見直しに着手しており、高まる自動車需要は中古車市場にシフトしている。中古車は新たな触媒用金属を必要としないため、白金市場においては大きな機会損失が発生した状況になっている。一方で、今夏は需要のボトムになるとみられる。半導体供給の正常化は22年にずれ込む見通しだが、今後の需要回復を見据えて安値を買い拾う妙味はあろう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/09
ダウ平均は高値更新へ
NYダウは着実に安値修正を進めている。S&P500やNASDAQ指数は既に過去最高値を更新しており、ダウ平均も万5000ドルの節目突破の方向性になろう。6月は米早期利上げ観測の急浮上で上値を圧迫されていたが、7月は長期金利が逆に大きく低下するなど、投資環境は寧ろ強気に傾いている。今後はテーパリングの議論が本格化するが、FRBは依然として政策支援を解除する状況になったとはみておらず、長期にわたる低金利政策に強くコミットしている。このまま景気回復が進めば、いずれかの時点で利上げ対応は求められるが、当面は緩和マネーと実体経済改善が株価を押し上げる環境は維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
株式相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/08
金は安値修正局面へ
東京金相場は6700円台から一時6228円まで急落したが、6400円水準まで切り返している。米国の早期利上げ観測の浮上で急落していたが、下げ過ぎとの見方が押し目買いを誘っている。従来想定されていたよりも早い時期に利上げが実施される可能性が浮上しているが、それは2023年といった時間軸であり、その時に実際に積極的な利上げ対応を実施できる経済環境が実現しているのかは不透明感が強い。米金利環境も現時点では大きな変動を生じておらず、実質金利は逆に低下傾向を強めている。金利環境だけをみれば、6600〜6700円水準を回復しても違和感のない状態にあり、安値修正が続こう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/07
南アランドは押し目買い
南アランドは、7.7円台をコアに値固めを進める展開になっている。6月は米国の早期利上げ観測が急浮上したことで、新興国通貨から資金を引き揚げ、ドルにシフトする動きがランド相場の上値を圧迫していた。一時は7.61円まで値下がりしていたが、足元では徐々に地合を引き締めつつある。米国早期利上げ観測の織り込みに過熱感が意識されており、最近のドル買い・新興国通貨売りを是正する動きが強まり始めている。米長短金利が鎮静化していること、株高で投資家のリスク選好性が高まっていることも、ランド相場に対してはポジティブである。8円台回復に向け慎重に安値修正を打診する展開を想定したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/06
原油は80ドルへ
NY原油は70ドル台中盤まで値上がりしている。世界的に需要拡大が進む一方、OPECプラスが適度の需給ひっ迫状態を作り出す政策が成功しており、昨年のパンデミック時に積み上がった過剰在庫の一掃が進んでいることが好感されている。現在はドライブシーズンの需要期であり、更に上値を切り上げることも可能だろう。OPECプラス協議では、8〜12月期の増産が決まっているが、需要拡大ペースと比較すると保守的であり、大きな問題にはなりづらい。減産期間の延長を巡る議論で産油国間の対立が報告されていることに注意が必要だが、夏場は更に上値追いの展開が続く可能性が高く、80ドルを目指そう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/02
トルコリラは安値修正か
トルコリラは、12円台で揉み合う展開になっている。米国で早期利上げ観測が浮上していることが新興国通貨の上値を圧迫しているが、大きな値崩れは回避され、逆に一定の底固さを見せている。トルコにおいては、高インフレ環境にもかかわらず利下げに踏み切るのではないかとの警戒感が最大のリスク要因になっているが、米金利上昇・ドル高圧力が強まる中、大規模な資本流出を促しかねない利下げに慎重姿勢を見せ始めている。エルドアン大統領はあくまでも利下げをすべきと主張しているが、金融政策担当者が性急な利下げに慎重姿勢を見せる中、13円台に向けて安値修正の動きが想定できる環境になっている。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/07/01
原油は更に上がる
NY原油相場は70ドル台で底固く推移している。世界経済の正常化でエネルギー需要の正常化も進む中、原油需給のひっ迫化が原油相場を押し上げている。本来であれば米国のシェールオイル増産が始まっても不思議ではない価格水準だが、石油メジャーは収益の改善や脱炭素戦略への投資を優先しており、シェールオイル増産のための投資拡大には慎重姿勢を崩していない。OPECプラスも段階的に協調減産の規模を縮小しているが、あくまでも適度の需給ひっ迫状態を崩さないことが重視されている。これから年末に向けて需要は一気に拡大する見通しであり、原油相場は80ドル台に向けて上昇地合が維持されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/30
白金相場は割安
NY白金は米利上げ前倒し観測を背景に急落していたが、安値修正の動きが優勢になっている。今後の金融政策環境について当局者の意見は割れており、一気に利上げ警戒感を織り込むことが見送られている。当面は緩和的な金融政策環境が続く見通しであり、リスクオン環境が維持されていることが、白金相場も下支えしている。半導体不足による自動車生産の混乱が続いていることはネガティブだが、年後半は徐々に改善に向かう見通し。自動車生産が年後半に回復に向かえば白金需要も上振れし、白金相場は需要拡大圧力の織り込みを再開する展開が支持できる。この時期の安値は買い拾い、年後半の本格上昇を待ちたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/29
メキシコペソの上昇続く
メキシコペソ円は5.6円水準まで値上がりし、年初来高値を更新した。米国で早期利上げを巡る議論が活発化しているが、メキシコ中央銀行の積極的な引き締めスタンスが、ペソ相場を押し上げている。メキシコ中央銀行は6月24日、政策金利を0.25%引き上げ、4.25%とした。インフレ圧力が強まる中、早めの政策対応に踏み切った格好になる。米国のタカ派シフトの動きとも無縁ではないとみられるが、市場の予想以上にインフレ抑制に積極的な姿勢を打ち出していることが、市場では好感されている。リスクオン環境も維持されており、ペソ相場は買われ易い地合が維持されよう。まだ上昇余地は大きい。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/25
日米株は押し目買い
6月16日のFOMCを経て、世界の株式相場は不安定化している。米経済の回復が想定以上のペースで進む中、金融緩和政策による景気刺激策の不要論が浮上しているためだ。想定よりも早く利上げが実施される状況になると、金融相場から業績相場への移行も前倒しで進むことになり、どの銘柄でも買いといった単純な時代は終わる可能性がある。一方で、まだテーパリングに着手さえしていない状況で利上げの議論は過熱状態であり、株式市場に対しては徐々に資金が戻り始めている。また、業績相場に移行したからといって、株価が大きく崩れる必要性もない。既に金利は鎮静化しており、押し目買いの好機と言えよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/24
白金の安値は買い
白金相場は4000円台を割り込む展開。半導体不足の問題が一段と深刻化して自動車生産に遅れが生じる中、排ガス触媒用需要の減速懸念が上値を圧迫している。パンデミック収束と好景気で新車ニーズは高まっているが、半導体不足で納車が遅れる傾向が目立つ。中国では5月の新車販売台数が14カ月ぶりに前年比マイナスになっている。中古車人気が高まっているが、中古車は白金重要の拡大にはつながらない。一方で、半導体不足は4〜6月期がピークになる見通しであり、今後は改めて需要拡大圧力が強まる見通しにある。半導体不足が年末まで続くような状況にならないのであれば、現在の安値は買い場になろう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/23
ダウ平均は押し目買い
NYダウは、調整局面入りしている。16日開催のFOMCにおいて、当局者が2023年に2回の利上げ予想を示したことがサプライズと評価されている。市場の想定以上に速いペースでテーパリング、そして利上げと、金融政策の正常化が進むリスクが警戒されている。これは、金融相場から業績相場への移行が前倒しで進むリスクが浮上していることを意味し、株式投資環境の不安定化を促している。一方で、現段階では利上げは差し迫った脅威とは言えない。23年の経済環境を現時点で予想するのは難しく、当面はテーパリングを来年にどのような形進めるのかが焦点になる。今後も緩和マネーの株価支援は続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/22
金急落は買い場
東京金相場は6700円台まで値上がりした後、6200円台まで急反落した。6月16日開催のFOMCにおいて、当局者が2023年に2回の利上げを予想していることが示されたことが、サプライズと評価されている。市場の想定よりも早く利上げが進展し、インフレが抑制されるのであれば、金に対するヘッジニーズは薄れることになる。一方、23年に実際に利上げを行える状態になっているのかは不透明感が強い。パウエルFRB議長も、まだ利上げを議論できる状況にはないと釘を刺している。米長期金利は上昇を拒否し、金ETF買いは継続している。ドル急伸に歯止めが掛かると、改めて地合いを引き締めよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/18
南アランドは押し目買い
南アランドは、8.1円台まで値上がりした後、7.9円水準まで上げ幅を削る展開になった。良好な実体経済、高利回りを背景に急伸地合が続いていたが、6月中旬以降は利益確定の動きがみられる。足元では新型コロナの第3波が観測されていることもあり、十分に値上がりしたランドの利益を確定し、ロシアルーブルなど出遅れ感の目立つ他の新興国通貨に資金シフトを進める動きも観測されている。ただ、資源高による経常黒字の拡大、財政赤字の縮小、5月企業景況感が約3年ぶりの高水準、高利回りの提供など、強気の相場環境に変化は見られない。短期筋の利食い売りで過熱感が薄れる中、安値は買い拾いたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/17
原油は一段高へ
NY原油は70ドル台定着が進んでいる。北半球がドライブシーズンの需要期に突入しているが、その一方でワクチン接種の広がりで日常生活への危機も進んでいるため、需要拡大ペースが加速するとの期待感が強くなっている。IEAは22年末にはコロナ禍前の需要水準を回復するとして、OPECプラスに対して需要を満たす供給の準備を要請している。OPECプラスが過剰な増産対応を行わない適切な需給管理に成功するのであれば、7月、8月と製油所稼働率の上昇で原油在庫の取り崩しが進み易い。イラン核協議、大統領選を受けてイラン産原油の供給環境が不確実性を増しているが、先高感は維持されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/16
トルコリラ見直しか
トルコリラは、6月2日の12.44円で下げ一服となり、13円水準まで切り返している。米国とトルコの間で首脳会談が実施されており、両国の関係改善に対する期待感が強くなっている。トルコがロシア製ミサイルを配備したことで、米政府が制裁を発動するなど関係が悪化していたが、バイデン氏が昨年の大統領選で勝利してから初の首脳会談になる。何か具体的な成果が得られた訳ではないが、関係改善の方向性は確認されており、今後は実務者レベルで課題解消を進めることになる。エルドアン大統領が中銀総裁を更迭した3月以降の資金流出が反転しつつあり、リラ相場の反発期待が強い。短期反発が狙えよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/15
原油は一段高へ
NY原油相場は70ドル台に乗せた。2018年10月以来の高値を更新している。6月でドライブシーズンに突入したことで、末端の原油需要拡大に対する期待感が強くなっている。新型コロナウイルスの感染被害も欧米を中心に一服感がみられ、今後は行楽需要が一段と拡大するとの期待感が織り込まれている。製油所稼働率は既に上昇し始めているが、今後は在庫の取り崩しも本格化する見通し。IEAは需要を満たすために供給増加を要請しており、需給の引き締まりが強く意識される状況になっている。18日にはイラン大統領選が控えていることも警戒され、地政学リスクも織り込まれ易く、上昇相場が続こう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/11
白金の安値は買い場
NY白金は4000円台前半でやや上値の重い展開が続いている。中国のインフレ懸念で中国経済の先行き不透明感が高まる中、銅など工業用金属全体に調整圧力が目立つ状況にある。昨年からの急伸地合の反動もあって、上値が圧迫されている。一方で、白金需給は引き締まっている。自動車需要は昨年の急激な落ち込みから回復が進んでいるが、更に環境規制強化で触媒用貴金属需要は大きく上振れし易くなる。工業関連プラントの需要も底固く、適度な需給ひっ迫状態が維持され易い。白金需給とは関係なく調整売りが広がった局面では、物色妙味があろう。工業用金属目線で値下がりした局面は、積極的に買い拾いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/10
メキシコペソは買い
メキシコペソ円は5.5円の節目を突破し、改めて年初来高値を更新している。新型コロナウイルスの感染被害はなお収束していないが、米経済の成長加速の恩恵を受けている。メキシコ中央銀行は2日に公表した四半期報告で、今年の経済成長見通しを従来の4.8%から6.0%まで大きく引き上げている。半導体不足による自動車・部品工場の稼働率低下といった警戒すべき動きもみられるが、それ以上に米経済成長にけん引される形で、経済活動が活発化している。インフレ環境に注意が必要だが、既にメキシコ中央銀行の緩和サイクルは終了し、近く利上げに踏み切るとの観測もポジティブ。6円台乗せを試そう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/09
日米株価は一段高へ
NYダウは、過去最高値圏での取引が続いている。新型コロナの世界的大流行による国家的緊急事態から1年2カ月が経過し、過熱感のある経済成長軌道に乗っていることが好感されている。ワクチン接種が順調に進み、これまで抑圧されていた経済活動が一気に活性化している。製造業に加えて個人消費の伸びも著しいが、今後も金融緩和や財政出動といった政策支援が続き易く、株式市場に対する投機マネー流入が続き易い。日本も、ワクチン接種が急速に進展しており、近く欧米でみられるような景気拡大が進む可能性が高まっている。5月の日本株はパンデミックに圧迫されたが、その反動局面に備えて買い進みたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/08
白金は押し目買い
白金相場は4000〜4400円水準で膠着化している。需要回復を背景に急ピッチな値上がりが続いていたが、足元では上げ一服感が目立つ状況にある。ネガティブ材料が浮上してきた訳ではないが、短期的な過熱感が調整売りを誘っている。これと同様の動きは銅相場などでも観測されており、工業用金属相場が調整局面入りしている。ただ、これはあくまでも過熱感解消の動きであり、白金需給のタイト化見通しに変化はない。半導体供給不足といった混乱状態でも自動車生産・販売は着実に伸びており、工業関連需要も底固い状態が維持されている。金やパラジウムに対する割安感もあり、安値は積極的に買い拾いたい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/04
ダウ平均は買い継続
NYダウは、過去最高値圏での取引が続いている。インフレ圧力が強まる中で、早期テーパリング観測から急落する場面も散見されているが、押し目は着実に買い拾われている。このまま経済活動が正常化すれば、いずれかの時点で金融緩和政策の見直しが要求されるが、差し迫ったリスクとは評価されていない。実質ベースでの企業収益低下、増税の議論にも注意が必要だが、足元では新型コロナのワクチン接種普及と連動して米経済は活況を呈しており、株式市場に対する資金流入が促され易い地合が維持されている。今後もハイテク株の値動きは不安定化し易いが、景気敏感株を中心に買いが膨らみ易い環境が続く見通し。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/03
インフレの金買い続く
東京金相場は6700円水準まで値上がりする展開になっている。インフレの脅威が本格化する中、投機マネーはインフレヘッジ機能が優れた金市場に流入している。インフレが一時的か否かは議論があるが、少なくともFRBは早期に緩和政策を縮小することには消極的であり、米長期金利が抑制されていることもポジティブ。しかも、暗号資産ビットコイン価格が不安定化していることで、金からビットコインに対する資金の流れが、ビットコインから金に逆流していることも、金価格をサポートしている。足元では原油など素材市況の高騰に歯止めが掛かっておらず、金相場は7000円台に向けて上昇が続くとみる。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/02
南アランドは一段高へ
南アランドは、8円の節目突破を打診する展開になっている。ドル安やコモディティ相場の堅調地合を手掛かりに、ランド買い優勢の地合が続いている。対円では過去4カ月連続で上昇を続けている。南アフリカ国内でもインフレ高進の兆候が見られ、約1年ぶりの高インフレ環境になっている。しかし、景気回復が進んでいることで南アフリカ中央銀行は政策引き締めの可能性も示唆しており、マーケットでは資金流出の動きは回避できるとの楽観ムードが強い。米国でも政策正常化の議論が盛り上がっていることに注意が必要だが、リスクオン環境で投資家の高利回りを求める動きは強く、ランドに対する資金流入は続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/06/01
原油は需要期突入
NY原油は60ドル台中盤で底固い展開に。米国では5月31日のメモリアルデー後に、本格的なドライブシーズンに突入する。良好な気象環境、これまでの行動規制の反動、消費者マインドの改善を背景に、大量のガソリン消費が想定される時間帯になる。既に5月段階からガソリン需要は増加の兆候を見せており、コロナ禍前の水準を回復しつつある。今後は大量のガソリン需要に対応するために製油所稼働率も上昇し、原油在庫の取り崩しが本格化する見通しになっている。原油需給リバランスは一気に加速する。イラン核協議の動向に注意が求められるが、一気に70ドル台乗せを打診する可能性も想定しておきたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/28
トルコリラは下げ過ぎ
トルコリラは、改めて13円台を割り込む展開に。米金利低下、ドル安と新興国通貨を取り巻く投資環境は改善しているが、リラに関しては上値の重い展開が維持されている。トルコ国内のインフレ率は約2年ぶりの高い伸び率を示しているが、中央銀行が十分な対策を講じないのではないかとの警戒感が強い。25日には4人の中銀副総裁のうち1人が解任されるなど、依然として政治的な混乱が続いている。ただ、米国側で金融緩和策の早期見直しを巡る観測が後退する中、ドル安で新興国通貨高圧力が目立つ状況にある。南アフリカランドやメキシコペソに対する買い圧力は強く、出遅れたリラにも物色妙味があろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/27
原油は買い継続
NY原油相場は60ドル台中盤で底固く推移している。イラン核協議の進展が報告される中、イラン産原油の市場復帰のリスクが上値を圧迫している。ただ、世界経済が急激な改善傾向にある中、イラン産原油の出荷増に関しては、拡大する需要で吸収可能との見方が強い。OPECプラスの需給管理に対する信頼感も強い。米金融大手ゴールドマン・サックスも、年末までにブレント原油80ドルを予想している。今後数か月は需要の急拡大が見込まれており、原油相場は買い対応が基本になろう。早期に高値更新サイクルを再開する可能性もある。イラン核合意の協議進展、インドなどの需要不安で売られた場面は買いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/26
白金の押し目は買い
NY白金は1200ドル水準での取引に。年初の1081ドルからは大きく値位置を切り上げているが、一本調子の上昇トレンドを形成する程の力はなく、売買が交錯気味になっている。足元では、中国政府が金属価格の高騰をけん制する動きを強めていることが警戒され、非鉄金属相場の上げ一服感が白金相場の上値も圧迫している。ただ、この結果として需給とはかい離した安値形成が進んでおり、白金相場の物色妙味は高まっている。自動車触媒や工業関連需要は堅調であり、年間需給バランスも小幅供給不足状態が見込まれている。金相場がインフレ懸念で値上がりしていることもあり、白金相場も安値は買い拾いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/25
メキシコペソは一段高へ
メキシコペソ円は一時5.5円台まで昨年3月以来の高値を更新するなど、底固く推移している。隣国である米経済が活況を呈する中、メキシコ経済もその恩恵を受けることが強く期待されている。4月GDPは前年比20.6%増に達しており、年間でも5%超の成長率は達成可能との見方が広がっている。インフレ圧力が安定しているため、利上げを行わなくても通貨価値は安定しており、高利回りを求める投機マネーがペソを積極的に物色している。格付け会社の見通しも安定しており、株価急落といった動きがみられないのであれば、ペソは買われ易い環境が維持されよう。6.0円の節目を試す展開が想定される。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/21
ダウ平均は一段高へ
NYダウは、過去最高値となる3万5000ドル台を一時回復するなど底固く推移している。足元ではインフレ懸念から資産価格全体が不安定な値動きを見せており、株式市場でも早期利上げ懸念からハイテク株などに対して早めに利食い売りを進める動きも目立つ。ただ、実体経済や企業業績の改善を背景とした株高環境とあって、基調は強い。このまま景気回復が進めばいずれかの時点で金融緩和政策見直しの議論を消化する必要性があるものの、現状ではまだ株式市場からの資金引き揚げは現実的なリスクになっていない。米国ではワクチン普及で日常生活が取り戻され、好景気を実現している。株価は更に上昇しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/20
白金は買い継続
白金相場は4200円台まで値上がりしている。金相場が年初来高値を更新したのに続き、2月の今年最高値4524円を窺う展開になっている。半導体の供給不足による自動車生産の混乱には注意が必要だが、それ以上に新車生産の拡大、排ガス規制強化による需要刺激効果への期待感が強い。工業用もガラスファイバーなどの需要が旺盛であり、WPICは今年1〜3月期も4四半期連続で供給不足になるとの見通しを示している。しかも、4月以降は金価格が騰勢を強めている。インフレ懸念から銀など他の貴金属相場も物色されており、白金相場も上昇し易い環境が維持される。緩やかな上昇トレンドが続くとみる。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/19
ダウ平均は一段高へ
NYダウは、過去最高値となる3万5000ドル台まで上昇した後、上げ一服となっている。急激なインフレ圧力を受けて、FRBが金融緩和政策の見直しを迫られるとの見方が、調整売りを誘っている。一方でクラリダFRB副議長を筆頭に、当局者からはインフレは一時的として、政策対応の必要性を否定する発言が相次いでいる。今後も緩和マネーの供給が止まることはないだろう。ワクチン接種で米国民は日常生活を取り戻しつつある一方、1〜3月期の企業業績は前年比で50%を超える増益となった。米経済は世界の先陣をきって着実に回復を進めており、今後も株高傾向は維持されよう。買い方針を維持したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/18
インフレで金買い
東京金相場は緩やかな上昇地合を維持している。3月には一時5852円まで値下がりしていたが、足元では6500円水準まで値上がりしており、年初来高値を更新している。背景にあるのは、インフレ圧力の強さだ。原油や銅、木材から農産物まで幅広いコモディティ価格が急伸している。更に経済活動の活発化もインフレ圧力を強めており、4月の米消費者物価指数は前年比で4.2%上昇に達している。米長期金利の急伸傾向が一服していることもあり、通貨価値の棄損が進む中、投資家のインフレヘッジニーズは著しく強くなっている。コモディティ市場全体が物色され易いが、特に出遅れ感のある金の先高感は強い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/14
南アランドは買い継続
南アランドは、7.7円台まで値上がりする展開になっている。新型コロナウイルスの感染被害が抑制される中、経済活動の正常化が進んでいることが高く評価されている。3月製造業生産は前年比4.6%増となっている。行動規制の緩和が経済活動を素直に活発化させている。また、格付け会社ムーディーズは、ソブリン格付けを据え置き、格下げ懸念が後退したこともポジティブ。南アフリカ与党が汚職疑惑で起訴された高官を停職にするなど、汚職対策が進んでいることも好感されている。米国でインフレ懸念が高まっていることに注意が必要だが、投資家の高利回りを求める動きは強く、上昇トレンドが維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/13
原油は買い継続
NY原油は60ドル台中盤で底固く推移している。インドでパンデミックが深刻化しており、原油需要に大きなダメージが生じるのは必至である。ただ、マーケットではそれ以上に年後半の需要回復に対する期待感が強く、堅調地合が維持されている。ワクチン接種で先行した欧米では既に行動規制の解除が進んでおり、このままワクチン接種が広がれば輸送用エネルギー需要の回復が進むとの見方が、確信に変わり始めている。ドル安傾向もポジティブであり、原油相場の先高感は維持される。インドの需要不安などで調整売りが広がる場面では、積極的に買いポジションを構築していきたい。70ドルを狙える相場とみる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/12
トルコリラは下げ一服か
トルコリラは、13円台前半で揉み合う展開になっている。インフレ圧力の強さを背景に4月は一時12.67円まで下落したが、その後は下げ一服となっている。トルコ中央銀行はインフレ圧力が再び高まっていることを受けて、市場に広がる利下げ観測を否定し、インフレ抑制まで引き締め的な政策スタンスを維持すると発表している。これが通貨価値を維持するために十分な施策と言えるのかは議論もあるが、少なくともインフレ高進環境での利下げという最悪の対応は行われない見通し。投資家のリスク選好性が高まり、トルコ国内では新型コロナウイルスの感染被害が収束に向かう中、リラは安値修正が打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/11
原油は更に続く
NY原油相場は60ドル台中盤で底固く推移している。インドなどで新型コロナウイルスの感染被害が深刻化しているが、需要回復トレンドに修正を迫るような動きとは評価されていない。ワクチン接種が進む欧米では外出規制、旅行規制が段階的に解除されており、良好な経済環境もあって輸送用エネルギー需要が拡大し易い環境にある。供給環境に大きな変化が見られない以上、原油市場の焦点は需要拡大期待を織り込み続けるか否かになるが、マーケットでは楽観ムードが強い。インドの感染被害拡大でも60ドル割れは回避され、先高感が維持される。トレンドフォローの押し目買い対応を継続し、70ドルを狙いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/05/07
白金は買い継続
NY白金はじり高傾向を維持している。欧州やインドのパンデミックが警戒されるが、世界全体としての自動車触媒や工業、宝飾需要などの回復期待が強い。欧米では新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでおり、5〜6月は各種行動規制が段階的に解除される見通しになっている。まだ先行き不透明感は強いが、昨年の需要低迷の反動圧力が更に強まるのは必至の状況にある。パラジウムは連日のように過去最高値を更新しており、白金相場は値位置の低さから下落リスクの乏しい安定投資が可能な貴金属として高く評価されている。パラジウムの3000ドルに対して、白金は1200ドル台であり、物色妙味は大きい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/29
メキシコペソは買い継続
メキシコペソ円は5.4円台で高止まりしている。ドル円は上げ一服となっているが、ペソ円に関しては年初来高値圏を維持している。米経済の過熱化が進む中、ペソは買われ易い状態になっている。米国では新型コロナウイルスのワクチン接種が順調に進んでおり、経済活動は着実に正常化に向かっている。大型追加経済対策の効果もあり、更に成長加速が進み易い。米国に国境を接するメキシコ経済は、米経済との連動性が強く、米経済過熱化の恩恵を最も強く受ける国の一つである。月末月初の経済指標で米経済の好調さが再確認されると、ペソに対しても買い圧力が強まり易くなる。5.5円の節目突破を打診しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/27
ダウ平均は買い継続
NYダウは、乱高下しながらも着実に上値を切り上げる展開が続いている。経済指標は経済が過熱化に向かっていることを明確に示しているが、金融緩和と財政出動による景気支援は今後も継続される見通しであり、資産価格の上昇し易い環境が維持されている。原油や銅など素材市況も堅調であり、投資家のリスク選好性は極めて強い。バイデン政権の増税の動き、政策調整のリスク、ビットコイン価格の急落などには注意が必要だが、1〜3月期企業業績も良好であり、更に上値を切り上げる展開になろう。経済指標や企業業績が株高を支援していることを確認しつつ、政策調整のリスクを警戒しながら買い対応を続けたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/23
白金は一段高へ
白金相場は4000円台で底固く推移している。昨年3月にはパンデミックのショックで一時2000円台を割り込んでいたが、着実に値位置を切り上げている。まだパンデミックは収束したとは言い難い状況にあるが、世界的に新車販売市場が改善傾向にあることが、排ガス触媒用の貴金属需要を押し上げている。白金以上に需給がタイトなパラジウム相場は連日の過去最高値更新になっており、白金相場に対しては割安感や出遅れ感が残されている。ロシアの鉱山トラブルも効いており、今後は需要環境が一段と強気に傾く動きと連動して、更に上値を切り上げることも可能だろう。5000円トライも十分に想定できる。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/4/22
ダウ平均は買い継続
NYダウは、4月も過去最高値を更新する展開になっている。1〜3月期の企業決算発表が始まっているが、初期段階では市場予想を上回る好決算の発表が目立つ。実体経済の回復と連動して、企業業績も上向いているとの評価が、株高傾向を支持している。依然として業種間の格差は大きく、株高のけん引役は目まぐるしく変わっている。足元ではハイテク株の勢いがやや鈍化傾向にあるが、株価全体としては上昇基調が維持され易い。米経済は過熱化も警戒されるが、FRBは緩和スタンスを修正することを否定し続けている。大型インフラ投資計画の実現も期待されており、トレンドフォローの買い対応が基本になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/20
金相場は底入れか
東京金先物は底入れした模様だ。3月5日の5852円をボトムに、6200円台まで値上りしている。今年は米長期金利急伸を受けて、金利を生むことのない金相場は急落した。円安の影響で円建て金相場に対する影響は限定されたが、それでも昨年5月以来の安値を更新している。ただ、その米長期金利急伸に関してはオーバーシュート状態との評価が固まる中、少なくとも短期的な金売り圧力に関しては一服感が強い。インフレ懸念を織り込んでいたが、FRBは依然として政策調整に否定的な姿勢を崩しておらず、金利のピークアウト感が意識される。金ETFが続いていることに要注意も、下値を固める展開になろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/16
南アランドは一段高へ
南アランドは、7.5円水準で高止まりしている。パンデミックから世界経済の回復が進む中、新興国通貨に対する投資家の関心が維持されている。米長期金利の水準が大きく切り上がったため、新興国通貨への資金流入は止まるとの観測もあったが、投資家のリスク選好性は維持されており、できるかぎり高利回りの資産に対する投資を拡大したいとのニーズは強い。南アフリカ経済も決して先行きを楽観視できる状況にはないが、政策金利は3.50%あり、昨年中盤以降は利下げサイクルも終わっている。直ちに利上げができる訳ではないが、パンデミックの影響が解消の方向に向かう中、ランドの物色妙味は大きい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/15
原油は一段高へ
NY原油は60ドルの節目を挟んで揉み合う展開になっている。欧州やインドなどのパンデミックによる需要不安が上値を圧迫するも、大きく値を崩すことはなく、下値を固めている。確かに短期需要環境を巡っては不確実性が高まっているが、年間を通じた強力な需要拡大見通しには変化が生じないとの楽観ムードがある。新型コロナのワクチン接種が進み、外出や渡航制限が緩和されれば、需要回復が進むとみられている。OPECプラスも需給リバランスの流れを損なうような大規模増産は行わない見通し。年後半の在庫減少を先取りする動きが、原油相場を支援し続けよう。需要不安で売られる場面は、買い場になる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/13
トルコリラは転換期に
トルコリラは、約4カ月ぶりの安値となる13円台前半まで下落した。2月下旬には一時15円台まで上昇していた相場だが、中央銀行の独立性を巡る問題が再燃していることが、相場を圧迫している。エルドアン大統領が中央銀行総裁を更迭し、現在19.00%の政策金利を一けた台まで引き下げることを主張しているため、金融政策が政治的圧力によって歪められるとの警戒感が強くなっている。カブジュオール新総裁は、利下げを予定している訳ではないとマーケットに落ち着きを呼び掛けているが、今後は大統領の圧力に屈して通貨安と高インフレ環境での利下げを迫られるのか、極めて重要な分岐点を迎えている。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/09
原油に上昇エネルギー
NY原油相場は60ドルの節目を挟んで揉み合う展開が続いている。欧州やインドなどで新型コロナの感染被害が改めて深刻化する中、短期需要不安に上値を抑えられている。一方で、再び大きく値を崩すことはなく、60ドル水準を維持できていることは高く評価できよう。OPECプラスの需給管理に対する信頼感の強さが窺える。パンデミックのリスク評価に強く依存する展開が続くが、変異株による感染被害の織り込みが一巡すると、大きな上昇エネルギーを抱えた状態にある。感染被害拡大による調整局面は、買い場になろう。年末に向けて需要拡大が進む流れの中で、パンデミックは一時的なブレーキに留ろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/16
白金は更に上昇する
NY白金は2月16日の1348ドルで上げ一服となったが、3月上旬に1200ドル台前半で支持され、足元では1200ドル台中盤まで切り返している。欧州やインドなどでパンデミックが再燃していることが警戒されるも、底固さが再確認されている。自動車市場の成長、環境規制による触媒需要増加に対する信頼感は強く、需給ひっ迫の織り込みが続いている。パラジウムは年初来高値圏での取引になっており、白金相場も上振れし易い環境にある。パンデミックが収束に向かうと、跳ね上げる可能性もあろう。パンデミックの影響で暫くは不安定な地合が続く可能性もあるが、安値は着実に買い拾っておきたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/06
メキシコペソは一段高
メキシコペソ円は5.4円台まで急伸し、約1年ぶりの高値を更新した。昨年4月には一時4.2円台まで急落していた相場だが、世界経済の回復と連動して投資家のリスク選好性の回復傾向を受け、ペソ買い優勢の地合が続いている。米金利上昇・ドル高環境だが、投資家の新興国通貨投資に対する関心は高まっている。特にメキシコに関しては、中央銀行の利下げサイクルが終了したとの見方が強くなっていること、隣国米経済の過熱化の恩恵を受けるとの見方から、投資人気が高まっている。直ちに利上げが実施される環境にはないが、今後はインフラ投資計画を打ち出した米経済成長の恩恵を受け、ペソ高が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/02
ダウ平均は高値更新続く
NYダウは、2月に続いて3月も大きく値位置を切り上げ、過去最高値水準での取引が続いている。米長期金利上昇で株高は終わったとの見方もあったが、景気循環株を中心に買われている。緩和マネーの提供が続いている一方、バイデン政権は大規模な財政出動を展開しており、米経済の過熱化が株高を促す構図になっている。まだ債券市場に本格的に資金シフトを進める状況にはないだろう。4月のダウ平均株価は、2006年から過去15年連続で上昇している。突発的な急落局面も増えるなど、従来よりも慎重姿勢が求められるが、まだ米国株の上昇に息切れ感はみられない。トレンドフォローの買い対応が基本になる。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/04/01
白金は上昇続く
白金相場は4000円の節目水準で売買が交錯する展開になっている。需要回復期待から急ピッチな値上がりが続いていたが、欧州でパンデミック対策のロックダウンなどの動きが広がりを見せる中、上げ一服となっている。欧州は排ガス触媒用需要の主要市場であるが、2月に続いて3月も新車販売台数が抑制されるとの見方が、調整売りを誘っている。一方で、世界の新車販売市場が昨年にみられたような大きな落ち込みを見せる可能性は低い。ガラスなど各種の工業関連需要も底固く推移している。ロシアの供給障害でパラジウム相場の値位置が大きく切り上がっていることもポジティブであり、押し目買いを継続したい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/3/30
ダウ平均は一段高へ
NYダウは、3万3000ドルの節目を巡る攻防に。欧州で新型コロナの感染被害が拡大する中、一時的に急落する場面も見られたが、押し目は買い拾われている。米国でも変異株の感染拡大が警戒されるが、実体経済の底固さが目立つ中、投資家のリスク選好性は維持されている。各種経済指標は活動の正常化圧力を示しているが、インフレや雇用環境の正常化が遅れる中、金融緩和は長期にわたって継続される。バイデン大統領は大型経済対策に続いてインフラ投資計画を打ち出す見通しであり、米経済は更に過熱化に向かう可能性が高い。金利動向によっては乱高下を迫られることになるが、過去最高値更新が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/26
金相場は値固め打診
東京金先物は、6000円水準でやや上値の重い展開が続く。米長期金利の上昇でドル建て金相場の上値が圧迫されているが、それと同時に円安が進行していることで、円建て金相場の値動きは限定されている。経済活動の正常化期待のみならず、過熱化に対する警戒感が、米金利上昇を通じて金相場を圧迫している。一方で、高インフレ環境では金相場は大きく上昇する傾向が強い。金利環境が沈静化すると、押し目買いが膨らもう。また、大型経済対策法案の成立で米債務膨張に対する警戒感が強くなっているが、近くインフラ投資計画も発表される予定である。債務の持続可能性が問われた際も、反発機運が高まろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/25
南アランドの上昇続く
南アランドは、7.3円まで上昇して約1年ぶりの高値を更新した後、7.0円水準まで軟化する展開になった。世界的な株高・資源高で投資家のリスク選好性が高まる中、新興国通貨や資源国通貨も物色対象になり、ランド相場も上値追いの展開が続いた。南アフリカの財政赤字に対する懸念の声も強いが、単純に新興国通貨に対する投資余力が存在するか否かが議論されている。2月末にかけては米金利急伸から投資環境が不安定化し、ランド相場も高値から下押しされている。しかし、実体経済の改善は進んでおり、金融緩和や財政出動の展開も維持されている。米金利が沈静化すれば、改めて上値追いの展開になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/23
原油は買い継続
NY原油は3月8日の67.98ドルをピークに上げ一服となっている。需要拡大とOPECプラスの協調減産による需給の引き締まりを背景に上昇地合が続いていたが、一時60ドル台を割り込む展開になっている。欧州で再び新型コロナの感染被害が広がっており、輸送用エネルギー需要の下振れリスクが警戒されている。米長期金利急伸による投資環境の悪化もネガティブ。一方で、IEAが年後半の急激な在庫減少見通しを示すなど、需給リバランスに対する信頼感は維持されている。過熱感が強まる中、適度の調整圧力は歓迎できよう。これからドライブシーズンに向かう季節要因もあり、押し目は買い拾いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/19
トルコリラは上昇続く
トルコリラは、米長期金利急伸を受けての売りを消化し、改めて地合を引き締めている。米長期金利急伸で一時的に新興国通貨から資金を引き揚げてドルに回帰する動きがみられたが、持続性はなかった。FRBは17日の会合でも金融緩和政策が長期化する見通しを再確認しており、リスク選好性を高めた投資家が、改めてリラ相場を物色している。トルコ国内では再びインフレ率が高まっていることが警戒されているが、トルコ中央銀行はインフレには利上げで対応する方針を示しており、早ければ18日の会合で政策金利が引き上げられる。新型コロナの感染拡大に注意が必要も、金融政策への信頼感からリラ高は続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/18
白金は買い継続
白金相場は4000円台をコアに底固く推移している。パンデミック後の需要回復に対して高めの信頼感があり、押し目買い優勢の展開になっている。新車販売市場環境の改善に加えて、工業関連触媒需要も強く、短期需給の引き締まりが意識されている。WPICも今年は3年連続の供給不足になるとの見通しを示している。白金供給環境も改善しているが、需要環境と歩調を合わせた改善とあって、供給サイドからの需給緩和リスクは低い。しかも、世界的な脱炭素の動きで水素社会銘柄としても白金の注目度は高くなっている。水素発電や燃料電池需要の先行きに対する期待感も投資認識を高め、白金相場を押し上げよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/16
原油は買い継続
NY原油は60ドル台中盤まで値上がりする展開になっている。OPECプラスは4月も大規模な減産対応を実施せず、原油高には対応を講じないことを確認している。年前半の需要環境は依然として脆弱であり、下期に需要が着実に回復するのかを見極めたいとの慎重姿勢が見受けられる。サウジも3月終了予定の自主減産を、4月以降も継続する方針を確認している。原油高で米国、カナダ、ブラジル等の増産リスクが警戒されるが、現段階では需給リバランスを阻害するような勢いは確認できない。このまま需要回復とOPECプラスの需給管理が維持されれば、年間を通じて在庫の取り崩しが進み、原油高が続こう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/12
メキシコペソは買い
メキシコペソ円は5.2円水準で高止まりしている。米金利急伸と連動してドル高がペソ相場を下押しする場面も見られたが、大きな値崩れはみられず、底固さが再確認されている。メキシコ経済の動向を決定づける米国では、新型コロナウイルスの感染被害が収束に向かう一方、バイデン大統領の大型経済対策が実現に向かっている。米経済は回復を通り越して過熱化に向かうのではないかとの懸念が強まる中、メキシコ経済もその恩恵を受けよう。原油相場の急伸傾向もポジティブであり、上昇トレンドにおける踊場局面との評価になる。半導体不足による自動車生産鈍化などに注意しつつ、上値切り上げが打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/11
ダウ平均は上昇続く
NYダウは、米長期金利の急伸で調整売りが膨らむも、改めて押し目買いが入り始めている。急激な金利環境の変化で投資家のリスク選好性が一時的に後退したが、金利水準の急激な変動を抑えることができれば、株式相場はまだ買い優勢との評価が強いとみられる。投機色の強いハイテク株は不安定化しているが、株式市場全体では景気回復の恩恵を受ける景気循環株や金融株が人気を集めており、株式市場からの本格的な資金流出は回避されている。暫くは不安定な地合が続くも、ダウ平均は場中に過去最高値を更新する動きも見せている。今後も金融緩和や景気対策の株価支援は続くことになり、買い方針を維持したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/09
白金に値ごろ感
白金相場は上げ一服となっている。需給ひっ迫見通しを背景に一時4524円まで値上がりしていたが、4000円台を割り込んでいる。米長期金利の急伸で投資環境が不安定化した影響であり、非鉄金属相場なども同様に売られている。暫くは投資環境の動向に注目する必要がある。ただ、白金需給の強気評価には変化が生じていない。世界的に需要は回復トレンドにあり、年間を通じて需給は引き締まり易い。米国では現金給付の上乗せを含む大型経済対策法案が成立する見通しであり、家計部門が自動車などの購入意欲を強める可能性が高い。株価不安定化で暫くは不安定な地合が続く可能性があるも、値ごろ感が強い。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/05
ダウ平均は買い継続
NYダウは、3万1000ドル水準で揉み合う展開に。米長期金利の急伸を受けて、ハイテク株などを中心に調整売りを進める動きが目立つ。金利上昇ペースの速さに対する警戒感が強く、金利沈静化までは瞬間的な下振れリスクを抱える。一方で、長期金利の1.5%水準は決して株式市場からの資金引き揚げを本格化させる程の水準ではない。FRBはこの程度の金利上昇であれば問題がないとの評価を維持している。また米議会では、3月中旬にも大型追加経済対策法案が成立する可能性が高い。金利環境が落ち着きを見せれば、強力な金融緩和と財政出動、そして企業業績改善で上昇が再開されよう。買い方針を維持。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/04
金相場に出遅れ感
東京金先物は、6000円水準でやや上値の重い展開になっている。米長期金利の急伸を受けて、ドル建て金相場が約8か月ぶりの安値を更新していることが嫌気されている。円安の影響で円建て金相場の大きな値崩れは回避されているが、それでも上値の重さが目立つ状況になっている。インフレ警戒感が強くなっているが、それ以上に金利上昇圧力が強いことが嫌気されている。金ETF売却の動きも強い。一方で、過去の金相場は高インフレ環境にあって高い確率で上昇している。既にインフレ警戒へのヘッジとして原油や銅相場などが高騰しているが、インフレヘッジの本命とも言える金相場には出遅れ感が目立つ。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/03/02
南アランドは買い継続
南アランドは、7.3円まで上昇して約1年ぶりの高値を更新した後、7.0円水準まで軟化する展開になった。世界的な株高・資源高で投資家のリスク選好性が高まる中、新興国通貨や資源国通貨も物色対象になり、ランド相場も上値追いの展開が続いた。南アフリカの財政赤字に対する懸念の声も強いが、単純に新興国通貨に対する投資余力が存在するか否かが議論されている。2月末にかけては米金利急伸から投資環境が不安定化し、ランド相場も高値から下押しされている。しかし、実体経済の改善は進んでおり、金融緩和や財政出動の展開も維持されている。米金利が沈静化すれば、改めて上値追いの展開になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/26
原油の安値は買い
NY原油は60ドル台に乗せた。短期的には米テキサス州の寒波によって発生した供給障害の影響だが、寒波収束後も息の長い上昇が続き易い。世界の石油需要見通しは急速に改善している。各国で新型コロナの新規感染者数は減少に転じ、いよいよワクチン接種も本格化している。コロナ禍の反動から外出ニーズは高まっており、ドライブシーズンのガソリン需要回復が期待されている。しかも、OPECプラスは原油需給管理へのコミットを続けている。協調減産を必要以上に早く解消するような出口戦略の失敗がなければ、世界的な原油在庫の取り崩しから、原油相場は強含みの展開が続き易い。買い対応を維持したい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/25
トルコリラは買い
トルコリラは、15円台に乗せて上げ一服となっている。急ピッチな上昇相場に短期達成感がみられるが、押し目買い優勢の地合は維持されよう。投資家のリスク選好性は維持されており、新興国通貨や資源国通貨は物色され易い。トルコ中央銀行の利上げ対応には一服感がみられるが、インフレ高進のリスクが高まれば、躊躇なく追加利上げに踏み切る姿勢を鮮明にしている。金融政策が機能する状況になる中、格付け会社フィッチは見通しを「安定的」に引き上げている。トルコ国内の新型コロナ対策が一服し、3月には経済活動が正常化に向かうとの見通しもポジティブ。15円の節目を完全に上抜く方向性を想定したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/23
白金は更に上昇する
白金相場は4300円台まで急伸する展開になった。コロナ禍からの世界経済の回復期待が織り込まれており、原油や非鉄金属などと歩調を合わせた急伸地合になっている。世界の新車販売市場は急激な回復が期待できる一方、排ガス規制強化の動きから1台当たりの使用量も増加し易い。脱炭素による水素エネルギー用の需要拡大も期待されている。工業分野でも、ガラスや電子部品などの製造業プラント建設が活発化しており、需要の底上げに寄与し易い。金相場の上げ一服感、短期的な過熱感が数少ないネガティブ材料になるが、需給ひっ迫化の流れが織り込まれる中、一段高を狙うことが可能だろう。買い方針を維持。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/19
原油はまだ上がる
NY原油は60ドル台を回復した。直接的には北米の寒波で需給の混乱が報告されている影響だが、パンデミックからの世界経済、そして原油需要の回復期待が織り込まれている。既にパンデミック発生前の相場水準を回復しているが、OPECプラスは在庫環境の正常化を目指す方針を維持する見通しであり、在庫の取り崩しが原油相場を押し上げる教科書的な値動きが想定されている。冬の需要期が終わると調整売りも膨らみ易いが、株式や非鉄金属なども底固く推移しており、従来のように50ドル水準に回帰する必要性は乏しい。在庫の減少はこらからが本番であり、トレンドフォローの買いで一段高を打診したい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/18
メキシコペソに追い風
メキシコペソ円は5.2円台で底固く推移している。投資家のリスク選好性が高まる中、新興国通貨が物色されており、昨年3月以来の高値圏で取引されている。メキシコ経済は米経済との連動性が強いが、その米国で新型コロナの感染被害が収束に向かっており、経済活動が活発化していることが好感されている。大型経済対策法案の早期成立によって、米経済が過熱化すれば、メキシコ経済に対する恩恵は大きい。しかも、原油相場が急伸しているため、産油国通貨の視点でもペソは買われ易い地合になっている。米長期金利上昇に伴うドル高圧力に注意が必要だが、投資家のリスク選好性の高さから、ペソ買いは続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/16
ダウ平均は更に上昇か
NYダウは、3万1000ドル台中盤で過去最高値を更新。10〜12月期の企業決算発表を無難に消化し、堅調な値動きが続いている。新型コロナに関しては新規感染者数が抑制され始める一方、ワクチン接種が始まっており、経済活動の正常化期待が強くなっている。一方、バイデン政権は依然として強い危機感を有しており、議会では大型経済対策の協議が本格化している。また、FRBは市場に広がるテーパリング観測を明確に否定し、最大雇用の実現に向けて積極的な緩和策を展開する方針を確認している。経済の正常化と政策のフル稼働が同時進行する中、株高基調に修正を迫るのは難しい。買い方針を維持したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/11
白金は買い継続
白金相場の上昇が続いている。年初の3512円に対して1月は3700円水準まで値上がりしていたが、2月中旬には4000円の大台乗せも視界に入れる値動きになっている。背景にあるのは、米国で追加経済対策法案の審議が本格化していることだ。大規模な投資によって景気回復ペースを加速させることになり、自動車触媒や工業関連需要の底上げが期待されている。クリーンエネルギー政策の白金需要に対する影響は評価が割れているが、少なくとも短期的には需要が刺激され易い環境にある。ドル建て相場は2015年2月以来の高値を更新し、チャートの底入れ感を強めている。更に大きな上昇が見込まれよう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/09
ダウ平均は買い継続
NYダウは、3万1000ドル台で底固く推移。インターネット掲示板での情報交換を行った個人投資家の投機的な売買で乱高下する場面も見られたが、株式市場に対する資金流入傾向は維持されている。経済活動の正常化圧力が維持される一方、金融政策や財政政策の支援の必要性を否定する程の力強さはみられず、株式投資家にとっては理想的ともいえる投資環境になっている。企業業績も順調な回復軌道を描いている。目先は1.9兆ドルの追加経済対策法案の行方が注目される。規模減額を迫られる可能性が高いものの、大型経済対策が実現に向かえば、株式相場にとっては強力な支援材料になろう。一段高を狙いたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/05
大型経済対策で金買い
東京金先物は、6000円台前半で方向性に乏しい展開が続いている。実質金利の低迷状態が続いていることに加えて、金融政策と財政政策がフル稼働状態にあるマクロ環境が、金相場の下値をサポートしている。一方で、経済正常化を先取りする金利上昇圧力が発生していることで、改めて金相場を大きく押し上げることには慎重ムードも目立つ。ドルが反発傾向にあること、金ETF売却の動きもネガティブ。ただ、バイデン米政権は大型経済対策の成立に向けて動きを加速させており、3月までには法案成立が目指されることになる。巨額の債務負担を背負う状況が確実視される中、押し目は積極的に買い拾っていきたい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/04
南アランドは一段高へ
南アランドは、7円水準で底固く推移している。年初から米長期金利が急伸したことを受けて、新興国通貨からの資金引き揚げの動きから、一時6.6円台まで急落していた。しかし、その後は米金利環境の鎮静化を背景に、押し目買い優勢の展開になっている。リスクオン環境が維持される中、投資家の利回りに対する関心は高く、ランドに対する投資家の物色意欲は維持されている。政策金利は3.50%と先進国と比較すると高めの状態にあり、投機資金が流入し易い環境が維持されている。電力供給不安もあるが、このまま世界的な株高傾向が崩れないのであれば、ランド相場は7円台定着から一段高を打診しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/02/02
原油の安値は買い
NY原油は50ドル台中盤で上げ一服となり、揉み合いに転じている。新型コロナのワクチン開発、更にはサウジアラビアが2月と3月に日量100万バレルの減産を実施すると発表したことで、55ドルの節目に迫る展開になっていた。しかし、新型コロナウイルスの脅威から原油需要環境が一段と悪化する中、上げ一服となっている。特に中国でも感染が拡大していることが警戒されている。一方で、既に各国でワクチン接種が始まっており、需要回復見通しには変化がない。現在が年間で需要が最も落ち込む時期であり、ここを50ドル台で乗り切ることができれば、改めて55ドル、60ドルを打診する展開になろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/29
トルコリラ上昇続く
トルコリラは、14円の節目水準で揉み合う展開が続いている。年初からは米長期金利の急伸が新興国通貨からの資金流出を促す場面もみられたが、リラは総じて安定した値動きになっている。エルドアン大統領が高金利政策に批判的な発言を行っているが、中銀は着実に利上げを進めており、インフレや通貨安抑制の働き掛けを行っていることが好感されている。1月会合では政策が据え置かれたが、声明ではインフレ率の低下がみられるまでは、「長期にわたり引き締めスタンスを断固維持する」として、今後も強力な緩和政策を展開することを表明している。この政策スタンスが崩れないのであれば、リラは買いである。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/28
堅調な需要で白金高
白金相場は3600円台定着を打診する展開になっている。昨年3月にはコロナ禍の需要ショックの中で一時1843円まで急落していたが、その後は着実に安値修正を進めている。まだコロナ禍は収束するに至っていないが、製造業や重工業分野は回復基調が鮮明になっており、各種の工業用触媒向け白金需要は底固く推移している。米国ではバイデン新大統領の大型経済対策に対する期待感も強く、工業用金属相場全体が底固さをみせている。中国で改めて感染被害が広がるリスクに注意が必要だが、脱化石燃料の恩恵を受けるマーケットとして注目されており、更に上値を切り上げることは十分に可能だろう。買い方針に。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/26
原油は一段高へ
NY原油は50ドル台での取引に。サウジアラビアが2〜3月に日量100万バレルの大規模な減産を実施すると表明したことで、需給リバランスに対する信頼感が強くなっている。足元では新型コロナの影響で依然として厳しい需要環境が続いているが、この時期をサウジアラビアの減産対応で乗り切ることができれば、年後半に向けて需要回復が原油相場を更に押し上げるとの安心感が強い。目先は中国の春節で新型コロナの感染被害がどの程度広がるのか注意が必要な状況だが、押し目買い優勢の地合が崩れることはないだろう。米国では大型経済対策の期待も高まっており、一気に上値を切り上げる可能性もあろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/22
バイデン政権でペソ買い
メキシコペソ円相場は5.2円台まで値上がりし、昨年3月以来の高値を更新している。米長期金利の1%突破を受けて一部新興国通貨からは資金引き揚げの動きも見られたが、ペソは堅調地合を維持している。20日には米国でバイデン新大統領の就任式が行われ、市場では大型経済対策による米景気回復のペース加速に対する期待感が強くなっている。これは、米経済と密接な関係性を有する隣国メキシコに対しても、大きな恩恵をもたらす動きになる。投資家のリスク選好性が高い状態が維持される中、ペソはバイデン政権殻の強力な支援を受けることが可能であり、5円台後半に向けて強力な上昇地合が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/21
日経平均は3万円台へ
日経平均株価は、バブル崩壊後の高値更新が続き、30年ぶりの高値を更新している。一時は2万9000円台乗せに迫る展開になり、いよいよ3万円の節目突破に向けてのカウントダウンが始まっている。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、街角景気の基調判断が悪化しているが、製造業や重工業分野は逆に成長が加速している。20日には米国でバイデン新大統領の就任式が行われたが、強力な経済対策の展開が確実視されている。昨年1月高値2万4155円から3月安値1万6358円まで急落した倍返しが3万1872円であり、海外投資家の資金流入が本格化すれば、3万円の節目は通過点になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
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中部経済新聞「焦点」
2021/01/19
白金は更に上昇する
白金相場は昨年高値を上抜き、3500円台確立から一段高を打診する展開に。依然として新型コロナの感染被害は厳しい状況にあるが、米国ではバイデン新政権が誕生することになり、大型の景気対策やインフラ投資に対する期待感が強くなっている。銅や鉄鉱石などの産業用素材市況が高騰しており、工業用金属目線で買い圧力が強まり易い。バイデン新大統領は排ガス規制強化に動く見通しであり、自動車市場の回復もあって、排ガス触媒用需要の急激な回復が期待されている。電気自動車シフトがどのようなペースで進むのかが中長期的な不確実性を高めるが、少なくとも短期需要環境は相場の一段高を支持している。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/15
ダウ平均は更に上昇する
NYダウは、3万ドル台定着から一段高を探る展開が続く見通し。10〜12月期決算発表が始まっているが、2021年は通期で少なくとも20%を超える増益を予想できる環境にあり、業績要因で下押しされるリスクは限定されよう。一方、1月20日にはいよいよバイデン新政権が正式に始まる。上院と下院も民主党が支配権を握る中、今後4年間はバイデン新政権の志向する大きな政府の下で、強力な財政政策が展開される見通しにある。大型景気対策、大規模なインフラ投資が実現に向かうことになる。膨張するマネーが資産市場にも流入し易く、好業績見通しの裏付けがある米国株は買われ易い地合が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/14
通貨価値低下で金買い
東京金先物は、6000円台前半から中盤で不安定な値動きを繰り返している。米国ではバイデン新政権の誕生を控えているが、議会でも民主党が支配権を握った結果、就任直後から大規模な景気対策やインフラ投資などの財政出動が展開されるとみられている。これはドル安やインフレリスクを高めるため、本質的には金相場に対してポイティブである。一方で、政府債務の膨張は米金利上昇を促しており、金相場は突然に急落する場面も見られるなど、不規則な値動きを繰り返している。ただ、今後も膨大なマネーが市場に供給される状況が続くことになり、通貨の価値が低下し続ける環境が、金や株式相場を押し上げよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/08
南アランドの押し目は買い
南アランドは7.1円水準に抵抗を受けて6.8円台まで軟化している。昨年はパンデミックによる経済活動の縮小がピークを脱したとの評価から、4月の5.6円台をボトムに反発傾向が続いていた。しかし、年末年始を挟んで変異種の感染拡大で改めてロックダウンなど経済活動を抑制する動きが強まる中、調整売りが先行している。感染被害がピークを確認するまでは、上値を圧迫され易くなる。一方で、ワクチンによる経済正常化のストーリーには何ら変化が生じておらず、日常を取り戻す過程における一時的な混乱状況との評価になる。これまでと同様に感染拡大を受けての調整局面は、押し目買いの好機になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/07
原油は押し目買い
NY原油は50ドルの節目水準で足踏みしている。新型コロナのワクチン開発が順調に進む中、需要回復期待を織り込む展開が続いていたが、足元で再び感染被害が広がりを見せていることが警戒されている。ただ、既に米国を筆頭にワクチン接種は始まっており、経済活動の正常化に対する期待が現実に変わるのは、数か月といった時間軸に迫っている。冬場の感染拡大で一時的に調整売りが膨らんだとしても、原油相場の上昇地合は維持されよう。しかも、サウジアラビアは2〜3月に自主的減産を行うと発表した。需要ショックを相殺するための極めて強力な対応であり、50ドル台へのコアレンジ切り上げが進もう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2021/01/05
21年はトルコリラ買い
21年のトルコリラは、反発傾向が一段と強まろう。中央銀行が高インフレと通貨安に対する取り組みを本格化させる中、昨年11月の12.03円で底入れを確認した可能性が高い。11月、12月と2会合連続で利上げを実施しており、政策金利は10.25%から17.00%まで大きく上昇している。11月のインフレ率は14%と高い水準を維持しているが、ディスインフレを実現するために、今後も金融引き締めを行う方針を確認している。エルドアン大統領も利上げを黙認している状態にあり、中銀がインフレ抑制に対する本気で取り組む姿勢を示す中、リラはリスクオンの支援もあり、買われ易い状態が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/31
水素社会で白金高へ
白金相場は強含みの展開が続こう。コロナ禍で一時500ドル台まで急落していたが、年末は1000ドル水準を維持できそうだ。このままコロナ禍がワクチンによって回復に向かえば、需要拡大から来年も底固い展開が続き易い。自動車・工業触媒、宝飾、投資などの広範囲にわたって需要拡大圧力が想定できる。また、各国でクリーンエネルギー政策が強化されている影響も無視できない。日本でも、次世代エネルギーとして水素の注目度が高まっており、政府は水素・アンモニアで発電量の約1割を確保するとしている。水電解触媒、更には燃料電池車といった分野で、白金需要の未来に対する期待も大きなテーマである。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/29
原油は買い継続
NY原油は50ドルの節目を前に足踏み状態になっている。欧州を中心に新型コロナの変異種が報告されており、各国の渡航規制や行動規制強化の動きが、調整売りを誘っている。約2カ月にわたって上昇地合が続いてきたことで、年末を前に調整売りが膨らんでいる。ただ、ワクチンの有効性は否定されておらず、来年の世界経済が正常化に向かうとの基本シナリオは維持されている。需要の本格回復は年後半になる見通しだが、最悪期を脱したとの安ど感から、押し目買い優勢の地合は維持されよう。年末・年始に調整売りがみられれば、物色妙味は大きい。今年は一時マイナス価格も示現したが、来年の地合は強いだろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/25
メキシコペソは強気継続
メキシコペソ円相場は5.1〜5.3円水準での取引になっている。欧州で新型コロナの変異種が報告される中、投資環境の不安定化が上値を圧迫している。ただ、大きく値崩れを起こすには至っていない。ワクチンによって経済活動が正常化に向かうとのストーリーは維持されており、株式市場と同様に新興国通貨にも投機マネーが流入し易い環境にある。特にメキシコのインフレ率が11月で3.3%と抑制されていることで、政策金利が4.25%と先進国と比較すると高金利環境にあることが評価され易い。FRBは来年にかけて利上げを行える環境にはなく、ペソ相場に対する押し上げ圧力は来年も維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
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中部経済新聞「焦点」
2020/12/24
ダウ平均の高騰は続く
ダウ工業平均株価は、過去最高値となる3万ドル台での取引になっている。12月は今年最後のFOMCにおいて、今後も低金利と資産購入プログラムの景気支援が続くことが確認されている。また、米議会では過去2番目となる巨額の景気対策法案が成立している。ワクチン開発で景気刺激策が縮小すると株価急落のリスクもあったが、今後も積極的な政策展開が行われることに対する安心感は強い。これから4月にかけては株価が上昇し易い季節トレンドにもあり、新型コロナの変異種を巡る混乱などで売られる場面があれば、買いポジション構築の好機になろう。コロナ禍前の上昇トレンドに回帰しており、先高感は強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/22
白金の本格上昇続く
白金相場は3500円の節目突破を打診する展開になっている。急激な円高圧力が発生しているが、それ以上にドル建て白金相場の上昇エネルギーが強く、上値追いの展開が続いている。米国では新型コロナのワクチン接種が始まり、経済活動の正常化に対する期待感が強くなっている。また、中国経済活動が加速する中、銅や鉄鉱石などの他の産業用素材市況が高騰していることもポジティブ。警戒されていたのは金相場の軟化につれ安する展開だったが、その金相場もドル安や景気対策期待で底固く推移している。産業用素材が全面高の展開になる中、白金相場も上値追いの展開が支持される。買いスタンスを維持したい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/18
ダウ平均の高騰続く
NYダウは、3万ドル台定着を打診する展開になっている。足元ではパンデミックが深刻化しており、経済指標では実体経済が減速し始めていることも確認されている。しかし、投資家の目線はワクチンによる将来的な経済正常化に向いており、株高傾向が維持されている。追加経済対策の協議が進展する一方、FRBは今年最後の会合でも強力な緩和スタンスを継続する方針を再確認している。金利上昇圧力に対しては注意が必要だが、投資家のリスク選好性は著しく高まっている。過熱感の強いことは間違いないが、押し目買い優勢の地合が続こう。クリスマスラリーがみられ、年末に向けて更に急伸する可能性もある。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/17
金は買い場
東京金先物は、6000円水準で下値を固めつつある。新型コロナのワクチン開発がいよいよ成功したことで、経済活動の正常化期待から一時6000円台を割り込んでいた。しかし、足元では深刻な感染被害の報告が続いており、金融緩和や財政出動といった政策対応に変化は生じないとの見方が、金相場を改めて支援し始めている。議会では追加経済対策の協議が進んでおり、金融政策に関しても追加的な対応の必要性が高まっている。将来的なインフレ懸念、ドル安圧力も金相場を支援している。ワクチンに対する期待感を過剰に織り込んだ状態にあり、徐々に地合を引き締めて反発に転じよう。押し目買いの好機になる。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/15
南アランドの買い続く
南アランドは7円の節目に迫る展開が続いている。新型コロナのワクチンによる経済活動正常化を織り込む動きが強まる中、リスク選好性を高めた投資家が新興国通貨も物色している。7〜9月期のGDPが前年同期比66.1%増と大きく上振れしたことも好感されている。ロックダウンの終了で製造業や鉱業部門の成長が加速している。依然として前年並みの水準を回復するには至っていないが、経済が底入れから回復フェーズに移行していることは明確に確認できる。インフレ圧力が再び強まり始めていることに対して注意が求められるが、南アフリカランドやメキシコペソも買われており、新興国通貨全体が買われ易い。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/11
原油は更に上昇する
NY原油は40ドル台中盤まで値上がりした。新型コロナのワクチンは英国で接種が始まり、米国当局も有効性と安全性を認める報告を行っているため、近く緊急使用の許可が下り、接種が始まるとみられる。足元では厳しい感染被害が報告されているが、2021年の世界経済の不確実性は大幅に限定され、原油需要環境も正常化に向かおう。OPECプラスは1月からの増産を決めているが、様子を見ながらの段階的なものに留めることが、市場では好感されている。このまま需要環境の正常化が進み、OPECプラスの減産対応が解消に向かえば、50ドル台回復も見えてこよう。来年の一段高に向けて買い進みたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/10
トルコリラの反発続くか
トルコリラは、13円台での値固めが進んでいる。11月には一時12.03円まで下落していたが、底入れ感が広がっている。中央銀行が利上げによる通貨防衛に着手している一方、エルドアン大統領が通貨安や外貨準備喪失に取り組む姿勢を示していることが好感されている。その成否については議論があるものの、これまでのような一種の「やる気のなさ」が解消されていることが、リラ市場では好感されている。しかも、世界的な株高・低金利環境にあって、投資家のリスク選好性は高まっており、新興国通貨全体が買われ易い環境になっている。南アフリカランドやメキシコペソなどと同様に、リラも上昇期待が強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/08
騰勢強める白金相場
白金相場が強めている。3月には一時500ドル台まで急落していたが、足元では1000ドルの節目を突破し、16年9月以来の高値を更新している。ワクチン開発でコロナ禍が収束に向かうとの楽観的な見方が強まる一方、各国の景気刺激策で需要が強く刺激されており、ここ数年の上値抵抗となっていた1000ドルを完全に上抜いている。クリーンエネルギー政策が白金需要に与える不確実性もあるが、目先の自動車触媒用需要は底固く推移するとみられる。中国の宝飾市場も回復しており、欧米ではETF経由の買いも報告され始めている。金に対する割安感が十分に解消されていないこともあり、上昇地合が続こう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/04
原油は一段高へ
NY原油は40ドル台中盤まで値上がりしている。新型コロナウイルスのワクチンが実用化に近づく中、経済活動の正常化を先取りする動きが優勢になっている。年内には欧米から一般接種が始まる見通しであり、来年の石油需要環境が急激に改善するとの見通しが、素直に好感されている。3日にはOPECプラス会合が開催され、その結果次第では短期的に波瀾の展開になる可能性がある。事前の協議は難航している。ただ、協調減産体制の崩壊といった最悪の結果にならないのであれば、需要環境の回復傾向、株高・ドル安などの支援を受けて、一気に50ドル台回復に向かう可能性も十分にあろう。先高感が維持される。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/03
メキシコペソに資金流入
メキシコペソ円相場は5円台定着が進み、9カ月ぶりの高値を更新している。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感を織り込む中、リスク選好性の高まった投資家が株式や資源と同様に新興国通貨も物色している。メキシコの経済環境は良好とは程遠い状態にあり、中銀も四半期報告で来年の成長見通しを引き下げている。ただ、他新興国とは異なりインフレが抑制されていることで、景気動向次第では利下げによる下支えが可能な状態にあることはポジティブ。ドルから新興国通貨に対する資金シフトが発生しており、このまま株価が崩れずドル安圧力が維持されると、コロナ禍前の6円台を回復する余地もあろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/12/01
ダウ平均の高騰続くか
ダウ工業平均株価は3万ドル台の節目水準まで値上がりし、過去最高値を更新している。新型コロナのワクチン開発が順調に進む中、経済の先行き不透明感が緩和されていることが素直に好感されており、投資家がリスク選好性を高めている。過去のパンデミック終息後はその反動から経済活動は過熱し易い。一方で、大型財政出動や金融緩和の支援は続く見通しであり、過熱気味の株高環境が続こう。各種指標は完全な過熱状態を示しているが、概ねコロナ禍前の長期上昇トレンドに回帰している。トランプ政権では年平均で2500ドル程度の上昇になっている。バイデン新政権では、株高ペース加速に対する期待感も強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/27
白金の本格上昇開始
新型コロナのワクチン開発に対する期待感が強まる中、貴金属市場では金相場の低迷が進む一方で、白金相場が騰勢を強めている。9月下旬以降は2800円水準に辛うじて下支えされていたが、足元では3200円台に乗せ、約2か月ぶりの高値圏での取引になっている。早ければ年内にも一般向けのワクチン接種が始まる見通しになっている。来年もパンデミックから抜け出せない最悪のシナリオが否定される中、投資家のリスク選好性が高まっていることが、貴金属市場の中でも白金相場に対する評価を引き上げている。世界的なクリーンエネルギー政策の追い風も来年は更に強まる見通しであり、白金相場の先高観は強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/26
ダウ平均3万ドル時代
NYダウは、3万ドルの大台に乗せた。新型コロナのワクチン開発が順調に進んでいることで、来年の世界経済のV字型回復を先取りする動きが強くなっている。年内にも一般向け接種が始まる可能性があり、先行きの不確実性が後退している。しかも、議会では追加経済対策の協議が再開される一方、FRBの緩和政策はフル稼働の状態が続く。政策支援から実体経済動向とは関係なく資産価格が上昇し易くなっている。足元では新型コロナウイルスの感染被害が広がりを見せているが、株式市場ではほとんど材料視されていない。どこまでの金利上昇を許容できるのかが問われるが、3万ドル台定着から一段高が打診される。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/20
ドル安を待つ金
東京金先物は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待感、円高傾向に上値を圧迫されるも、大きな値崩れは回避されている。米国株が過去最高値を更新するなどリスクオン傾向が強くなっているが、安全資産としての金市場からの本格的な資金引き揚げはみられない。株高環境でも金利上昇圧力は鈍く、ドルの上値が圧迫されていることが、金相場を支援している。足元では感染被害が深刻化しており、金融緩和や財政出動の停止・縮小を検討できる状況にはないとの安心感が強い。早ければ12月にも資産購入プログラムの強化が行われる可能性もあり、金相場の基調は強い。今後は、ドル安再開に伴う反発が想定される。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/19
新興国通貨に先高感
南アランドは7円の節目に迫る展開になっている。4月の5.6円台をボトムに半年以上にわたって緩やかな上昇地合を維持している。11月に入ってから特に上昇ペースが加速しているが、これは新型コロナのワクチン開発の進展期待を背景としたものである。経済活動が正常化すれば投資家のリスク選好性は高まることになり、これまでドルに退避していた資金が、改めて新興国通貨に向かうとの楽観的な見方が広がっている。米長期金利の水準が切り上がっていることに注意が必要だが、メキシコペソ、更にはトルコリラなど、他の新興国通貨にも投機マネーの流入が活発化している。新興国通貨の買いに優位性がある。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/17
原油は押し目買い
NY原油は40ドルの節目を挟んで揉み合う展開が続いている。新型コロナウイルスのワクチン開発の動きで瞬間的に急伸したが、その後は足元でコロナ禍による需要不安が高まっていることが材料視され、明確なトレンドを形成できていない。目先はコロナ禍のリスクで下押しされる場面もあるだろうが、ワクチン開発がいよいよ最終段階に突入する中、原油相場の基調転換の時期は近づいている。OPECプラスが減産縮小時期を先送りする方向で調整を進めるなど、需給緩和を阻止するための政策調整に意欲を示している。12月1日にはOPECプラス会合が予定されており、この時期の下押し局面では物色妙味がある。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/13
トルコリラの反発開始か
トルコリラは、12円割れ目前まで急落して過去最安値を更新した後、足元では13円台中盤まで急劇な切り返しをみせている。7日にウイサル中央銀行がエルドアン大統領に更迭されていたが、アーバル新総裁が物価安定の目標達成に向けてあらゆるツールを活用する方針を示したことで、積極的な利上げ対応などでインフレ抑制の動きが強まるとの思惑が広がっている。また、11日にはエルドアン大統領が新たな経済成長戦略を発表している。枯渇した外貨準備と通貨への信頼を再構築する方針が示されている。トルコ政府の経済チームが一新される中、前向きな政策への転換が期待されている。安値修正が打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/12
ワクチン期待で原油高
新型コロナのワクチン開発を巡る動きから、コモディティ市場が上昇傾向を強めている。原油相場は30ドル台中盤から40ドル台まで切り返し、銅相場も29カ月ぶりの高値を更新している。足元では欧米を中心にパンデミックが深刻化しており、医療体制の限界も警戒されている。しかしワクチン開発が早期に実現すれば、来年の経済活動は正常化に向けてのペースを加速できるとの楽観ムードが支配的になっている。米国株は過去最高値を更新しているが、このままパンデミックが終息し、自動車や飛行機を使った移動が正常化すると、原油相場も大きな反発余地を抱えている。50ドル台回復の可能性も見え始めている。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/10
原油は押し目買い
NY原油は30ドル台後半でやや上値の重い展開に。欧米で新型コロナウイルスのパンデミックが深刻化する中、需要不安が上値を圧迫している。更に移動制限の動きが広がりを見せると、上値の重い展開が続き易い。一方で、12月1日にはOPECプラス会合が開催され、政策調整の議論が活発化している。需要不安に加えてリビアで増産が進む中、政策調整の必要性を訴える声が強くなっている。年明け後に予定されている協調減産の規模縮小の延期、更には追加減産の案なども浮上している。11月中旬に需要不安で下押しされた局面では、物色妙味があろう。OPECプラスは、これ以上の原油安を許容していない。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/06
ペソは5円台確立へ
メキシコペソ円相場は、5円の節目を巡る攻防戦が続いている。米大統領選を巡って不規則な値動きも見られたが、底固さは維持されている。大統領選後の投資環境はリスクオンに傾いており、リスク選好性を高めた投資家が新興国通貨も物色している。メキシコの7〜9月期GDPは前期比12.0%増であり、4〜6月期の17.1%減から急速な回復をみせている。パンデミックの打撃は続いているが、ロペスオブラドール政権は10〜12月期に大型インフラ投資を始めており、先進国と比較した相対的な高金利が評価される余地が拡大している。リスクオン傾向が強まり易い時期であり、5円台確立が打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/05
ドル円に反発期待
ドル円相場は104円台にコアレンジを切り下げている。米大統領選に対する警戒感、新型コロナウイルス感染拡大を背景に、投資家のリスク選好性が後退したことが、上値を圧迫している。ただ、104円水準は7月以降に二度サポートされており、実需の物色意欲の強さが確認されている。年末に向けての資金手当てのニーズもあり、下値は固いだろう。一方、米大統領選を通過すると政治環境の不確実性が解消され、投資家のリスク選好性が高まれば上振れリスクが高まる。大統領選の結果が確定しない混乱リスクに注意が必要だが、米経済指標は軒並み景気の改善傾向を示しており、大統領選後のリバウンド期待は強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/11/03
排出ゼロ時代の白金
菅首相は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を宣言した。全ての排出量をゼロにするのではなく、森林などの吸収分とのバランスによって、排出超過状態を阻止することになる。同様の動きは、欧米や中国でも報告されている。自動車分野では、ガソリンやディーゼル車に対する規制が強まるのは必至であり、排ガス触媒用貴金属である白金の需要環境が不安定化し易くなる。当面は排ガス規制強化の動きから需要が上振れし易いが、将来的には電気自動車シフトの動きが強まると、需要が大きく損なわれる可能性もある。燃料電池や投資などの分野で排ガス触媒に代わる需要創出が求められる。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/30
コロナ禍でも株高続く
NYダウは、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気し、調整売り優勢の展開になっている。欧米で新規感染者数が再び増加しており、景気回復の妨げになるとの見方が優勢になっている。ただ、既に未知のウイルスではなくなる中、経済活動を全面的に停止するような状況は想定されていない。また、景気減速懸念が高まれば金融緩和や財政出動といった政策支援強化の動きも想定される。株高の基調そのものが崩れることはないだろう。大統領選に関しては、トランプ政権継続の方が株価に好ましいとみられるが、バイデン政権誕生でも増税のショックは財政拡大によって相殺されるため、株価環境が大きく変わることはない。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/29
金の買い継続
東京金先物は6000円台中盤で揉み合う展開になっている。11月3日に米大統領選を控えて、持ち高調整中心の小動きに終始している。前回の大統領選前とは異なり、積極的な売買は見送られている。ただ、誰が大統領になっても新型コロナウイルスによる経済ショックへの対応が求められることになり、金融政策と財政政策はフル稼働の状態が長期にわたって続くことになる。しかも、足元では再び新規感染者が急増しており、安全資産に対する投資ニーズは高まり易い状況にある。ドル安リスクへの警戒感からビットコインや人民元が買われる中、金に対しても改めて投機資金が流入しよう。買いスタンスを維持したい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/02
南アランドに上昇期待
南アランドは6.0〜6.5円でのボックス相場を継続している。ドルの先安観、低金利環境の長期化見通しが下値を支えているが、米大統領選を巡る不確実性もあり、上値を攻め切れない状況が続いている。バイデン氏、民主党が勝利する「ブルーウェーブ」の際にはドル安圧力が強まるとの観測が強いが、決定打を欠いている。ただ更に視界を広げると、暗号資産ビットコイン、そして中国人民元相場などに対しては既に買い圧力が強まり始めている。ドル安リスクに対する対応が始まっており、新興国通貨に関しても徐々に地合を引き締めよう。南ア経済の回復ペースは鈍いが、ランドは買い優勢の展開が想定できる。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/23
原油は底固い
NY原油は40ドルの節目を挟んで揉み合う展開が続いている。新型コロナウイルスの第2波が観測される中、需要の先行き不透明感は強くなっているが下値は固い。欧州で都市封鎖の再導入などが行われていることに注意が必要だが、OPECプラスの需給管理に対する信頼感が強い。OPECプラスは12月1日に来年以降の政策を協議するが、需要減退が更に深刻化すれば、予定されていた減産規模縮小を見送るなど、積極的な政策対応が講じられる可能性が高い。特にサウジアラビアは需給管理に強い自信を示しており、政策調整に対する信頼感が維持されている間は、底固い展開が続こう。上方ブレイク待ちになる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/22
トルコリラに出遅れ感
トルコリラは、10月に改めて過去最安値を更新する展開になった。地中海の油田開発を巡る欧州との対立、アゼルバイジャンとアルメニアの軍事衝突、ロシア製ミサイル防衛システム配備による米国との対立など、地政学リスクがトルコからの資金引き揚げを促している。一方、南アフリカランドやメキシコペソなどは4月に底入れし、安値修正プロセスに移行している。先進国の金利が失われる中、金利を求める投資家が新興国通貨を物色している。トルコも9月に緊急利上げに踏み切り通貨防衛の動きを見せており、地政学リスクの消化が進むと、他新興国に遅行する形で上昇圧力が強まり易い。安値は買い拾いたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
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中部経済新聞「焦点」
2020/10/20
ラニーニャでゴム堅調
天然ゴム先物相場は月初の183.10円から200円台まで急伸する展開になっている。株価や原油相場は方向性を欠いているが、ゴム相場は過去2年にわたる上値抵抗210円水準を突破する可能性が高まっている。ラニーニャ現象の影響で東南アジアの気象環境が不安定化しているため、天然ゴム生産に対する懸念の声が強くなっている。台風、豪雨、洪水などの被害報告が相次いでおり、十分な集荷量を確保するのが難しくなり始めている。世界的に異常気象の報告が相次ぐ中、ゴム相場も天候相場型の急伸対応を迫られ続ける可能性がある。ただ、欧米などで新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいることには注意。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
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中部経済新聞「焦点」
2020/10/16
原油は上昇再開へ
NY原油は40ドルの節目を巡る攻防になっている。需要端境期とあって30ドル台での取引時間も増えているが、大きな値崩れは回避されており、地合の強さが確認されている。IEAは7〜9月期に続いて10〜12月期も大幅な在庫取り崩しに自信を示している。コロナ禍の展開状況によっては需要見通しが一段と悪化するリスクも抱えているが、OPECプラスの協調減産が需要ショックを相殺することに成功している。OPECプラスは1月には予定通りに減産規模縮小が可能との自信を示しており、需給管理が機能し続けるのであれば、原油相場の大幅な値下りは求められない。冬場のリバウンドが期待できよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
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中部経済新聞「焦点」
2020/10/15
高金利のペソを再評価
メキシコペソ円相場は、4月の4.2円で底入れし、6月以降は5.0円の節目突破を打診する展開になっている。コロナ禍で新興国通貨に対して投げ売りを進めていた投機筋が、徐々にペソ市場にも回帰しており、底固さが確認できている。ドルの金利がほぼ失われた状態になる中、断続的な利下げが行われているものの政策金利で4.25%を維持しているペソに対して、キャリートレードに伴う買いが活発化している。メキシコの9月製造業PMIは半年ぶりの高水準になっており、景気が最悪期を脱したとの安堵感がある。このままドルに対する資金回帰がみられないのであれば、5円台にコアレンジは切り上がろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/13
ドル円ボックス相場続く
ドル円相場は引き続き105円を挟んだボックス相場継続。米トランプ大統領の新型コロナウイルスの感染という衝撃的なニュースに一時は104円台に下落する局面もあったが、現在は105円半ばでの水準まで戻りを入れている。ここから、11月の大統領選に向け重要な時期に入ってくるが、今回のトランプ大統領の退院における一連の行動に対しては賛否があり、大統領選には不透明感が高まっている。米下院民主党からの反トラスト法改革案の提案や、追加の経済対策の議論など、足元の経済指標以外にも関心度の高い要件も多く、今後も上下幅の広いボックス相場継続とみ、104円台では押し目買い方針継続。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/09
需要回復で白金高続く
東京白金は、8月7日の3390円で上げ一服となり、足元では3000円水準まで調整売りが進んでいる。金相場の高騰が一服する中、白金市場でも調整売りが膨らんでいる。ただ、既に7月下旬の急伸前の価格水準に回帰しており、現行価格からの下落余地は大きくない。金市場を取り巻く環境も大きく悪化している訳ではなく、大統領選前の持ち高調整との評価に留まる。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいることに注意が必要だが、新車販売市場は正常化プロセスを維持している。徐々に工業関連プラント建設も動き出しており、白金の先高感は維持される。非鉄金属相場も高値圏での取引が続いている。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/15
大統領選後もダウ上昇続く
NYダウは、2万8000ドル水準で揉み合う展開になっている。11月3日に米大統領選挙を控える中、調整売りが上値を抑えているが、大きな値崩れは回避されている。トランプ大統領の新型コロナウイルス感染を受けて、市場では民主党のバイデン候補が優勢担っているとの世論調査を織り込む動きを強めているが、株式相場に対する影響は限定されている。いずれにしても、強力な金融緩和と財政出動が必要な状況に変化はないとの楽観ムードが、株式市場では目立つ。企業業績の底入れ感、実体経済の改善傾向もあり、株式市場に対する資金流入期待は維持されよう。大統領選前後の調整局面は、物色妙味があろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/06
金の調整局面は買い
東京金先物は6000円台中盤で上値の重い展開になっている。米実質金利の低下とドル安が一服していること、9月政策会合で追加的な政策対応が見られなかったことなどが嫌気され、短期筋の持高調整が上値を圧迫している。米大統領選前で株価が不安定化していることもあり、マーケット全体が調整ムードを強めていることが警戒されている。一方で、足元では新型コロナウイルスの第2波が各国で観測されており、経済活動への影響が警戒されている。米実質金利も大きくマイナス圏に沈んだ状況に変化はない。金ETF市場でも投資家の強気スタンスに大きな修正は行われていない。押し目買いスタンスを維持したい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/02
南アランドに物色妙味
南アランドは6.0〜6.5円水準での取引を継続している。コロナ禍によるリスクオフ圧力がピークを脱する中、投機マネーが新興国通貨にも回帰する動きを見せており、下値は切り上がっている。先進国な強力な金融緩和を受けて、流動性を高めた投機マネーがリスク性の高い新興国通貨市場にも流入し易くなっている。一連の危機対応で高金利通貨としての魅力は薄れているが、先進国では実質金利がマイナス化している国も多く、投資環境が落ち着きを見せると、依然として政策金利が3.5%あり、当面の利下げサイクルは終わったとみられるランドは、買われる余地が十分にあろう。レンジ下限付近を買い拾いたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/10/01
原油の安値を買い拾う
NY原油は40ドルの節目を挟んで揉み合う展開になっている。世界的な新型コロナウイルスの感染被害拡大を受けて、需要不安が上値を圧迫している。北半球が需要の端境期に入っていることも上値を圧迫する。短期的な需給の緩みが意識され易い状況にある。一方で、サウジアラビアなどは原油需給管理と価格防衛に強い意欲を示しており、原油安が進行した場合には10月にも追加減産に踏み切る考えを強調している。OPECプラスが政策調整を放棄しないのであれば、冬の需要期には再び需給が安定化に向かおう。短期調整売りをこなしながらも、年末に向けては改めて買いポジションを構築する好機との評価になる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/29
トルコ中銀、通貨防衛へ
トルコリラは13円台後半で下げ一服となっている。トルコ中央銀行は9月24日の政策会合で、政策金利を8.25%から10.25%まで大きく引き上げた。市場では、インフレや通貨安対応の必要性が高まっているが、景気への影響を警戒するエルドアン大統領への配慮から、利上げ対応は見送られるとの見方が支配的だった。しかし、ドルの反発もあってリラ安が改めて加速する中、通貨防衛に本腰を入れた格好になる。8月インフレ率は11.77%と高止まりしており、実質金利の水準は依然として低い。このため、直ちにリラ相場が急伸する必要性はないが、こうした形で通貨防衛が進めば、底入れに向かおう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/25
ユーロ安でドル高へ
ドル円相場は一時104円ちょうどまで値下りしたが、その後は105円台を回復する展開になっている。為替市場における売り圧力の中心がドルからユーロにシフトする中、ユーロ円相場は約2カ月ぶりの安値を更新している。欧州で新型コロナウイルスの第二波が観測されていることが、為替市場のパワーバランスを大きく歪めている。一方で、ユーロ安が相対的にドルを押し上げる中、ドル円相場は逆に地合を引き締めている。米長期金利は低迷状態が続いているが、円買いは対ユーロ、円売りは対ドルに優位性が認められる状況になっている。ドル円相場に関しては、今後も105円割れからの値崩れは回避できよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/24
この時期の原油安は買い
NY原油は40ドルの節目を割り込む場面が増えている。ガソリン需要期が終わり、需要の端境期に入っていることが警戒されている。一方で、OPECプラスは協調減産による需給バランス維持に強い自信を示しており、サウジ・エネルギー相は原油の空売り筋に対して、「地獄のような痛手」を負うことになるだろうと警告している。原油相場の動向によっては、10月にも追加減産に踏み切る構えを見せている。このため、季節要因から調整売りが膨らむことはあっても、本格的な値崩れには発展しないだろう。この時期の安値は買い対応が基本になる。OPECプラスの枠組みが破たんしないのであれば、下値は固い。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/18
ドル円動意薄の時間帯
ドル円は106円を挟んで上下60銭程度のボックス相場継続中。8月以降は同じく106円を挟んで上下1円幅の動きであったが、直近の流れは三角持ち合いで高安の値幅が狭まっている。当面は今後米FOMCの金融政策の新たな方針が示されたり、緩和策の継続などの発表で投資家のリスクの選好度合いがどう変わるかに注目が必要だろう。大胆な政策の発表などあれば別の話だが、値幅が狭くなってきているのは、現時点での材料に新鮮味が無く、相場を動かすだけの機動力に欠けるため、テクニカル的な持ち合い突破からのトレンド発生を見極める日柄が必要なのだろう。新規ポジションを取るより様子見の時間帯。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/17
白金は上昇続き易い
東京白金は3000円台定着が進んでいる。金と同様に最近の急伸地合に対する調整圧力が膨らんでいるが、大きな値崩れは回避され、価格水準は切り上がっていることが確認されている。WPICは、コロナ禍の下でも今年4〜6月期の白金需給が19.1万オンスの供給不足になり、通年でも33.6万オンスの供給不足になるとの見通しを示している。需要環境が大きなダメージを受けたが、それ以上に生産やリサイクル供給に生じたダメージが大きく、需給緩和圧力は回避されている。上昇を再開できるのかは金相場の動向に強く依存するが、銅やパラジウム相場が先行して地合を引き締める中、買い対応を維持したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/15
米国株は押し目買いの好機
NYダウは、2万9000ドル台乗せで上げ一服後、2万7000ドル台で値固めを進めている。急騰が続いていたハイテク株に対して利食い売りが膨らんでいるが、本格的な値崩れは回避されている。値下り局面では改めて買いを入れたいニーズも強く、下値が固まり始めている。新型コロナウイルスのワクチン開発による景気のV字回復期待、更には強力な金融緩和策と財政政策の刺激も強く、株式市場からの本格的な資金流出は発生しづらい状況にある。米実質金利も依然としてマイナス状態にあり、株式市場から資金が流出してもその受け皿は存在しない。上昇地合に変化なく、調整局面では物色妙味が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/11
金は押し目買い優勢
東京金先物は6000円台中盤で揉み合う展開になっている。8月7日の7032円で上げ一服となったが、その後は持高調整をこなしながらも下値は固い展開が維持されている。急ピッチな上昇相場に対するスピード調整の動きが上値を圧迫しているが、何かネガティブ材料が浮上してきた訳ではなく、強気の投資環境は維持される。実質金利がマイナス圏に沈んだ状態に変化はなく、パウエルFRB議長は今後数年にわたる低金利政策を約束している。米財政赤字の膨張も一段と深刻化している。持ち高調整をこなしながら、上昇再開のチャンスを窺う展開が続く見通し。米金利低下、ドル安、ETF買いの再開が焦点に。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/10
南アランドは最悪を脱する
南アランドは6.0〜6.5円水準に新たな取引レンジを形成している。コロナ禍は続くも世界経済の回復基調が強まる中、為替市場でも投資家のリスク選好性が高まっている。資源国通貨や新興国通貨に対しても投機マネーの回帰が鮮明になりつつある。外貨準備の喪失や、ガス油田を巡るギリシャとの対立といった問題を抱えたトルコリラ相場の上値は依然として重いが、南アフリカランドやメキシコペソに関しては、緩やかな上昇圧力が確認できている。南アの4〜6月期GDPは前期比年率マイナス51%と極めて厳しい数値になっているが、最悪期を確認したとの安堵感があり、緩やかな上昇地合が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/08
9月の原油安は買い場
NY原油は40ドル台を割り込む展開になっている。改めて需要減退リスクを織り込む動きが優勢になっており、上値を圧迫されている。ただ、これは米国のドライブシーズンが終了し、冬の暖房用エネルギー需要期に挟まれた需要の端境期に突入している影響が大きいとみる。例年、この時期は製油所がメンテナンス作業を行うため、製油所稼働率が低下し、原油在庫が積み上がる傾向にある。もっとも、これはあくまでも季節要因に基づく例年みられる現象であり、大きな問題にはなりづらい。米国でも新型コロナウイルス野新規感染者数は減少に転じており、今後も需要の回復傾向と連動した原油高局面は継続する見通し。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/04
ドル円、辛抱のしどころ
ドル円は、1ドル=107円直前まで上昇した後、105円台半ばまで下落と、不安定な展開に。先日行われた年に1度のジャクソンホールでの経済シンポジウムにおいて、パウエルFRB議長はインフレ率を平均で2%の当局目標に近づけるようにするため、一時的に2%を上回る状態を受け入れるとコメント。同議長は、当面はインフレよりも雇用対策を重視する姿勢を鮮明にしており、金融緩和の継続が当面は続くと考えられることがマーケットの支援材料。だが、トレンド形成にはテクニカル的にも新規の材料が必要。当面は106円を挟んだ上下2円のボックス相場が続く見通しであり、押し目買い方針を継続したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/03
トルコリラは短期底入れか
トルコリラは14円台で揉み合う展開が続いている。外貨準備喪失などを手掛りに投機筋の売り圧力は強いが、トルコ中央銀行や国有銀行の通貨防衛が一応は機能している状態にあり、リラ売りにはブレーキが掛かっている。更に、FRBが一時的にインフレ目標を上回る新戦略を公表したことで、新興国通貨全体に対する売り圧力が一服していることもポジティブ。黒海で再大規模のガス田を発見したとの発表はポジティブだが、地下資源を巡ってはギリシャなどとの対立もあり、寧ろネガティブ材料視する向きもある。リラ売りの限界が見える中、安値修正の自立反発は十分に狙える状況になっているが、短期目線に留まる。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/09/01
ドル円は上値追い
ドル円相場は105円の節目水準でのサポートを打診している。米実質金利の急低下で7月末には一時104円台前半まで値下がりしたが、結果的には明確なトレンド形成には至っていない。FRBは一時的にインフレ目標を上回ることを容認する新政策方針を発表したが、ドル円相場に対する影響は限定的。金融緩和の限界を引き上げる動きは米金利低下・ドル安要因とも言えるが、実際には強力な緩和政策への期待から株高が進行したことが、米金利上昇・ドル高を促している。気迷いムードも目立つが、このままリスクオン環境が続けば下値不安は限定され、米金利上昇圧力が更に強まると、108円水準が打診されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/28
原油は在庫減で堅調
NY原油は40ドル台前半でじり高の展開になっている。世界経済の回復で石油需要も正常化に近づく中、在庫の取り崩しが進んでいることが好感されている。米原油在庫は5週連続で減少中であり、在庫環境の正常化が着実に進んでいる。依然として過剰な在庫を抱えた状態に変化はないが、原油在庫が正常化プロセスにある以上、原油価格の上昇は支持できる。新型コロナウイルスの感染被害によっては今後の需要回復ペースが大幅に鈍化する可能性もあるが、足元では需要環境の大幅な悪化は確認できない。慎重に安値修正を進める展開が維持され易い。特に株高やドル安環境の支援が得られると、買い安心感は強まる。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/27
先高感強い白金
白金は緩やかな上昇地合が続いている。NY白金は3月の500ドル台に対して、8月には一時1000ドルに乗せている。コロナ禍で新車販売、自動車生産は壊滅的な被害を受け、白金需要も大きなダメージを受けた。しかし、その後は不安を抱えながらも需要環境の改善が進んでいる。南ア鉱山生産の不確実性もあり、需給環境の正常化期待が強くなっている。しかも、金との価格差は過去最高水準であり、相対的な割安感に注目した投機買いも膨らみ易くなっている。足元では金相場の急騰が一服していることもあって、白金相場も短期調整局面入りしている。しかし、需要回復と金価格上昇が続けば、高値更新が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/25
ハイテク主導の株高続く
NYダウは、2万8000ドル水準の高値圏で取引されている。S&P500とNASDAQ指数がともに過去最高値を更新しており、株式市場の地合は強い。米大統領選が近づいている一方、米中対立は激化しており、投資環境は必ずしも安定している訳ではない。しかし、新型コロナの感染被害拡大は社会に大きな変革を迫っており、その恩恵を受けるとみられるハイテク株の上昇傾向が強くなっている。アップル、マイクロソフト、IBM、インテルなどダウ平均の構成銘柄も騰勢を強めている。強力な金融緩和政策でマネーがだぶついている状況にも変化はなく、過熱感を抱えながらも3万ドル達成が目指されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/21
ドル、基軸通貨としてのプライド
ドル円は7月以降、106円を挟んだ上下2円幅の動き。コロナ禍で通貨として価値が見直されたのは金であったが、3月以降、世界的な株安を背景に金融市場は一時的なパニックに陥る中で、最も買われたのは実はドルであった。資産の現金化の流れの中でやはり基軸通貨としての存在感と実需としての調達コストの上昇からドル円相場も円安が進んだ。これまでリスクオフ時は消去法から円が買われる傾向が強かったが、未曽有のリスクの伴う環境の中では円よりもドルが強いことを証明した。敵がウイルスだけにまだ警戒は必要であろうが、「危機は買い」の格言通り、ストップロスを入れた押し目買い継続としたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/20
金の上昇変わらず
東京金先物は7000円台に乗せた後に利食い売りで6500円を割り込む急落になったが、その後は6800円水準まで切り返している。米長期金利が一時急伸したことで、短期的な過熱感解消の売り圧力が一気に強まったが、上昇トレンドそのものを否定するには至っていない。FRBの強力な金融緩和措置には何ら変化が生じておらず、実質金利が大きくマイナス圏に沈む状態に変化はないとみられている。米中対立激化、米大統領選の不確実性など、政治的なリスクの高まりも金相場を刺激しよう。株価は過去最高値圏での取引になっているが、実体経済は再び先行き不透明感を強めている。金相場の上昇は続こう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/18
南アランドは押し目買い
南アランドは6.5円水準でダブルトップを形成し、6円の節目水準まで軟化する展開になっている。7月下旬から8月初めにかけてのドル安環境でもランド買い圧力が強まることはなかった。ただ、6月のインフレ指標が上向いたことで、中央銀行の利下げ対応の限界が意識され始めている。追加利下げを決めた7月の会合でも、政策委員5人のうち2人が金利据え置きを主張していた。経済低迷に加えて新型コロナウイルスの感染被害が拡大する中、ランド相場の急伸は難しい。しかし、投資家のリスク選好性が高まる中、利下げが止まると、株価に対して出遅れ感がある新興国通貨に対しても、徐々に投機買いが膨らもう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/14
原油は在庫減少で買い
NY原油は40ドル水準で底固く推移している。新型コロナウイルスの感染被害は終息していないが、石油需要環境の正常化に対して、楽観的な見方が優勢になっている。サウジアラムコも今後の需要回復に強い自信を示しており、今後は需要回復傾向と歩調を合わせる形で過剰在庫の解消が進むとの楽観的な見方が優勢になっている。実際に米原油在庫は3週連続で減少しており、在庫の余剰感は薄れている。株高やドル安環境の支援も強力であり、徐々に40ドル水準での保ち合い相場から上放れを打診する展開になろう。このまま大規模なロックダウンの導入などがみられなければ、急落前の下限50ドルが打診される。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/13
トルコリラは乱高下続く
トルコリラは15円台での保ち合いを経て、8月7日には14.29円まで急落する展開になった。これまでは、中央銀行と国有銀行による通貨防衛の動きがリラ相場を固定化していたが、外貨準備高の急激な落ち込みを受けて、為替管理が限界に達した可能性が指摘されている。インフレ圧力への対応でもはや利下げ対応が難しくなっており、景気減速圧力に対する政策対応のツールが失われていることへの警戒感も強い。今後もレートを維持したい中央銀行と、レートを壊したい投機筋との攻防が続くことになる。投機売りで急落し、通貨防衛の動きで急反発する展開が続こう。利上げ対応が行われると下値不安は後退する。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/07
ドル円夏場の正念場
ドル円は3月中旬以来となる104円台を付けてからの出直り局面。先月末の米FOMCの結果や、4−6月の米GDPの値も前期比32.9%の減となるなど、下げに拍車をかけた。米国内の要因に目を向けると米実質金利マイナス、金融緩和、米中摩擦の悪化、今秋の米大統領選への不透明感、実物資産の金価格の上昇など、ドル売り材料は目白押し。毎年、お盆休み中は市場も荒れることも多く、季節的要因としてアノマリーと意識する投資家も多く、この時期の参入はリスク許容度に応じての対応としたいところ。視点を変えれば、夏場の急落時は数カ月先には底値となることも多い為、新規の安値買いには賛成したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/06
ドルに厳しい状況
ドル円は107円水準での膠着状態を脱し、7月末には一時104円17銭まで急落した。ドルが主要通貨に対して全面安の展開になった結果である。その後は持高調整で106円水準まで切り返したが、再び上値は重くなっている。米国では追加景気対策の議論が行われており、膨張する債務に対する警戒感が強い。一方で、超低金利政策は長期化する見通しであり、実質ベースの金利はマイナス1%を下回っており、ドル建て資産に対する資金流入は抑制的なものにならざるを得ない。米経済が安定化すれば、米金利上昇と連動したドル高圧力が、ドル円相場も支援しよう。しかし、目先はドルに厳しい状況が続き易い。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/08/04
原油は一段高狙える
NY原油は40ドルの節目で揉み合う展開が続いている。新型コロナウイルス第2波に対する警戒感が強まる中でも、底固さを維持している。需要回復のペースダウンが警戒されているが、世界的に需要環境の正常化に向かうプロセスが破たんしたとは評価されておらず、今後は在庫取り崩しが促されると見られている。しかも、異常とも言える低金利環境、金融緩和環境で株高・ドル安圧力が発生し易い状況になる中、原油相場のみが急落するような必要性は乏しい。調整売りが広がるような場面があっても、下値不安は大きくない。押し目は着実に買い拾っておきたい。急伸する必要性は乏しいが、基調判断は上向きである。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/31
金につれ高する白金
NY白金相場は、1000ドルの節目回復を打診する展開になっている。新型コロナウイルスの感染被害が拡大し始める前の価格水準に到達しており、需給要因では過熱感もある。しかし、金相場の急騰地合が続く中、白金市場に対しても投機マネーの流入が活発化している。金相場が2000ドルの節目を打診する中、白金相場の1000ドルは逆に割安、出遅れているといった評価が優勢になっている。新型コロナウイルス第2波の影響で需要の不確実性は高まっているが、金相場の上昇地合が続くと、銀と同様に白金に対しても投機マネーの流入が続き易い。金主導の上昇地合を想定して、トレンドフォローで対応したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/30
ダウ平均は上昇続く
NYダウは、2万6000ドル台をコアに底固く推移している。米国は新型コロナウイルス第2波の中心に位置しているが、株価は堅調地合を保っている。各種経済指標では、米経済活動が再び鈍化し始めた可能性が示されており、今後の企業業績環境に対しても不透明感が強い。しかし、株式市場ではワクチン開発が順調に進展していること、政府の大規模な景気対策、中央銀行の流動性流動性供給といった動きがより重視されており、投資家のリスク選好性は逆に高まっている。金や米国債など安全性の高い資産が買われているが、このまま政策対応が強化され続ける状態が続くと、株高環境が更に続く可能性が高い。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
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中部経済新聞「焦点」
2020/07/28
金は更に上昇する
東京金先物は6月下旬に6000円台定着が進んだが、国内4連休を挟んで更に大きく値位置を切り上げる展開になっている。新型コロナウイルスの感染拡大で景気見通しが悪化する中、議会では追加景気対策を巡る協議が最終段階に差し掛かる一方、FRBの金融緩和強化に対する期待感も浮上している。大量の国債と通貨が供給される状況に対して、危機感は強くなっている。しかも、米中間では互いに領事館の閉鎖を命じるなど対立が激化しており、秋の大統領選に向けて米中の新冷戦が更に激化するのではないかとの懸念も強い。過熱感は極めて強いが、調整売りをこなしながら着実に値位置を切り上げる展開が続こう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/23
ドル円中段の持ち合い相場
ドル円相場は高値109.86円、安値105.98円までのレンジ相場を継続中。新型コロナウイルスの影響で、一時は各種マーケットが下落に転じたが、現時点では、最悪期を脱し、株価は堅調地合いとなっていることもサポート要因。また、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発について、米医薬品・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンや英製薬会社アストラゼネカなどから前向きな報告が相次ぎ、こうした期待感と第2派への懸念の中で、中々、方向性をつかみにくい様相が続きそう。引き続き108円を中心値に上下2円幅のボックス相場継続とみて、ストップロスを置いた逆張りを推奨したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/21
南アランドは一段高へ
南アランドは5月の5.6円で底入れし、6.4円台まで切り返す展開になっている。厳しい経済環境が続いているが、世界的な株高やドル安傾向が、ランド相場を押し上げている。南アでは依然として新型コロナウイルスが猛威を奮っており、夜間外出制限などの厳しい対応が講じられている。景気の先行き不透明感は強く、債務の膨張から一部格付け会社はジャンク級の格付けを更に引き下げる可能性についても言及している。ただ、FRBが強力な金融緩和策を展開する中、株高・米金利低下・ドル安が進行しており、ランドは南ア国内経済の不振とは関係なく買いが入り易い状況になっている。7円台を打診しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/17
原油価格の先高感維持
NY原油は40ドル水準で底固く推移。米国では新型コロナウイルスの感染被害が拡大しているが、原油需要の回復トレンドに対して高いレベルの信頼感が見受けられる。OPECプラスは7月15日の会合において、8月から予定通りに減産規模を縮小することを決定した。原油相場に対してはネガティブな動きだが、市場ではOPECプラスが需給リバランスに強い自信を有しているとの好意的な評価が優勢であり、特に問題視されなかった。株価も底固く推移しており、原油相場が買われ易い地合は維持されている。40ドル水準で上げ一服感もあるが、このまま需要回復傾向が維持されれば、50ドル回復に向かおう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/16
トルコリラは買い継続
トルコリラは15円台で膠着化している。5月の14.64円で底入れしたが、決定打を欠いている。新型コロナの感染被害が改めて広がりを見せる中、様子見に徹している向きが多い模様だ。トルコではインフレ率が6月で12.62%と、中銀の目標レンジ5%前後を大きく上回っている。このため、約1年にわたる利下げサイクルは終了している。景気減速圧力が続く中、利下げカードが使えなくなっている。ただ、世界的に株価が底固く推移し、ドルが軟化する中、新興国通貨に対する本格的な売り圧力は回避されよう。リーマンショック後も、株価反発局面で新興国通貨は買われており、今回も押し目買いが基本になる。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
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中部経済新聞「焦点」
2020/07/14
ドル円は膠着気味に
ドル円は、膠着気味の展開が続いている。108円水準では上値を抑えられるも、106円台割れは見送られており、明確な方向性を打ち出せていない。米国では新型コロナウイルスの感染者が急増しているが、為替市場では安全志向の高まりが逆にドル買い(=ドル売り解消)を促している。株価が大きな値崩れを回避していることもあり、投資リスクが高まる環境ながらも、大きな値崩れは回避されている。四半期末、半期末の需給フローにも大きな混乱はなく、現行価格水準に居心地の良さを感じている向きが多い模様だ。トレンド形成のきっかけ待ちの状況にあり、ボックス相場継続を前提とした対応が基本になろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/10
ドル円は膠着状態
ドル円相場は、107円台中盤から後半での小動き。新型コロナの危機感が高まった円高ピークの101円台から110円台のブレを除けば、ここ数ヵ月の取引は106円から109円台のボックス相場となっている。新型コロナ第2波の拡大、先行き懸念の広がる中、経済への影響を模索する段階にある。一方で、底堅く推移する米国株は雇用統計など経済指標の回復を好材料に落ち着いているため下値サポート要因となっている。各国の景気刺激策で流動性の高まる環境下においては、下値では押し目買い余力も十分と考える。109円を上値としたボックス相場継続を前提に106円台では押し目買いの妙味が高まろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/09
原油は買い継続
NY原油は40ドルの節目で揉み合う展開になっている。需給リバランスに対する期待感を背景に急ピッチな上昇相場が続いていたが、米国などで改めて新型コロナウイルスの感染被害が広がりを見せる中、上げ一服となっている。ガソリンなどの需要環境に先行き不透明感が浮上している。一方で、この状況でも大きな値崩れは回避されており、地合の強さも再確認されている。OPECプラスの強力な生産調整の効果もあり、国際原油需給は均衡化、更には供給不足への転換が進んでいるとの信頼感は強い。今後は消費国でも在庫減少圧力が本格化する見通しであり、上昇トレンドにおける調整局面との評価で買い進みたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/26
白金の上昇続き易い
東京白金相場は、3月17日の1843円で底入れし、2700〜2900円水準まで値位置を切り上げている。新型コロナウイルスによる経済ショックがピークを脱し、自動車販売や生産環境が正常化に向かっていることが好感されている。中国の新車販売は3カ月連続で前年実績を上回っており、政府の販売奨励策の影響もあって、自動車触媒需要は上振れし易い状況にある。プラント建設などの動きも再開されれば、更に地合を引き締めよう。足元では、米国で再び感染被害が広がるなど、需要環境は一直線に改善する訳ではない。ただ、このまま需要が回復し、金相場高騰の支援も続けば、3000円台が確立されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/03
ダウ平均に先高感
NYダウは、2万5000ドル水準で底固く推移している。新型コロナウイルスの感染被害が改めて広がりを見せているが、投資家のリスク選好性は維持されている。各種経済指標は景気回復傾向が進んでいることを示しており、米経済は回復トレンドにあるとの信頼感が強いためだ。また、議会が追加的財政出動への意欲を示す一方、FRBが積極的な金融緩和策を展開していることも、株価を支援している。まだ先行き不透明感も強いが、100日、200日移動平均線といった長期トレンドラインの近辺では、値ごろ買いが入る傾向が強い。株式市場ではV字型の景気回復への期待感が強く、今後も先高感が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/07/02
金の上昇が本格化
東京金先物は6000円節目を完全に上抜き、取引開始以来の高値を更新した。年初の5303円に対して、6100円台まで値上がりが進んでいる。一旦は終息したかと思われた新型コロナウイルスの感染被害が再び拡大していることで経済見通しの不確実性が増していることが、安全資産に対する投資ニーズを高めている。株価急落といったリスクオフ圧力が発生している訳ではないが、株価には表れていない不安心理が広がりをみせていることが確認できる。新型コロナウイルスがもたらした経済危機の解消には、年単位の時間が要求される。息の長い上昇地合が続くことになろう。6000円台乗せは通過点に過ぎない。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/30
南アランドは買い場
南アランドは6月10日の6.5円で上げ一服となったが、6.1円水準では支持されており大きな値崩れは回避されている。新型コロナウイルスの第2波に対する警戒感が新興国通貨全体を圧迫しているが、4〜5月のように改めて5円台を打診するような動きは見られない。既に経済環境は最悪の状況を脱しているとの安堵感があるためだ。南ア中銀は急激な利下げを繰り返しており、高金利通貨としての魅力は薄れている。しかし、各国中銀の大規模な流動性供給を背景に投資家のリスク選好性は高くなっており、株式と同様に新興国通貨も買われ易い地合が続く見通し。乱高下を繰り返しながら、7円台を打診しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/26
ドル円はボックス取引
ドル円は新型コロナウイルス第2波に対する警戒感が上値を圧迫、高値からの修正局面となっている。しかし、経済活動が極端に落ち込みを見せるとまでは捉えられず、下値も堅い小康状態。今年の4月以降は安値106円前後から109円までのレンジ取引となっているため、現在の値位置で下値を固められるかが焦点。トランプ政権は、新たな景気刺激策について具体的に議員らと協議していると23日ムニューシン米財務長官がコメントし、7月中にも、議会を通過する可能性が高まっている。年内にはリセッションから抜け出す見通しが強まっているため、安値からは買いが集中するか。ストップロスを置いた買い方針。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/25
原油価格の上昇続く
NY原油は40ドル台を回復し、3月6日以来の高値を更新している。需要環境が正常化に向かってること、OPECプラスの協調減産が高い順守率で実行されていること、シェールオイルの急激な減産圧力などが、国際原油需給の安定化を促していることが高く評価される。世界中に潤沢な在庫が存在しているが、このまま緩やかなペースでも需要が回復し続け、更にOPECプラスが着実な生産調整によって需給リバランスを適切に促すことが可能であれば、原油相場は更に上昇することが可能だろう。これから在庫の取り崩し開始が明確に確認できると、急落前の価格水準の下限となる50ドル台回復にも違和感はない。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/23
トルコリラは上昇続く
トルコリラは5月の14.64円で底入れしたが、16円台前半で上値を抑えられ、足元では15円台まで反落している。新型コロナウイルスの感染被害終息と連動して反発していたが、「第2波」の脅威が浮上していることで、改めて上値を圧迫されている。これから再び世界の経済活動が停滞を迫られれば、リラも下押し圧力が再開され易い。ただ、混乱を繰り返しながらも経済活動が正常化に向かうのであれば、反発基調は維持され易い。世界各国の中央銀行が大量の流動性を供給する中、投機マネーはリスク資産に流入し易い環境にある。「第2波」の脅威が本格化しないのであれば、16円、17円と値上りしよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/19
ドル円の押し目は買い
ドル円は、良好な5月米雇用統計などを手掛りに一時110円の節目に迫る値動きになっていたが、足元では107円水準での取引に回帰している。経済環境の早期正常化期待から投資家のリスク選好性が強まる中、膠着状態が続いていたドル円相場も株価や商品相場に遅行する形で勢いづくかにみえたが、そのタイミングで新型コロナウイルスの第2波に対する警戒感が浮上したことが、改めて上値を圧迫している。ただ、このまま経済活動の正常化が進むのであれば、ドル円相場は改めて上値を試す展開になろう。米金利低下圧力にも一服感がみられる中、107円台は改めて買いポジションを構築する好機になるだろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/18
原油は更に上昇する
NY原油は40ドルの節目水準に抵抗を受けている。需給リバランスへの期待感を背景に急ピッチな上昇相場が続き、4月には一時マイナス化していたが、6月には40ドル台に乗せる場面もみられるなど、着実に安値修正が進んでいる。上げ一服感もあるが、年後半は需要が更に回復する見通しであり、仮にOPECプラスが減産規模縮小を進めても、需給リバランスの流れは継続しよう。既に米国株は急落前の水準を回復しつつあり、原油相場も過剰在庫の解消と連動して40ドル台定着から50ドル水準に向けての一段高が打診されよう。新型コロナウイルスの第2波、第3波にはテールリスクとして注意が求められる。。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/16
ダウ平均は上昇続く
NYダウは、3月の1万8000ドル台から一時2万7000ドル台まで急反発する展開になっている。経済活動が正常化に向かう中、投資家のリスク選好性が高まっている。本来であれば、株価が高騰するような経済、企業業績環境ではないかもしれない。しかし、FRBの強力な金融緩和策によって金利が失われる中、米国債市場は投資対象から外されつつあり、消去法的にリスク資産に対して過剰とも言える資金流入が促され易い環境になっている。既にNASDAQ指数は過去最高値を更新しており、ダウ平均株価も上昇地合が維持されよう。リーマン・ショック後も、経済停滞局面で株価が急伸したことを確認したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/12
ドル円は半値押し達成
ドル円は高値からの修正局面。先週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数が250万人増、失業率も予想外に低下し、一時109円86銭まで上昇した。110円には売り注文が控え、約2カ月半ぶりの回復には至らなかった。今週に入り、WSJがFOMCでイールドカーブコントロールが論議されると報じられたことからドル売りが意識され、一気に5月の安値からの上昇分の半値押し107円92銭レベルまで下落を見せた。一目均衡表基準線や21日の移動平均線も同水準でサポート力は強いが、米国のデモ、中国との摩擦など、米国をめぐる政治的な不安材料も山積みとなっており2/3押し水準までの下落も要注意。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/11
金の上昇は続く
東京金先物は6000円水準の高値圏を維持している。世界経済の正常化で投資家のリスク選好性が高まっているが、金相場に関しては高値圏を維持している。株価が高騰しているとは言え、新型コロナウイルスで経済環境に対する不確実性が著しく高まった状態に変化はないためだ。特に東京金相場に関しては、リスクオン環境では円安の支援を受けることも可能であり、ドル建てやユーロ建て金相場と比較しても底固さが目立つ。短期筋の持高調整も活発化しているが、金市場に対する資金流入傾向は維持されよう。金ETFの投資残高も高止まりしている。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/09
ランド相場に先高観
南アランドは6.5円の節目を突破する展開になった。世界経済の正常化圧力を反映して、投資家のリスク選好性が高まっていることが、ランド相場も押し上げている。南アフリカでは6月入りしてから製造業と鉱業分野でもフル稼働が容認されており、経済環境が最悪期を脱したとの安堵感がある。相次ぐ利下げによって高金利通貨としての魅力は低下しているが、世界的な株高環境の中で、新興国通貨全体に対する物色意欲が強くなっている。新型コロナによる経済ショックは想定よりも軽微だった可能性があり、これまで大きく売り込まれていた新興国通貨や資源国通貨がその反動から騰勢を強め易い状況になっている。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/05
原油は一段高を打診
NY原油は、40ドルの節目に迫る展開になっている。新型コロナウイルスの感染被害が終息に向かう中、需要環境の改善が進んでいることが好感されている。ヒトやモノの移動が活発化していることが、過剰供給状態の解消圧力に直結している。OPECプラスの協調減産合意が着実に履行される一方、シェールオイルの生産高も大きく落ち込んでいる。今後は過剰在庫の取り崩しが本格化する見通しであり、強気相場が続き易い。米国株は早くも新型コロナの感染が広がる前の価格水準を回復しており、原油相場の50ドル台回復にも違和感はない。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/04
トルコリラは反転局面に
トルコリラは5月7日の14.64円をボトムに、6月入りしてからは16円台を回復する展開になっている。新型コロナウイルスの感染被害が終息に向かう中、経済活動の正常化が投資家のリスク選好性を高めており、漸く新興国通貨市場に対しても投機マネーの回帰が促されている。トルコ中央銀行は今年に入ってから政策金利を11.25%から8.25%まで大きく引き下げており、実質金利は大きくマイナスに沈んでいる。このため、高金利通貨としての魅力は失われているが、新興国通貨の投資環境が最悪期を脱したことが評価される。外貨準備の減少にも歯止めが掛かり、急落前の18円水準回復が打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/06/02
ドル円の上昇続く
ドル円は107円台をコアに膠着化している。新型コロナウイルスのショックで一時101.17円まで急落していたが、各国の経済活動が正常化に向かう中、株高連動でドル円もコアレンジを切り上げている。世界的に株高傾向が強まる中、ドル円の下値は固まってきている。日米ともに金融緩和策がフル稼働の状態だが、ドルインデックスが膠着化していることで、円安圧力が継続すれば上値追いの展開になろう。実体経済は依然として厳しい状況だが、このまま経済活動の正常化が進み、緩和マネーの支援もあって株高傾向が維持されると、緩やかな上昇地合が支持されよう。急落前の110円水準回復が短期目標になる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/29
ドル円、トレンド発生中
ドル円は5月6日に105円98銭を安値に、短期上昇トレンドを形成中。現在は上昇5波目の上げ局面。前回の寄稿時は高値安値をそれぞれ切り上げ、短期的に上昇トレンドを作り始めたタイミングだった。各国のロックダウン解除で経済活動が再開したり、日本の緊急事態宣言の解除で今後の景気回復への期待が高まり、落ち着いた値動きになっている。日本株も安値からの切り返しを見せており、買い材料としてサポートしている。一目均衡表の雲の上限が上値の抵抗となっているものの、雲の上限自体が切り上がっている時間帯なだけに、上値を試しやすい。108円50銭処がピークの為、押し目買い継続としたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/28
原油は安値修正を継続
NY原油は30ドル台を回復する展開に。新型コロナウイルスの感染被害がピークを脱する中、経済活動が正常化に向かうプロセスを反映している。OPECプラスの協調減産が高い順守率で実行されていること、米国のシェールオイルなどの減産圧力が強くなっていることもポジティブ。このまま順調に需要が回復すれば、近く需給均衡化が達成できる見通しになっている。過剰在庫を解消できるかといった問題も残されているが、株価や銅相場なども堅調であり、原油相場も上昇地合が維持され易い。まだ新型コロナウイルスの脅威は残されているが、自動車の他に旅客機の運行も増えてくれば、地合は一段と安定しよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/26
金は6000円台定着へ
東京金は、6000円台の大台乗せを窺う展開になっている。原油相場の急落を受けて金相場も不東京金は、6000円台まで値上がりしている。新型コロナウイルスの感染被害は終息に向かっているが、依然として安全資産に対する投資ニーズは強く、底固い展開が維持されている。経済活動が正常化に向かっているとは言え、経済にもたらされたダメージは大きく、景気が正常化するプロセスは長期化が必至の状況にある。各国で大量の失業者が発生しているが、もはや雇用が新型コロナウイルス前に戻ることはないといった慎重な見方も強く、政府は大規模な景気刺激策で債務を膨張させる一方、中央銀行は金融緩和で流動性供給を強化している。特に欧米投資家の金投資意欲が強くなっており、先高感が維持されよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/22
ダウは反発続く
NYダウは、1万8000ドル台から2万4000ドル台まで切り返す展開になっている。新型コロナの影響で実体経済や企業業績は大きなダメージを受けている。特に景気に関しては楽観的な見方でも本格回復には年末まで時間が必要とみられている。ただ、経済活動の再開が始まる中、株式市場では投資家のリスク選好性が急激に高まっている。20日には全米50州全てで規制が緩和・解除されており、最悪の状態を脱したとの安堵感がある。政府の強力な財政出動、更にはFRBの大規模金融緩和を受けて、依然として値位置が低い米国株に対して投機資金が流入している。急落前の値位置への回帰が打診されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/21
金の上昇は始まったばかり
東京金先物は6000円の大台に乗せ、国内で上場して以降の最高値を更新した。新型コロナウイルスの終息が進む中、国内でも緊急事態宣言が一部解除されるなど、経済活動は正常化し始めている。しかし、景気低迷は長期化する見通しであり、安全資産である金に対する投資ニーズは根強い。今後も財政政策と金融政策のフル動員が続く見通しであり、その規模は世界同時金融危機後を遥かに上回る見通しになっている。金ETF市場に対する資金流入傾向も強く、新型コロナ第2波といった動きがみられなくても、金相場の上昇地合は維持され易い。まだ年単位で上昇余地を残した相場環境であり、買い対応を継続したい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/19
ランドは反発狙い
南アランドは5.6〜5.9円水準で下げ一服となっている。新型コロナウイルスの感染被害が終息に向かう中、ランド売り圧力も一服している。南アフリカでも新規感染者が抑制されており、工場の稼働再開など経済活動の正常化が進んでいる。1〜4月のみで政策金利は2.00%の大幅引き下げになる一方、格下げの動きもみられ、財務省は今年の成長率がマイナス5.8%になるとの見通しを示すなど、経済環境は依然として厳しい状況にある。ただ、投資家のリスク選好性が回復していけば、急落が続いていた新興国通貨に対しても値ごろ買いが入り易い。底入れを打診する局面にあり、物色妙味が高まっている。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/15
ドル円、強気サイン点灯
ドル円は5月11日に107円を回復すると、4月からの中期・短期の下落トレンドのパラレルラインを上抜けた。4月末からの欧米の金融政策発表、戦後最悪の米雇用統計等、一連の材料・イベントを消化して方向性は鈍い動きとなっている。水曜日のパウエルFRB議長の講演について、マイナス金利の採用期待も織り込む中で、議長は否定するだろうとの思惑からドル買いとこれまでの売り方の買戻しも入ってくる可能性もあろう。感染の第2波も警戒され、まだ安心感はないが一目均衡表の雲の下限、転換線、21日移動平均線、直近高値、トレンドラインの上抜けなど強気転換を考えると押し目買い方針としたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/14
原油は安値修正を打診
NY原油は、4月にマイナス価格を記録したが、その後は安値修正を進めている。需要の底入れが確認される一方、5月からはOPECプラスの協調減産体制が始まっている。更にシェールオイル産業では生産縮小・停止の動きが相次いでおり、需給緩和状態はピークを脱した可能性が高い。まだ在庫増加傾向は維持されており、過剰在庫の取り崩しには極めて多くの時間が要求される。しかし、サウジアラビアなどは自主的減産も発表しており、石油市場安定化の流れを加速させる動きを強めている。原油相場が急騰する必要性が浮上している訳ではないが、在庫削減が進むのであれば、30ドル台に向けて上昇地合が続こう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/12
トルコリラの反転あるか
トルコリラは15円の節目まで急落する展開になっている。新型コロナウイルスは世界経済に大きなダメージをもたらしているが、特に脆弱な新興国経済に対するダメージが大きい。トルコ中央銀行は断続的に利下げを行わざるを得ない状況にあり、インフレ率を大きく下回る金利環境が嫌気されている。通貨防衛の介入も行われているとみられるが、その結果として外貨準備高の枯渇化が強く警戒されている。ただ、トルコ銀行当局は欧米3行に対して取引を禁止し、更には「虚偽」の情報を流した金融機関を処罰する方針を示している。こうした政府の強引な施策が効果を上げることができると、自立反発局面に移行する。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/08
ドル円は押し目買い
ドル円は106円水準まで軟化している。米政府が新型コロナウイルスについて中国に対する批判を繰り返す中、、米中対立が投資家マインドを悪化させているためだ。米中間で制裁や報復が行われると、短期下振れリスクが高まる。ただ、円と同様にドルも堅調であり、他通貨と比較するとドル円相場の下値は堅い。世界的には、経済活動の正常化が模索されており、投資環境は改善傾向にある。このまま株式市場などに対する資金流入が続けば、ドル円は徐々に地合を引き締めることになろう。新型コロナウイルスの克服が、株高などと同様にドル円相場を押し上げる展開になろう。急落前の110円台回復が打診される。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/05/01
ドル円、トレンド発生待ち
ドル/円は2月中旬、新型コロナウイルスのリスクオフで1ドル=112円から101円まで円高が進むも、その後はドルの換金需要の高まりから3月下旬には、往ってこいの112円手前まで回復した。現在は109.39円から106.91円の三角持ち合いを形成中。一目均衡表の雲のねじれを上にブレイクし下値のサポートを受けている。日銀金融政策決定会合では追加緩和措置が打ち出されたが、市場の反応は乏しく円高に反応した。各国金融政策の効果や経済活動再開への期待のある中、今後は各経済指標に目が移ることになる。具体的影響の可視化で乱高下もあろうが、現在はトレンド発生を待ちたいところ。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
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中部経済新聞「焦点」
2020/04/28
原油は一時マイナス化
NY原油は5月限が一時マイナス価格化するなど、波瀾の展開が続いいている。供給過剰で在庫が積み上がる中、価格が付きづらい状況になっている。在庫貯蔵能力の限界も意識される中、投機ではなくスポット市場の需給緩和が、原油価格の最安値更新を促している。一方で、シェール産業は大きなダメージを受けており、リグ稼働数が急減している。また、OPECプラスは過去最大規模の協調減産で対応を進めている。需要環境が安定化すれば、供給環境が激変しているだけに、在庫取り崩しの再開が原油相場の反発を促そう。ただ、その時期は依然として見通せない状況にある。新型コロナウイルス次第の状況が続く。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/02
金は6000演題へ
東京金は、6000円台の大台乗せを窺う展開になっている。原油相場の急落を受けて金相場も不安定な値動きを強いられているが、地合は強い。インフレ期待の後退はネガティブだが、それ以上に実体経済の減速、FRBの強力な金融緩和、更には米政府の大規模な新型コロナ対策費用の計上といった動きが警戒されている。新型コロナウイルスは経済・金融環境に大きなダメージを及ぼすことになり、安全資産としての金市場は強い刺激を受けている。金ETF市場に対する資金流入量も着実に増えている。このまま円相場が急伸するような事態が回避できれば、6000円台へのコアレンジ切り上げは時間の問題だろう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/23
ダウは反発局面に
NYダウは、3月に1万8000ドル台まで急落した後、4月は一時2万4000ドル台を回復する展開になっている。新型コロナウイルスの感染被害が終息に向かい、トランプ大統領が経済活動再開の新指針を発表する中、安値修正が進んでいる。足元では原油相場の過度の急落地合が投資環境を不安定化させているが、このまま経済環境が正常化に向かうのであれば、株高傾向は維持されよう。実体経済や企業業績環境は厳しさを増しているが、FRBの強力な金融緩和措置の影響もあって、米国株に対する資金流入傾向は維持され易い。新型コロナウイルスのコントロールに失敗しなければ、上昇地合が維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/21
金の上昇圧力が強まる
東京金先物は一時5997円まで上昇し、上場来高値を更新している。世界的には新型コロナウイルスの感染被害が終息に向かう兆候がみられ、株式市場では経済活動の正常化を先取りする動きも見受けられる。ただ、金市場では実体経済の減速圧力の強さが警戒されており、株価動向と関係なく買いが膨らんでいる。寧ろ、景気動向を無視した株高そのものが「リスク」と捉えられている。しかも、FRBは過去最大規模の強力な金融緩和を実施中であり、FRBの保有資産が急拡大していることが、上昇ペースを加速させている。このまま金融緩和環境が維持されるのであれば、6000円台にコアレンジを切り上げよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
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中部経済新聞「焦点」
2020/04/03
日経225危機は買い
日経225は、新型コロナウイルスの影響が足元の景気悪化懸念を強め、下落の一途をたどった。日経225は、米中が新型コロナウイルスに対し、早期終息見通しを示したことで、底固く推移している。FRBが新たに経済支援策を打ち出したことも好材料。一方、足元の経済指標は急激に悪化し、今後の経済へのダメージや財政出動の具体的効果など、懸念は払拭されないものの、株価は堅調地合となっている。米国株に連れ高し、日経もようやく上昇トレンドを形成。08年のリーマンショックの初動時にも劣らない財政出動の額も鑑みれば、株価主導の金融相場の様相を益々強めると判断、押し目買いで対処したい。今後2週間の予想レンジは、一目均衡表の基準線18800円から今後の雲上限の20000円処。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/16
ランドは底入れか
南アランドは6円台を割り込んだ状態が続いている。新型コロナウイルスの影響で投機マネーが新興国に流入する余裕をなくしており、逆に資金流出傾向が目立つ状況が続いている。ただ、FRBの強力な流動性供給の効果もあって、足元ではドル高圧力が一服している。また、株式市場では新型コロナウイルスの終息後の経済活動再開を先取りする動きが観測されており、徐々にではあるがリスクマーケットに投機資金が回り始めている。新興国通貨も急落傾向にはブレーキが掛かっており、地合が改善に向かう兆候は確認できる。投資環境の安定化と連動して、少なくとも自律反発的な動きは想定することが可能だろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/14
原油は需要回復待ち
NY原油は、20ドル台前半で上値の重い展開が続いている。OPECプラスでは日量970万バレルの大規模減産で合意し、G20エネルギー相会合でも石油市場安定化への積極的な貢献が合意された。ただ、G20では期待されていた数値目標の設定はできず、石油需給安定化のために十分な規模の減産対応ができるのかは、疑問視する向きが多い。新型コロナウイルスによる需要ショックがあまりに大きく、相場の底入れは先送りされている。マーケットでは、むしろ失望感が優勢になっている。ただ、欧米諸国では感染被害がピークを脱する兆候がみられ、今後需要環境が改善に向かうのであれば、物色妙味もあろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/10
トルコリラの反転近づく
トルコリラは16円水準で揉み合う展開に。新型コロナの新規感染者数減少で投資環境の改善が進み始めているが、リラ相場の反発力は鈍い。世界的な景気減速圧力が強まる中、新興国市場からは資金を引き揚げる動きが継続している。トルコでは観光業のみならず、製造業も大きなダメージを受けており、貿易赤字の急激な拡大など、景気後退局面入りするリスクが高くなっている。格付けの引き下げ圧力も強く、まだ新興国通貨の先高感は乏しい。ただ、これから新型コロナウイルスが終息に向かう見通しが正しいのであれば、リスク資産の中で新興国通貨だけが売られ続ける必要性は乏しい。リスクを取る価値はあろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/09
ドル円の下値固まる
ドル円は3月9日の101.17円で底入れし、107〜112円水準までコアレンジを切り上げる展開になっている。米連邦準備制度理事会(FRB)の強力な流動性供給でもドルに対する資金ニーズが維持されている。一方で、新型コロナウイルスの世界的な感染被害が終息に向かうとの見通しが浮上していることが円売りを促しており、ドル円相場は値上がりし易い環境になっている。国内でも非常事態宣言が出されるなど不安定な投資環境が続くが、為替市場ではドルに対して投資人気が集中しており、2月以降に二度にわたって抵抗を受けている112円突破が打診されよう。株価底入れが進むと買い安心感が強まる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/07
原油は荒れる展開か
NY原油は重要局面を迎えている。これまで新型コロナによる強力な需要減退圧力を静観していた産油国が、3月末で終了した協調減産体制への復帰を模索しているためだ。米ロ対立で産油国の協調体制は崩壊したが、トランプ米大統領の仲介で、OPECプラス、更に他の産油国も含めた大連合が協議されている。今週後半にも協議が行われる予定になっており、世界石油供給の約1割に相当する日量1000万バレルを軸に協調減産が模索されている。ただ、依然として最終合意には到達しておらず、米国が協調減産参加を拒否するなど、協議は難航している。産油国の動向を眺めながらブレ幅の大きい値動きを想定したい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/03
日経225はターニングポイント
日経225は、新型コロナウイルスの影響が足元の景気悪化懸念を強め、下落の一途をたどった。直近では、先月16日、23日の1万6千円付近を底としたダブルボトムを形成。17日の戻り高値まで約1540円幅の倍返しの1万9千円台半ばまで上昇した。その後は都内の感染者数が急増したのをきっかけに、高値切り下がりの展開へと。各国の金融政策がどの程度具体的に景気後退に歯止めとなるのかはこれからで、マーケットは、安易に安定を見せず、日々のボラティリティも大きくなっている。前述の二番底が目先の底値か、また、25日の戻り高値を超え、上昇トレンドを形成するのかで積極性の趣を変えたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/04/02
金相場は上昇再開
東京金は、5000円台中盤での取引が続いている。株価急落を受けての換金売りが一服し、改めて地合を引き締めている。米連邦準備制度理事会(FRB)はゼロ金利政策に加えて無制限の量的緩和も展開中であり、金融情勢が落ち着きを取り戻すと、金は買われ易い地合にある。米長期金利は1%台割れ定着が進んでおり、インフレ率を差し引いた実質金利はマイナス化している。まだ乱高下する場面も目立つが、金上場投資信託(ETF)市場では継続的な買い圧力が観測されており、金市場を取り巻く環境は着実に改善している。このまま新型コロナウイルスが安全試算ニーズを高めれば、6000円台が打診される。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/31
ダウの急落を買い拾う
NYダウは、一時2万ドル台を割り込み、不安定な値動きを続けている。新型コロナウイルスで経済活動の停滞は必至だが、米政府が大型景気対策を取りまとめ、米連邦準備制度理事会(FRB)がゼロ金利と無制限の量的緩和策を展開する中、安値からは一時20%を超える反発となっている。新型コロナウイルスは依然として猛威を振るっており、短期的には株価も不安定な展開が続き易い。一方で、中国ではコントロールが可能な状態になりつつあり、欧米でも感染被害が終息に向かえば、株価は急反発が期待できる状況に変る。世界同時金融危機の際も、こうした局面での買いは長期的に大きなリターンをもたらした。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/27
金の上昇条件が整う
東京金は5913円から4876円まで急落した後、5000円台後半まで切り返す荒れた展開になっている。新型コロナウイルスが投資環境に極端な不確実性をもたらす中、株価急落による損失補填の目的もあって、投資家は金市場でさえもキャッシュ化を迫られていた。しかしその後は、各国が財政政策や金融政策で危機封じ込めのための対応を進めたことで、マーケット環境の正常化が進むにつれて、金相場は上昇を再開し始めている。まだ不安定な投資環境が続くが、ここ1ヵ月で米連邦準備制度理事会(FRB)はゼロ金利政策と無制限の量的緩和と、金融緩和措置をフル動員している。上昇再開の条件は整っている。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/26
ランドに打診買い
南アランドは6円台前半での低迷が続いている。新型コロナウイルスの影響で世界経済の先行き不透明感が強まる中、新興国通貨に対しては売り圧力が強くなっている。ただ、ここにきてボラティリティ指数が低下し、金相場の急落が一服するなど、マネーの流れは徐々に正常化し始めている。まだ新型コロナウイルスの先行きについては見通しが立たない状況だが、世界各国の中央銀行が積極的に流動性を供給していることが、実体経済に先行して金融市場環境の安定化を促している。このままボラティリティ環境が落ちつきを見せれば、新興国通貨に対しては安値修正圧力が強まる余地が浮上する。打診買いを検討したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/24
原油はパニック化
NY原油は、3月20日に一時20ドルの節目を割り込む展開になった。米国内で本格的な移動規制が始まり、輸送用エネルギー需要の先行きが全く読めない状態になっていることが警戒されている。欧州などでも同様の動きが見られ、世界石油需要の低迷が1〜3月期のみならず4〜6月期も継続する可能性が高まっている。しかも、産油国は4月以降に増産によるシェア争いに移行する。ただ、既にシェールオイル産業の崩壊は始まっており、トランプ米大大統領も原油安問題に介入する方針を示している。まだ底入れ感は乏しいが、持続可能な価格水準ではない。産油国の限界が見えてくると、一気に30ドルに向かおう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/20
日経225は未曽有の危機
日経225は2月の高値から大幅下落。1万6000円台まで下落した。新型コロナウイルスを材料にしたリスクオフ圧力で連日の下落になっている。これから個人消費が大幅に落ち込むとの見通しもあり、売りが売りを呼ぶ展開で、積極的な買いが集まりにくい。各国の足並みを揃えた協調利下げと金融緩和もマーケットからは期待外れと捉えられ、下落に歯止めが利かない状況。3月の大型配当前ではあるものの、日本国内の需給だけでは、独歩高となるとは考えられず、世界的に不安心理が払しょくされない環境の中では、まだ本格的な方向転換とはなりにくい。現時点では、リスクを積極的に取るには時期尚早と考える。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/19
トルコリラは「陰の極」
トルコリラは16円台まで値下りし、2018年のトルコリラ・ショックで付けた安値15.25円に迫る値動きになっている。新型コロナウイルスの影響で新興国通貨に投資できる環境にはなく、円高でも円安でもトルコリラは売られている。一方で、現在のボラティリティ指数は80ポイント水準まで上昇しているが、これは2008年の世界同時金融危機と今回の二度しか経験したことがない水準である。パニック状態のピーク段階を迎えており、「陰の極」が近づいている可能性が高い。米国への資金回帰の流れから上値重い展開だが、新型コロナが終息に向かい始めれば、少なくとも自立反発的な動きが強まろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/17
乱高下するドル円
ドル円は3月入りしてから108円水準から101円台まで急落した後に108円台まで急反発し、今週は週明け直後に106円水準まで再び急落する荒れた展開になっている。新型コロナへの対応では、一貫して安全性が高く評価されている円が買われているが、ドルに対する影響については評価が定まっていないためだ。ただ、FRBは今月だけでも2度にわたる緊急利下げを実施し、今後はゼロ金利政策に加えて量的緩和政策も本格化する見通しになっている。米金利低下・ドル安傾向が続くと、ドル円の上値は圧迫され易くなる。新型コロナの感染被害が終息方向に向かうまで、ドル円の本格反発は先送りされる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/13
原油安は減産促すか
NY原油は、30ドル台前半まで急落し、2016年2月以来の安値を更新している。6日のOPECプラス会合で追加減産を巡る協議が決裂し、サウジアラビアが4月以降に大規模増産を展開する「価格戦争」が始まったと評価されている。政策調整が無理なため、原油価格を強引に押し下げることで、自国以外に減産対応を迫るものになる。この政策が続いている間は、シェールオイル産業の崩壊といった形で減産圧力が顕在化するまで、原油価格は低迷が続くことになる。一方で、16年には現行価格で原油安は限界を迎えた。シェールオイルの減産、もしくは協調減産再開が促されれば、原油相場は底入れに向かおう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/12
金相場は押し目買い
東京金は、2月25日の5913円をピークに、足元では5500円水準まで軟化している。新型コロナによる実体経済の減速が強く警戒されているが、為替が大きく円高方向に振れたこともあり、上げ一服となっている。ただ、米国でも新型コロナの感染者は急増しており、経済活動や企業業績に対する影響は拡大している。FRBは緊急利下げに踏み切ったが、今後も断続的な利下げ、更には量的緩和対応を迫られる事態に対する警戒感は強い。このまま新型コロナが早期終息に向かわないのであれば、NY金相場の1700ドル台乗せの動きと連動して、東京金相場も改めて上値追いの展開を強いられることになろう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/10
ダウは買いの好機か
NYダウは、2月の過去最高値更新から一転して、2万5000ドル水準まで急落している。新型コロナウイルスの感染被害が中国以外でも広がりを見せ、米国においても深刻な脅威になり始めていることが警戒されている。、実体経済や企業業績の下振れリスクが一段と強くなっている。新型コロナウイルスの感染被害がピークアウトする見通しが立つまでは、株価は不安定な値動きが続き易い。一方、この種の未知の感染症は株価を必要以上に押し下げることになり、問題が終息に向かうと株価は平均で23%の急反発に転じるのが過去の相場パターンである。継続的な売り材料ではなく、買いの好機とみることもできる。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/06
日経225、7カ月ぶりの安値
日経225は変形の三尊天井形成後、21日移動平均線を下抜けると新型コロナウイルスの感染拡大が経済を低下させるとの思惑もあり大幅に下落した。トップから約3500円も下落した。また、米国による緊急利下げでも効果が持続しないNY株式の動きに失望、安値圏からの持ち合い相場となった。過去2年半の安値圏である2万円付近では、海外勢、日銀などの買い支えも期待できる。新型コロナの影響で悲観的なムードもあるが、むしろ、前回のSARS等で付けた安値は買い場になっていることも考慮に入れ、資金配分を十分に捉えたうえで買い場を探したいところ。3月末の大型配当前に仕掛け場を検討したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/05
FRB利下げで金は一段高へ
東京金は2月25日の5913円で上げ一服となっているが、依然として5000円台中盤から後半の値位置を保っている。2月末にかけては株価急落を受けて金市場でも持ち高調整が進んだが、押し目では買い圧力が優勢になっている。米連邦準備制度理事会(FRB)は3月3日に緊急利下げに踏み切り、今後は各国中央銀行がこうした動きに追随するのは必至である。世界的な低金利化が進んでいることが、金相場を強力に支援している。米長期金利は1%台を割り込む異常事態になっている。円高加速によって円建て金相場の上げ幅は限定されるが、このまま世界的な金融緩和圧力が強化されれば、一段高が想定される。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/03/03
ランドの押し目を買う
南アランドは7円の節目を割り込む急落地合になっている。新型コロナウイルスの感染被害拡大で投資家マインドが悪化する中、株式や原油などと同様に新興国通貨も売却対象となり、2016年7月以来の安値まで急落している。新型コロナウイルスの感染被害はどこまで広がりを見せるのか分からず、まずはリスクから離れることが最優先されているのが1月中旬以降の相場展開になる。一方で、未知の感染症のリスクの織り込みはオーバーシュート気味になり易く、過去の感染症の事例を振り返ってみても、感染被害が落ち着くとリスク資産は急反発する傾向にある。弱気ムード一色だが、割安な相場水準との評価になる。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/28
原油は下げ過ぎか
NY原油は、再び50ドルの節目を割り込む展開になっている。韓国、欧州、中東などでも新型コロナウイルスの感染被害の報告が急増する中、改めて世界経済の減速リスクを織り込む必要性を迫られているためだ。経済活動にどの程度の影響が生じるのか先読みが難しく、世界的な株価急落・資源安の流れの中で、原油相場も軟化している。OPECプラスが追加減産で合意できない場合には、更に下振れするリスクもある。ただ、この価格水準はOPECとシェールオイル産業がともに許容できる価格水準ではなく、中長期的な物色妙味は一気に高まっている。短期の地合は悪化しているが、割安な価格との評価になろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/27
トルコリラ急落は買い
トルコリラは、18円台を割り込む展開になっている。新型コロナウイルスの脅威が広がりを見せる中、投資家のリスク選好性が後退している影響を強く受けている。株式や原油市場から資金が流出し、金や米国債などの安全資産が買われている。こうしたリスク資産から安全資産への資金シフトは、為替市場の中でも観測されており、新興国通貨からは資金を引き揚げる動きが目立つ。円やドルなどの安全通貨が投資人気を集めている。短期的には、感染被害の状況次第で荒れた展開になろう。一方で、世界経済の緩やかな回復基調が崩れないのであれば、割安な価格水準との評価になる。中長期的視点で買いを入れたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/21
日経、金融相場の押し目待ち
日経225は今月、新型ウイルスの感染報告が本格的になると、23900円台後半が高値の2番天井を形成。10日の安値を谷としたレンジ内取引を下抜けると、18日現在、目標値近くの23100円台まで値を崩した。ネックラインから下値目標を計算すると23010円台、また、先月末の年初来安値から2月高値までの上昇幅の約3分の2押し水準が23085円となっており、同水準までの修正が欲しいところ。国内GDPもマイナス成長が続く懸念もあるが、各国が財政出動に加え、緩和策も打ち出していることから、リスクオンの流れが台頭。既に金融相場となり、大幅な下落相場に転じることは考えにくい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/20
ドル円は底固いが
ドル円は109円台後半で膠着化。新型コロナウイルスを受けてのパニック的なリスクオフ圧力が終息する中、1月31日の108.30円でボトムは確認している。ただ、110円台へのコアレンジ切り上げには手間取っている。リスクオン環境ではドル円に対して押し上げ圧力が強まり易いが、110円台では実需や短期投機筋のドル売りニーズも根強い。ドルインデックスは急ピッチな上昇が続いており、ドルの一人勝ちとも言える状況だが、ドル円に関しては大きな値動きは想定しづらい。押し目買い優勢の展開が続き易いが、小動きに留まろう。ドルと円が同時に投資人気を集めていることで、トレンド形成は困難に。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/18
原油に値頃感強い
NY原油は、新型コロナウイルスの感染被害を受けての急落地合にブレーキを掛け始めている。中国を筆頭に世界経済の不確実性は増しており、各種国際機関が今年の世界石油需要見通しを大幅に引き下げている。国際エネルギー機関(IEA)は1〜3月期の石油需要が10年超ぶりに前年同期比マイナスになるとの悲観的な見方を示している。ただ、急ピッチな原油安を受けて、OPECプラスは政策調整の議論を活発化させている。また、現行価格水準ではシェールオイルの安定生産も困難だろう。一方、中国の一部製油所は値ごろ感から在庫調達に動き始めている。不安定な価格環境だが、買い場との評価を維持したい。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/14
新型肝炎で金は一段高へ
東京金は5500円水準で底固いが、一段高を打診しよう。新型コロナウイルスの感染被害拡大を受けて、世界経済の下振れリスクが高まっていることが、金相場を強力に支援している。株式相場は各国中央銀行の景気刺激策の効果もあって値崩れを回避しているが、実体経済の影響は避けられないとの警戒感は強い。中国の1〜3月期成長率はゼロに近づくといった悲観的な見方さえもある。株価高騰も一見するとネガティブだが、金市場では実体経済とかい離した株高に対する警戒感も強い。このため、教科書的な解説とは異なるが、株高が更に金価格を押し上げる好循環にある。更に上値を切り上げることも可能とみる。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/13
ダウは3万台に向かう
NYダウは、地合の強さが再確認されている。新型コロナウイルスの感染拡大で瞬間的に1000ドル幅の急落地合になったが、その後は短時間で改めて地合を引き締め、逆に改過去最高値を更新している。世界各国が金融対応で流動性供給や利下げなどに踏み切る中、株式市場に対しては潤沢なマネーが供給される環境が維持されている。実体経済とかい離したバブルではないかとの批判も当然にあるが、株価トレンドとしては引き続き上向きで見ておくべきだろう。今後は、米実体経済にどの程度のダメージが生じているのか、2月や3月の経済指標が大きな意味を持つが、3万ドル台確立を打診する方向性でみておきたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/11
安全資産の金人気続く
東京金は5500円水準で底固い展開が続いている。新型コロナウイルスの感染被害を受けての株価急落には歯止めが掛かり始めているが、金相場に関しては堅調地合を保っている。リスクオフ圧力の受け皿としての金投資の必要性は薄れているが、低金利環境が維持されていることが、金相場を支援している。各国は有事対応で相次いで利下げに踏み切っており、株価の下支えには成功しつつある一方、過剰な流動性供給が行われていることが、金相場も同時に支援している。株価は安定化の兆候を見せているとはいえ、中国を筆頭に世界経済の減速は避けられず、安全資産に対する投資ニーズは高いレベルを維持しよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/07
ランドは底入れ
南アランドは1月31日の7.19円で底打ちした模様だ。新型コロナウイルスの感染被害拡大を受けて、新興国通貨も強力なリスクオフ圧力に晒されたが、投資環境が安定化し始めている。中国人民銀行は春節の連休明けにあわせて大規模な流動性供給を実施しており、市場では景気刺激策も打ち出すのではないかとの観測が広がっている。非鉄金属や原油など景気敏感性の高い資産クラスも買われており、安値修正局面に入ったとみて良いだろう。新型コロナウイルスの先行きは読みづらいが、米国株は既に過去最高値を更新しており、ランドも改めて買われ易い地合になりつつある。7.6〜7.8円水準を打診しよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
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中部経済新聞「焦点」
2020/02/06
原油は下げ過ぎ
NY原油は、50ドルの節目を割り込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国経済が大きな被害を受ける可能性が高まっている。ガソリンやジェット燃料などの製品需要が大きく落ち込む可能性があり、製油所は在庫積み増しを回避するために稼働率引き下げで対応する方針を示している。これは原油輸入量を抑制する動きに直結し、グローバルな原油需給緩和圧力を強めることになる。ただ、さすがにここまで値下りすると、シェールオイル産業も持続可能性が疑問視されることになる。OPECプラスも対策に動き始めており、仮にここから下げる動きがあっても瞬間的なものだろう。リスクをとって買いたい。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/02/04
トルコリラの急落を受けて
トルコリラは、18円台前半まで下落している。新型コロナウイルスの感染被害拡大を受けて、投資家のリスク選好性が後退していることが、新興国通貨全体の上値を圧迫している。今年は年初にも中東の地政学リスクを背景に一時17.98円まで急落していたが、売り圧力の第二波が観測されている。これで世界経済が本格的な停滞局面に突入すると、為替市場でも円やドルなど安全性の高い通貨が志向され、新興国通貨や資源国通貨は大きく売り込まれる可能性がある。ただ、この種の感染被害は遅くても春先には収束するものである。短期で売り込むのか、反発を見込んで安値を買うのか、タイミングが重要になる。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
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中部経済新聞「焦点」
2020/01/31
ドル円は買い場
ドル円相場は1月17日の110.28円をピークに、足元では108円台まで下落している。新型コロナウイルスの感染被害が拡大する中、投資環境の不安定化と連動してドル円相場も値下がりしている。今後の先読みが全くできない状況になっており、為替市場でもリスク回避の動きが優勢になっている。最近の傾向として、リスク回避の局面では円以外にドル、ユーロ等も買われる傾向が強いため、株安圧力と比較するとドル円相場の値下り圧力は限定されるが、新型コロナのリスクがピークを確認するまでは、上値の重い展開になる。ただ、現状は一時的なパニック状態で形成された安値であり、物色妙味は大きい。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
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中部経済新聞「焦点」
2020/01/30
原油急落は買い場
NY原油は、60ドル台前半まで値上がりしている。石油輸出国機構(OPEC)プラスが来年1〜3月期の追加減産で合意したことに加えて、米中通商合意で需要見通しの改善が進む中、原油需給環境が安定化するとの期待感が価格に反映されている。このままOPECプラスが積極的な需給管理を続ける一方、世界経済が底入れするのであれば、原油相場の大きな値崩れは必要なくなる。しかも、米国株は連日の過去最高値更新となっており、投資家のリスク選好性は強く、原油相場に対しても投機筋の買いが膨らみ易い環境になっている。年明け後は、60ドル台定着から更に上値切上げを進めることも十分に可能とみる。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/28
新型肝炎で買われる金
東京金は5500円水準で底固く推移している。年初は中東の地政学リスクが安全資産に対する投資需要を押し上げていたが、足元では中国発の新型コロナウイルスの感染拡大の動きが投資環境の不安定化を招き、改めて金相場を押し上げている。新型コロナウイルスは依然として死者・感染者数を増やしている段階であり、これからどのような展開を見せるのか予想がつかない。2003年のSARSとの比較も行われているが、先行き見通しが立つまでは、積極的にリスクテイクを進める投資環境にはならないだろう。株式市場では調整圧力が強く、金利低下圧力も急激に強まっている。安全資産が買われ易い地合が続こう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/24
日経225上値持ち合い
日経225は高値から修正局面。今月に入り、中国の旧正月を目前に新型ウイルスの被害拡大を懸念し大幅に下げた。先月中旬の2万4千とび台の高値とほぼ面合わせの高値を先週末に付けると21日移動平均線まで下げた。チャート的には二番天井形成とも取れる値動き。しかしファンダメンタルズ的には、米国はレポ市場の流動性不足を解消するために資産購入を再開、欧州、日本、中国と各国中央銀行は流動性供給を行い、2020年予測でも拡大予想だ。金余りの中で市場にさらなるお金が流れて始めていると考えれば、まだまだ、長期的には上げのトレンドは変わらないだろう。買われた反動安は買い方針で臨みたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/23
ダウは3万ドルに乗せる
NYダウは、3万ドルの節目に迫る展開になっている。中東の地政学リスクの消化が進む一方、15日には米中通商合意の署名が行われ、投資家のリスク選好性が高まっている。米経済指標は実体経済の底入れ感を示す一方、昨年10〜12月期の企業決算は一定の底固さを見せており、3万ドルの節目に迫る展開になっている。足元では中国の新型コロナウイルスのリスクをどのように消化するのか新たな問題を抱えているが、旧正月後に拡散が見られないのであれば、株価に対する影響は限定されよう。米金利水準は相変わらずの低迷状態にあり、株式市場の強気の投資環境は維持されている。押し目があれば買い場である。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/21
リスクオンでも堅調な金
東京金は5500円水準まで値上がりする展開になっている。年初は中東情勢の緊迫化を受けて、1月8日に上場来高値更新となる5574円を記録したが、その後も高値圏での取引が続いている。中東情勢に対する警戒感は一服しているが、先行き不透明感の強さから金相場を売り込む動きは鈍い。米中通商環境に対しても先行き不透明感が強く、安全資産に対する投資ニーズは維持されている。しかも、株高環境環境でも金利が一向に上昇しない異常事態であり、金市場に対する資金流入は続こう。円安の支援もあり、特に円建て金価格は大きく上昇し易い。昨年は1年で772円の急伸相場になったが、今年も強気である。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/17
低成長でもランド買い
南アランドは7.6円水準での取引になっている。年初は中東の地政学リスクの高まりからリスク資産は全面安の展開になった。その流れで新興国通貨も全面安の展開になった結果、ランドも昨年12月高値7.82円から一時7.44円まで急落した。しかし、地政学リスクの織り込みが一服した後は、押し目買い優勢の地合に回帰し、緩やかなペースではあるが下げ幅を縮小している。南アフリカでは、12月に大規模停電が発生した結果、10〜12月期はマイナス成長に陥った可能性が高い。ただ、米国の株高環境でも米金利上昇圧力が見られない中、リスクオン環境では高金利のランドが買われ易い地合に変化はない。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/16
原油は押し目買い
NY原油は、中東の地政学リスクを背景に一時65.65ドルまで急伸したが、足元では58ドル台まで急反落している。米国とイランの全面戦争のリスクが後退する中、昨年10月以降の急伸相場に対する反動圧力が一気に顕在化しているためだ。一方で、現行の価格水準は地政学リスクの織り込みを本格化させる前の61ドル水準を大きく下回っている。また、米国株が過去最高値を更新するなど、投資家のリスク選好性は高まっている。徐々に値固めから反発を打診する展開になろう。OPECプラスの追加減産画始まっている一方、中東情勢も安定している訳ではなく、60ドル割れは絶好の買い場になる可能性が高い。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/10
日経225相対力の逆行通り
日経225は高値からの調整局面。昨年は年始から年末にかけ5千円弱の上昇が示現した。年末12月16日の高値から1月8日時点で1千円の調整中。年末にかけての上昇5波目の高値更新時においては、通常、価格上昇時は相対力指数が上昇するが、今回の最終局面では相対力指数が、逆に低下する逆行現象が現れており下落を示唆していた。今回短期的には夏場に下落したタイミングの安値からも約4千円上昇しており、3分の1押しの水準の22700円処、ないしは、半値押しの22000円水準までは修正を期待し、有事のリスクオフ時などで、急激に下げた際には、上記水準まで待っての押し目買いとしたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/09
トルコリラの急落は買い
トルコリラは、中東の地政学環境悪化を受けて下押しされている。昨年12月上旬にかけては19円台乗せを打診する展開になっていたが、年明け後は18円割れが打診されている。トルコが直接的な戦闘に巻き込まれている訳ではないが、今後の中東情勢によっては周辺国の政情が不安定化する可能性があり、リスク回避の波に飲み込まれている。しかも、原油相場急伸で貿易収支の悪化も警戒されている。一方で、米国とイランとの本格的な戦争が警戒されている訳ではなく、リスクオフ環境でリラが下押しされた局面での物色妙味は大きい。短期的には不安定な地合が続くが、買いポジションを構築する好機と言えよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2020/01/07
ドル円は押し目買い
2019年のドル円は、2年連続で年間値幅が10円を割り込んだ。日米で低成長、低金利が続く中、ドル円相場を大きく動かすのは難しくなっている。ただ、リスクオンの投資環境が続くのであれば、ドル円相場の下値は堅いだろう。株価とドル円相場の相関関係は崩れていない。世界経済の減速が一服し、企業業績の回復が進み、米中貿易摩擦がピークを脱する中、ドル円は買い対応が基本になる。足元では中東の地政学リスクが株安・円高を促しているが、これで円高圧力が進むのであれば、物色妙味が大きい。トランプ大統領も大統領選に向けて株価を崩せる状況にはなく、一時的な株安・円高環境との評価に留まる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/31
原油高が続く
NY原油は、60ドル台前半まで値上がりしている。石油輸出国機構(OPEC)プラスが来年1〜3月期の追加減産で合意したことに加えて、米中通商合意で需要見通しの改善が進む中、原油需給環境が安定化するとの期待感が価格に反映されている。このままOPECプラスが積極的な需給管理を続ける一方、世界経済が底入れするのであれば、原油相場の大きな値崩れは必要なくなる。しかも、米国株は連日の過去最高値更新となっており、投資家のリスク選好性は強く、原油相場に対しても投機筋の買いが膨らみ易い環境になっている。年明け後は、60ドル台定着から更に上値切上げを進めることも十分に可能とみる。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/27
株高でも金は堅調
東京金は5200円台まで値上がりする展開になった。米国株は過去最高値更新が続いているが、安全資産としての金を売り込むような動きは見送られている。米中通商合意が成立しているが、世界経済の減速感を解消できるのか不透明感が強く、金に対する投資ニーズが維持されている。株式市場ほどに金市場は先行きに対して楽観的になっておらず、通常だと売られる株高環境だが、逆に改めて投資人気が高まり始めている。各国金融政策の緩和状態にも何ら変化が生じない見通しであり、金の強気の投資環境は株高環境でも変わらないとの自信が窺える。米中通商合意でも、安全資産が必要とされる投資環境が続こう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/26
ダウ平均3万ドルへ
NYダウは、年末ラリーを継続している。米中の通商合意、ブレグジットの先行き不透明感後退を受けて、投資家のリスク選好性が高まってる。FRBが低金利政策にコミットしていること、資産購入の形で実質的な量的緩和が進んでいることもポジティブ。短期的な過熱感が極めて強くなっていることもあり、本来であれば利食い売りが膨らみ易いタイミングだが、逆に過去最高値の更新を進めたことで、2020年も株高が続くことに対して高いレベルの信頼感があることが窺える。季節的にも夏にかけては株高が進行し易いく、買い対応が基本になろう。3万ドルの大台の到達も、現実的なターゲットになり始めている。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/24
株高でも下げ渋る金
東京金は5200円水準で底固く推移している。米中通商合意、英総選挙での与党勝利などを受けて投資家のリスク選好性が高まっているが、金相場は堅調地合を保っている。株高局面でも改めて金相場を売り込むような動きは鈍く、金相場の値位置が大きく切り上がっていることが確認できる。株式市場ほどには、金市場は米中合意で経済環境が劇的に改善するとは考えていない。金融緩和環境にも変化は生じない見通し。また、株式相場の過熱化に対する警戒感も、金に対する退避ニーズを高めており、株高と金相場高が共存する環境が実現している。2020年も上昇相場が続く可能性が高いことが強く示唆されている。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/20
日経225年初来高値更新中
日経225は高値更新中。NYダウが2万8千ドル台まで上昇、米中通商協議の第一段階合意を好感し、史上最高値も更新した。年内危惧されていた主要イベントを難なく消化したことで、買いが集まりやすく日経225も14カ月ぶりに2万4千円を回復した。昨年から2万4千円台半ばが高値として意識されているため、この上値抵抗を突破できるかどうかが焦点。これまで双方の関税合戦で貿易量の減少や、直接的な影響が足元の経済に打撃を与えてきたとすれば、今回の合意により滞り気味であった経済は浮上し、企業業績のアップ、株価の上昇と連想はしやすい。高水準の為、押し目を待っての買い方針継続としたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/19
ランドは更に上昇か
南アランドは7.5円の節目を上抜き、約5カ月ぶりの高値を更新している。南アフリカでは豪雨の影響で大規模な停電が発生し、鉱山や工場などの操業に対する影響が報告されており、10〜12月期の成長が予想以上に下振れするリスクが高まっている。しかしランド市場では、それ以上に米中通商協議が合意に達したこと、FRBが20年中の利上げ実施の可能性に否定的な見方を示していることなどが材料視され、逆に強含みの展開になっている。株高傾向を受けて、新興国のハイリスク通貨に対しても資金が流入し易くなっている。また、世界的な低金利環境で高金利通貨も買われ易く、ランド相場の先高感は強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/17
原油は一段高へ
NY原油は60ドルの大台に乗せた。米中が「第一段階」の通商合意に到達したことで、世界経済の先行き不透明感後退、投資家のリスク選好性の高さが、株式相場と同様に原油相場も支援している。米中合意については評価が割れている点もあるが、株価の堅調地合が維持されるのであれば、原油相場も60ドル台定着から一段高が打診されよう。OPECプラスは今月の会合で日量50万バレルの追加減産で合意しており、OPECの推計では2020年の需給バランスはほぼ均衡化する見通し。4月以降のOPECプラスの施策効果に不透明感もあるが、需給安定化とリスクオン環境の支援が続けば、一段高が打診される。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/13
トルコリラは押し目買い
トルコリラは19円水準で上げ一服となり、18円台中盤まで軟化している。11月インフレ率が二桁の伸びになったにもかかわらず、トルコ中央銀行の利下げが継続する見通しになっていることが嫌気されている。また、トルコ政府によるロシア製防衛システム購入を巡って、米国や欧州との関係が不安定化していることも、上値を圧迫している。ただ、米国が低金利政策に長期コミットする可能性が高まる一方、米中通商環境の改善期待から投資家のリスク選好性が高まる中、トルコリラの下値は固いだろう。新興国通貨は20年に買われ易い環境になっており、調整局面での物色妙味は大きい。20円台乗せは難しくない。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/12
ドル円は110円台も
ドル円は108円台をコアに膠着化している。8月下旬の104.43円をボトム安値修正が進んでいたが、109円台では実需や短期投機筋の売り圧力が確認されており、動意を欠いている。ただ、世界経済に対する過度の警戒感が薄れる中、ドル円相場は堅調地合が続こう。12月6日に発表された11月米雇用統計はサプライズとも言える力強さを示しており、個人消費は来年上期に向けて底固く推移する見通し。米長期金利の下げも一服しており、このまま株高・米金利上昇傾向が続けば、ドル円相場の110円台乗せは困難ではないだろう。特に米中の「第一段階」の合意が成立すれば、上昇ペースが加速し易くなる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/10
追加減産で原油高
NY原油は、50ドル台後半で底固く推移している。石油輸出国機構(OPEC)プラスは12月6日の会合で、来年1〜3月期に日量50万バレルの追加減産を実施することで合意した。また、サウジアラビアはこれとは別に、割当量を上回る減産を実施すると表明した。来年上期は供給過剰化するリスクが高まっていたが、サウジアラビアは国営石油会社サウジアラムコの上場手続きを開始していることもあり、本格的な政策調整の議論を主導して成功した。米中通商合意への期待感から投資家のリスク選好性が高まっていることもあり、原油の強気環境は維持され易い。60ドル台へのコアレンジ切り上げも可能だろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/06
日経、天下分け目
日経225は高値トライからの修正局面。直近高値から500円程下げた。11月初旬、月末に23500円台で2度の高値を付けた。今月の動きが今後の相場展開を左右しそう。米国株は感謝祭明けから年末商戦がスタートし、12月の株価上昇確率は、7割程と高い。今回ブラックフライデーのオンライン販売は74億ドルと過去最高となり、今年も12月アノマリーは当てはまりそうな気配があろう。ただ、テクニカルでは一段と値位置を下げるなら、2番天井の形成のリスクも高まるため、上値を追いかけての追随買いには注意が必要と考える。ストップロスを引いた押し目買い推奨。22700円を切る展開は要注意。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/05
金投資の魅力続く
東京金は5100円水準での値固めが進んでいる。11月は米中通商合意期待からリスクオン化が進んだことが金相場を下押ししたが、大きな値崩れは回避されている。通商合意を前提にしても、不安定な投資環境が劇的に変わる訳ではないとの安心感があり、短期筋の調整売りが膨らんだものの、基調はしっかりとしている。しかも、トランプ米大統領は通商合意が来年の大統領選後にずれ込む可能性さえ指摘しており、協議の難航が強く警戒されている。12月15日には、米政府が対中追加関税に踏み切る可能性もあり、マーケットは依然として安全資産に対する投資を求めている。金相場の安値は買い対応が基本になる。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/12/03
米国株はまだ上がる
NYダウは過去最高値圏での取引に。現在進行中の米中通商協議に関しては情報が錯綜しており、足元ではトランプ米大統領が「香港人権法案」に署名したこと、中国が強い反発を示していることが通商協議に及ぼす影響が警戒されている。ただ、米中ともに景気減速圧力への対応を強く求められており、通商協議そのものが破綻する可能性は低いだろう。景気は一時期と比較して安定を取り戻す一方、世界的な低金利環境の支援が続いている。また、10月以降はFRBが資産購入の形で流動性供給に踏み切っている。資産バブルの兆候もみられるが、当面の株価に対してはポジティブに機能しよう。買い対応を継続したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/29
株高でも下げ渋る金
東京金は5100〜5300円水準でのボックス相場が続いているが、上値の重さが目立ち始めている。米中通商合意に対する期待感からリスクオン傾向が強まる中、安全資産に対する投資ニーズが後退している。まだ合意文書署名の時期は決まっていないが、米国株は連日のように過去最高値を更新しており、リスク資産買い・安全資産売りの動きが優勢に。ただ、これだけの状況でも金相場は大きな値崩れを回避しており、逆に地合の強さが示されている。米中通商合意で投資環境が劇的に改善するとみている向きは少なく、株高でも金に対しては根強い投資ニーズが確認されている。上昇地合における調整安に留まろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/28
ランドに先高感
南アランドは8月26日の6.77円が年間安値となり、9月以降は7円台前半にコアレンジを切り上げている。南ア経済環境は、良好とは言い難い。大規模停電が発生した1〜3月期からは盛り返しもみせているが、11月も計画停電が実施されており、安定した経済成長を実現できるのかは疑問視する向きが多い。IMFも、迅速な経済改革を行わなければ、景気低迷が長引くと警告を発している。ただ、世界的な低金利環境を受けて、投資家は金利水準に従来以上に敏感になっており、政策金利で6.5%を提供できる南アランドは、投資家の人気を集めている。リスクオン環境の支援もあり、強含みの展開が続き易い。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
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中部経済新聞「焦点」
2019/11/26
日経225は押し目待ち
日経255は高値から修正局面。米中の通商協議に関し、両国の発言、動きに一喜一憂の展開。直近の流れとしては、弱気の材料として受け止められやすいが、最終的な合意に向けての調整は徐々に進展するものと個人的には判断する。現に夏場以降、この材料に関してマーケットは弱気視をしておらず米国株は史上最高値、日経225に関しても年初来高値を更新するなどリスク選好の買いが続いている。テクニカルでは、上昇3派目を形成完了し、現時点は4派目の調整局面。年末年始にかけ上昇波動完成に向けての押し目が必要な時間帯。押し目の目標は2万1千円後半から2万2千円前半までの調整は欲しいところ。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/22
原油は上昇続く
NY原油は、50ドル台中盤から後半で高止まりしている。米通商協議は合意文書署名を前にして詰めの協議が難航しているが、最終合意は可能との楽観ムードが強い。季節要因から在庫増加圧力にもブレーキが掛かり易く、下値不安は後退している。12月5日のOPEC総会で追加減産を合意できるのか不透明感が残されているが、サウジアラムコの新規株式上場でサウジアラビアが原油高を強く志向していること、ロシアがサウジとの協調姿勢を打ち出していることで、原油需給バランスを大きく崩すような政策は取られないとの安心感がある。シェールオイルの増産ペースも鈍化しており、60ドル台回復が試されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/21
トルコリラは更に上昇
トルコリラは19円水準で底固く推移している。トルコの金融経済環境が安定化する中、今年は5月の17.53円がボトムになり、急伸こそみられないが緩やかな上昇が続いている。昨年は高インフレに対応できずに通過価値を維持できず、トルコ経済は大きな混乱状態に陥った。しかし、急激な利上げ対応でインフレ環境が安定化する中、今年は経済環境が徐々に改善し、9月鉱工業生産は13ヵ月ぶりにプラスに転じている。このままインフレと通貨価値のコントロールに成功できれば、トルコリラはじり高傾向が支持されることになる。特に株高で投資家のリスク選好性が高まると、新興国通貨は買われ易いだろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/19
ドル円は110円台も
ドル円は8月下旬の104.43円をボトムに11月上旬には一時109.48円まで上昇するなど、着実に値位置を切り上げている。米中通商協議に関しては情報が錯綜しており、先行き不透明感が強い。ただ、マーケットでは最終的な合意形成は可能との楽観的な見方が支配的であり、通商リスクを背景とした円高圧力はピークを脱した模様だ。米国株は過去最高値を更新し、日本株も底固く推移している。しかも、FRBの利下げ再開の可能性が低いことが、パウエル議長の議会証言で確認されている。日米金利環境も、ドル円相場は既に底を打った可能性が高いことを示している。このまま110円台が打診されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/15
リスクオンで原油高
NY原油は、50ドル台後半まで値上りしている。米中通商合意が実現する可能性が高まる中、株価連動で原油相場も地合を引き締めている。通商環境の正常化圧力は世界経済見通しの改善に直結することになり、米国株は過去最高値を更新している。この流れで石油需要見通しに関しても改善期待が強まる中、原油相場のコアレンジは切り上がっている。しかも、原油相場の低迷が長期化する中、米国のシェールオイルの増産ペースが鈍化する兆候も目立ち始めている。OPECは追加減産カードも有しており、原油価格防衛に本腰を入れている。投資環境がリスクオン化する中、50〜60のボックス突破を打診しよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/14
金の急落は買い場
東京金は5200円台を維持できず、5100円水準まで軟化している。米中通商合意が従来想定されていたよりも高いレベルで実現する可能性が高まる中、リスクオン環境が金や米国債、円などの安全資産から資金引き揚げを促している。米国株は過去最高値を更新しており、このまま株高・米金利上昇が続くと、金市場からの資金引き揚げも続く。一方で、世界経済の減速傾向には何ら変化は生じておらず、各国金融政策も緩和策の限界を打診する状況にある。今後は財政出動拡大で財政環境の悪化も警戒され、金相場の強気環境には何ら変化が生じていない。短期筋の持ち高調整が一巡すれば、再び地合を引き締めよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/12
米国株は高値更新局面
NYダウは再び過去最高値を更新した。米中通商合意に対する期待感が高まる中、投資家のリスク選好性が強くなっている。「第一段階の合意」に関しては、追加関税措置の発動停止に留まらず、既存の関税措置の段階的な撤回にまで踏み込む可能性が浮上している。米中両国の制裁・報復関税が撤回に向かえば、通商環境は正常化に向かうことになり、世界経済見通しも大幅に改善する。FRBの利下げ対応は一服しているが、「歴史的低水準の金利環境」と「過去最高値の株価」とが共存する環境になっている。景気減速、企業業績伸び悩みの中で過熱感も指摘されているが、年末ラリーが意識され、過去最高値更新が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/08
日経225有終の美なるか
日経225は米中貿易協議合意間近との期待から、米国株の最高値更新に連れ高。堅調な値動きとなり年初来高値を更新、直近で2万3300円台を回復した。今後、米国がクリスマス商戦入りすることから更なる上昇に期待が高まるタイミング。ただ、8月以降急上昇しているため、多少の修正安がなければ上値追随も難しいか。テクニカルでは8月の安値2万0075円から9月半ばまで約2200円上昇、押し目を形成後、今回への上昇となった。N算値からの上値目標を計算すると2万3300円処となり目標は達成した格好。高値掴みは控え、トレンドライン付近2万2千円台前半を待って押し目買い方針としたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/07
株高でも金は買い
東京金は5200円水準で高止まりが続いている。世界的に株価高騰が続いているが、金相場は大きな値崩れを回避している。国内では為替が円安気味に推移していることもあり、逆に年初来高値を年内に更新する可能性も十分にある。米中通商協議が「第一段階の合意」に近付いていることはネガティブだが、その一方で実体経済の減速、更には各国中央銀行の金融緩和政策が修正を迫られる程に、投資環境が大きく変わるのかは疑問視している向きが多い。米利下げサイクルの一服感で急伸する必要性は薄れているが、金相場の底固さが失われることはないだろう。膠着感が強くなっているが、買い対応を継続すべきである。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/11/01
ランドの上昇続く
南アランドは7円水準で底入れした後、乱高下を繰り返しながらも価格水準を切り上げている。10月下旬には7.5円の節目も一時突破している。南アフリカでは電力供給問題が深刻化しており、南半球の夏を乗り切ることができるのか不透明感が強い。ただ、政府は国営電力会社エスコムに対して大規模な金融支援を実施すると同時に、経営改革を政府主導で行う方針が示されており、マーケットは当面の危機は脱したとの見方を強めている。米中貿易摩擦に一服感が浮上していることもあり、リスクオンの投資環境の支援を受けられ易い。このまま株価が堅調に推移すると、ランドは8円台乗せを打診する展開になろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/31
原油は60ドル台へ
NY原油は、50ドル台中盤まで値上りしている。世界経済の減速から需給緩和リスクを背景に値下り傾向が続いていたが、石油輸出国機構(OPEC)が政策調整に意欲を示していることが、下値を支えている。実際に追加減産で合意できるのかは不確実性が残されているが、少なくともOPEC事務局はあくまでも生産調整で需給バランスの乱れ、原油安を阻止する姿勢を鮮明にしている。ロシアが追加減産に慎重姿勢を示していることに注意が必要だが、原油相場は当面の安値を出し尽くした可能性が高い。米シェールオイル増産ペースも鈍化しており、60ドル台回復を意識した展開になろう。短期基調は上向きである。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/29
リラに先高感
トルコリラは18円台後半で底固く推移している。シリア情勢の不安定化といった大きなネガティブ材料もみられたが、トルコ国有銀行のリラ買い支え観測もあり、大きな値崩れは回避された。トルコ中央銀行は10月24日の政策会合で予想を上回る2.50%の利下げに踏み切り、政策金利は1年6ヵ月ぶりの低さになる14.00%となっている。しかし、同国では9月インフレ率が9.26%まで低下していることもあり、依然として実質ベースの金利水準は高めの状態にある。世界的に金利低下圧力が強まる中、リラは高金利通貨としての魅力を保った状態にある。株価急落などがなければ、20円台回復に向かおう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/25
日経225は修正安に期待
日経225は年初来高値を更新中。米中貿易協議に対する期待感から上値を追いかけた。一方で、英国のEU離脱問題の不透明感は払拭されず、高値では利食い売りも先行。長期的には米経済対策として利下げ期待もあり、資金流動性の高まりから上昇期待は根強い。しかし、8月のボックスを上抜けて以降、当時の直近安値20570円処からN計算値で今回の上値目処を計算すると22822円となり22日に付けた22759円の高値は達成感が高まる水準とも取れる。上昇トレンド形成中だが、22日現在RSIは9月高値時よりも低下し逆行現象。移動平均線などの集中する2万2千円付近まで押し目を待ちたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/24
円安が始まっている
ドル円は108円台で値固めが進んでいる。10〜11日の米中通商協議で「第一段階の合意」に到達し、11月中旬にも合意文書に署名する方向で調整が進んでいることが、下値をサポートしている。29〜30日開催のFOMCでは0.25%の追加利下げがほぼ確実視されているが、米当局者の間ではこれ以上の利下げ対応には慎重姿勢が目立ち、更にドル安、米金利低下を進めることは難しくなるだろう。一方、消費増税で日本の景気減速圧力が強まる中、日本銀行はこれまで温存した追加金融緩和カードを切ることになろう。日米金融政策環境の方向性は、110円台に向けてドル高・円安を支持すると予想している。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/23
OPEC減産議論で原油高
NY原油は、50ドル台前半で下げ一服となっている。世界経済の減速加速に伴い、2020年の需給緩和リスクが警戒されている。ただ、OPECのバルキンド事務局長が12月のOPEC総会で政策調整を行う可能性を強く示唆していることで、50ドル割れは回避されている。OPECとしては原油相場が再び急落することを強く警戒しており、減産幅拡大にも含みを持たせている。今後1ヵ月半でどのような議論を展開するのかが焦点になるが、OPECが追加減産に動く可能性が浮上している以上、原油相場は短期底入れに向かおう。投機筋の売りポジションに調整が入ると、50ドル台中盤から後半が打診されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/18
金価格は依然として強気
東京金は5200円水準で高止まりしている。10〜11日の米中通商協議では、トランプ大統領の言う「第一段階の合意」に到達したが、金相場の反応は限定されている。あくまでも追加関税の発動見送りが議論されているのみであり、既存の関税措置に関しては長期化の様相を呈しているためだ。米経済の減速は、製造業から始まり、非製造業、個人消費、労働市場へと広がりを見せており、FRBも金融緩和での対応を継続せざるを得ない状況にある。リスクバランスは下向きになっているが、それにもかかわらず株価が高騰していることも、逆に金投資を活発化させよう。高値更新を見据えて、買い対応を継続したい。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/17
まだ米国株は買い
NYダウは底固さをみせている。5月と8月に米中対立のリスクを織り込む形で急落を経験しているが、2万7000ドル台定着を打診する展開が続いている。米実体経済に減速感が強くなっており、企業業績も伸びが鈍化していることは間違いない。しかし、金利水準が大きく切り下がる中、米国株の配当利回りの相対的な高さが高く評価されており、投機マネーの流出は限定されている。しかも、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ、更には緩和目的ではないとされながらもバランスシート拡大の動きが確実視される中、流動性を増した投機マネー流入も期待できる状況にある。景気減速局面での株高を想定したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/11
日経225買いチャンス到来か
日経225は高値から修正局面。5月から米中貿易協定が暗礁に乗り上げた危機感がマーケットには漂っているが、先月末から米経済指標が悪化し、その影響が出始めたとの懸念から下落の足を速めた。一方、米経済の浮上対策として、利下げ期待もあり、資金流動性の高まりから米国株主導で上昇期待も根深い。米国株に関しては、これからクリスマス商戦で消費が伸び、株価が上昇しやすい季節的要因がある。また、米国は日本と異なりローン社会の為、金利が0.5%下がると一般的な家庭で約21万円家計負担が浮く。このお金は国民性として、預金ではなく消費に向かう。利下げも株価の間接的上昇要因となろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/10
米景気減速で金買い
東京金は5200円水準で高止まりしている。10月入りしてから米経済指標の下振れ傾向が一気に強まり、中国や欧州などに続いて米経済も本格的に減速するのではないかとの警戒感が広がっている。一時は米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利下げは終了したといった議論も活発化していたが、足元では今月に3会合連続で利下げが実施される可能性が織り込まれている。12月に更にもう一度追加利下げが行われるとの見方も強く、有事対応モードが強くなっている。米中通商協議の結果次第でもあるが、投資リスクが一気に高まる中、金ETFも買われており、金相場は改めて5300円台を打診する展開になろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/08
値固め進むランド
南アランドは7円前後の値位置で底固さを見せている。5月、8月と今年は二度にわたって米中貿易戦争がランド相場を大きく下押ししたが、徐々に値固めが進んでいる。新興国通貨は世界経済の動向に敏感だが、米中両国が妥協点を模索する動きを見せていることが好感されている。南ア国内経済の減速懸念は根強く、先行きは予断を許さない。しかし、日米欧が金融緩和スタンス強化に動く中、リスク投資環境が一定の落ち着きを見せるのであれば、政策金利が6.50%と相対的な高金利環境がランド相場を支援することになる。米中通商協議を控えているが、8円台回復をターゲットとして、安値を買い拾っておきたい。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/04
原油は買い場に
NY原油は、50ドル台前半まで軟化している。9月14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃を受け、一時は世界の原油供給の約5%が中断した。その影響で原油相場は63.38ドルまで急伸していたが、予想以上に早くサウジの原油供給環境が正常化したことが嫌気されている。中東情勢も一応の安定化を維持する一方、世界経済の減速懸念の高まりもあって、値下り傾向が続いている。しかし、50ドル割れでは米国のシェールオイル産業の活動を維持することが難しくなり、現行価格からの急落対応は求められない。中東産油国の財政環境からみても持続性はなく、下げ過ぎである。物色妙味のある価格水準とみる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/03
リラは20円台に向かう
トルコリラが地合を引き締めている。今年は中央銀行が既に2度にわたって大幅利下げに踏み切っているが、米中通商協議への期待感もあって、リスク投資環境が落ちつきを見せていることが、リラ相場を支援している。エルドアン大統領は大幅な利下げを要求しているが、中銀総裁はこれまでの利下げは「先行的」だったとして、今後は緩やかな政策調整に留めることが可能との認識を示している。インフレ圧力が終息に向かう中、実質金利に上昇圧力が発生しており、リラは底固さを維持することが可能だろう。株安連動などで売られる場面があれば、物色妙味は大きい。4月以来となる20円台回復に向かう方向とみる。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/10/01
ドル円に底入れ感
ドル円は108円水準で底固く推移している。10月10〜11日に米中通商協議が開催されるが、中国が米国産農産物の購入を増やしていることもあり、何らかの前進がみられるのではないかとの期待感が強くなっている。一方、9月のFOMCでは米金融当局者が年内、そして来年の追加利下げの必要性について懐疑的な見方に傾斜していることが確認されている。日本銀行が追加緩和カードを切るタイミングを計っているのとは対照的であり、日米金融政策環境もドル円相場の上昇を支持している。トランプ米大統領弾劾の動きには注意が求められるが、リスク投資環境の安定が続けば、安値修正の動きも継続しよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/27
日経225増税アノマリー
日経225は安値から切り返し、2万円から2万2千円台のボックス相場。今月は大型配当月ということもあり、消費増税前としては、堅調な動きとなっている。過去、増税後3ヶ月は増税時の株価から上下5%のレンジで推移している。10月初めの中国国慶節での経済政策の発表や、10月中旬の米中貿易協議の結果が待たれるところではあるが、2万2千円を挟んで上下1100円レンジが妥当と考える。世界経済の停滞懸念や欧米金融当局のハト派色を背景に日銀による追加金融緩和の可能性も残り、押し目ではやはり買い方針を取りたいところ。テクニカルでは、下値支持線の21500円処が押し目水準になる。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/26
供給不安で原油高
NY原油は、50ドル台後半まで値位置を切り上げている。9月14日にサウジの石油施設が攻撃を受けたことを受けて、一時63.38ドルまで値上りしている。サウジの供給環境は月内に完全復旧する見通しである。しかし、原油価格が元の状態に戻るのかは不透明感が強い。ドローンによって一瞬にして世界原油供給の5%が失われる可能性があることが露呈する中、原油価格のコアレンジは切り上がらざるを得ない。イランの関与が疑われていることで、今後の調査によっては米国やサウジなどがイランに対する報復攻撃に踏み切る可能性も残されている。供給環境の脆弱さが、原油相場を60ドル台まで押し上げよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/20
金価格の上昇続く
東京金は5200円水準で上げ一服となっている。世界経済の減速懸念を背景に、5月の4500円水準から急ピッチな上昇が続いていたが、10月上旬の米中通商協議を前に両国間で緊張緩和の動きがみられることが、上昇地合にブレーキを掛けている。米中間で暫定合意が成立する可能性が指摘されている。一方で、株価急伸に対して金相場の下げ幅は限定されている。米中関係に関わらず世界経済の減速は進む見通しであり、各国も金融緩和での対応を迫られている。低金利・通貨安環境に変化は生じないとの安心感が強い。過熱感の解消が求められるも、中東情勢の不安定化もあり、金相場の上昇地合は維持されよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/19
NYダウは最高値更新へ
NYダウは底固さをみせている。世界的な景気減速環境にあって米中対立に対する警戒感は根強く、今年は5月と8月に急落相場を経験している。しかし、米経済に関しては必ずしも成長が大きく損なわれている訳ではなく、企業業績も概ね前年同期比並みの水準を維持しており、値崩れが拒否されている。目先は10月上旬に予定されている米中通商協議が最大の焦点になる。ここにきて中国が米国産大豆の大量調達に踏み切るなど合意形成に向けての後押しを行っており、トランプ大統領も通商合意の可能性に言及している。ここで通商リスク軽減が進むのであれば、ダウ平均は過去最高値更新を本格化する可能性が高まる。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/13
日経225ターニングポイント
日経225は米中通商協議の再開報道を機に8月中のレンジ幅を一気に上抜けた。7月末からの下落幅のほとんどを回復している。月末に控える大型配当や安倍内閣の組閣に対する期待も好材料となっているか。各国の利下げや量的緩和など金融政策で金余り感も高まっている環境の中、直近で株価が値下がりした分だけ買いも入りやすい。引き続きPBRは低水準を維持。直近の各国金融政策の発表を消化しながら押し目では買いポジションを増やしたいところ。直近の高値の21800円処を上抜けると週足ベースでも昨年末から上値抵抗だった一目均衡表、雲の上限を抜けることになり本格的な上昇に拍車がかかるだろう。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/12
金の利食い売りは買い場
東京金は5月末の4500円水準から9月5日の5304円まで急伸したが、足元では上げ一服となっている。10月上旬に米中通商協議の開催が決まったことで、イベントリスクから調整売りが進んでいる。これまで急低下が進んでいた米長期金利が久しぶりに上昇に転じていることもあり、短期筋の利食い売りが上値を圧迫している。急ピッチな価格高騰で、現物市場の対応が困難になっていた影響もあろう。一方で、世界経済の減速傾向に変化はなく、。世界的に金利無き世界、通貨安の世界に突入する方向性が維持される限り、金相場の基調は上向きである。過熱感解消の動きが広がった局面では、物色妙味が大きい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/10
ドル高是正でランド高か
南アランドは8月に一時6.7円台まで下落し、16年7月以来の安値を更新した。米中対立で世界経済の減速懸念が強まる中、他の新興国通貨と連動して投機筋の資金引き揚げが目立った。一方で、9月に入ってからは米中通商協議の開催決定で投資環境が安定化したことで、7.2円台まで切り返す展開になっている。目先はリスク投資環境の地合に依存するが、トランプ米大統領はドル高、そして貿易相手国の通貨安を強く批判しており、ドル高是正の必要性について繰り返し言及している。FRBに対しては大幅利下げを要求しており、ドル安時代に向かうのであれば、ランドは長期上昇トレンド形成の可能性もある。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
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中部経済新聞「焦点」
2019/09/06
原油は押し目買い
NY原油は、50〜60ドルのレンジで膠着化。米中貿易戦争で世界経済の減速感が強まる中、石油需要見通しも悪化している。銅などの非鉄金属相場は大きく値下がりしているが、原油相場は一定の底固さを保っている。株式相場の本格的な値崩れが回避されていること、米原油在庫の取り崩しが進んでいることが、原油相場をサポートしている模様だ。また、イラン情勢を巡る緊張感が維持されている影響もあるだろう。50ドル割れは持続可能性がある価格水準ではなく、リスクオフ局面で売られるような場面では、物色妙味がある。原油輸出がほぼ途絶えたイランの暴走などがみられると、60ドル定着が打診される。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/05
リラは高金利が下支え
トルコリラは、8月26日にフラッシュクラッシュで一時16.06円まで下落し、昨年8月以来の安値を更新した。しかし、その後は下げ一服となり、逆に18円台まで切り返すなど地合を引き締めている。米中対立の激化で投資家のリスク選好性が後退する中、基本的に新興国通貨の投資環境は厳しい。しかし、トルコリラは年初から4月にかけてのリスクオン環境でも他の新興国通貨に先行して急落していたことで、更に安値を売り込むエネルギーを欠いている。世界的に金利低下圧力が強まる中、トルコは利下げを行っていると言っても数少ない高金利通貨であり、金利環境が評価されると急反発に転じる可能性もある。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/09/03
ドル円に物色妙味
ドル円相場は8月1日の109円31銭をピークに、一時105円台まで急落する展開になった。米中間で貿易摩擦が改めて深刻化する中、投資家が安全性の高いと言われる円に対する資金シフトを進めた結果である。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に追加利下げに踏み切るとの観測も、米金利低下を通じてドル安を促している。ただ、市場は既に年内に更に2〜3回の追加利下げが実施されることを織り込んだ状態にあり、これは明らかに過熱状態である。市場のパニックムードが終息に向かえば、行き過ぎた利下げ期待を是正する形で108〜109円水準まで反発しよう。突っ込んだ所は買い場になる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/30
日経、PBR1倍付近
日経225は8月以降2万円から2万1千円までのボックス相場。ジャクソンホール公演、G7などの一連のイベントの中でも、米中問題は要人発言に一喜一憂している。それでも、振れ幅は上下千円弱の値動きで、足元ではリスクは意識されるが極端な失望売りは加速していない。日経平均はPBR1倍に迫る流れとなっており下値では買い人気も強い。テクニカルでは、上記ボックス相場形成の中、短期的には一目均衡表の転換線と21日移動平均線の間での推移となっておりどちらの抵抗が強いかが今後を左右しそう。上値抵抗の20800円処を上抜けられれば、逆三尊を形成、倍返しの21500円処が目標となる。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/29
株安でも底固い原油
NY原油は、50ドル台で揉み合う展開が続いている。米中貿易摩擦で需要見通しの悪化が強く警戒されている一方、株価急落など投資環境も悪化しているが、こうした中でも一定の底固さを示した格好になる。需要環境が悪化している事は間違いないが、米国の経済制裁でイランとベネズエラの原油供給が急激に落ち込んでいるため、需給緩和圧力は限定されている。サウジアラビアも自主的に出荷を抑制して原油価格の防衛を行っている。産油国は、現行の協調減産体制でも需給バランスの安定は確保できるとの自信を示しており、このまま50ドル台で値固めを進め、何か供給障害があれば60ドル台を窺う展開になろう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/27
金価格は更に上昇する
東京金は5000円の大台乗せ後も上昇が続き、5100円台中盤まで値上がりした。米中対立の先行きが見通せず、世界経済の減速リスクが高くなっている影響だ。9月1日から米中両国は制裁・報復関税を強化するが、合意点を模索するような動きは見られない状況になっている。通商リスクの軽減ができないのであれば、世界経済の減速は避けられない。しかも、各国中央銀行は十分な利下げ余地を残していない一方、財政環境も厳しく、経済危機にどのように対応すればよいのか、見通しが立たない状態にある。投資家の安全資産志向の高まり、金利低下圧力、通貨安の広がりなどが、金相場の一段高を支持しよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/23
NYダウは買い場
NYダウは、8月に大きく値位置を切り下げた。米中対立が深刻化する中、世界経済の減速が強く警戒された結果である。5月にも同様の値動きが観測されているが、2万5000台をわりこんだその当時と比較すると、2万6000ドル水準で下げ止まっており、一定の底固さが示されている。逆イールド発生など警戒すべき動きもあるが、各国で景気刺激策の議論が活発化し、中央銀行も利下げ対応を活発化させている。世界経済は減速しているが、米経済は底固さを支持しており、財政と金融政策による支援が強まれば、改めて地合を引き締めよう。6〜7月にかけて、利下げ期待で急反発した地合の再現が想定される。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/22
急騰続く金価格
東京金は5100円台まで値上がりする展開に。世界経済の減速が強く警戒される中、安全資産に対する投資需要が膨れ上がっている。米債券市場では逆イールドも発生し、景気減速に留まらずリセッションに向かうのではないかとの警戒感が広がっている。このまま米中対立が続けば、世界経済は更に減速し、それへの対応として金融緩和や財政拡張政策が展開されると、金相場の地合は更に引き締まる。世界から金利が急速に失われており、通貨価値も急低下している。静かに有事が展開する中、安全資産としての金が再評価されている。円高局面でも東京金先物は上場来高値を更新しており、一段高が見通せる状況にある。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
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中部経済新聞「焦点」
2019/08/20
ランドに下げ過ぎ感
南アランドは7円台を割り込む展開になっている。米中対立の激化で投資家のリスク選好性が後退する中、新興国通貨からの資金引き揚げの動きが活発化している。ランド以外に、トルコリラ、メキシコペソなども売られており、南アフリカの経済環境とは関係なく下押し圧力が目立つ。このまま株価急落といったリスクオフ環境が続けば、ランド相場も下押しされる局面が続くことになる。一方で、中国や欧州などでは景気対策の動きが活発化し始めている。各国中央銀行も金融緩和措置での対応を進めており、極端なリスクオフ圧力が一服すれば、ランドは反発局面に向かおう。ハイリスクの投資環境だが物色妙味はある。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
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中部経済新聞「焦点」
2019/08/16
日経、昨年末の写真相場か
日経225は8月に入り米大統領が対中追加関税の発動を発言、直近高値から1587円下げた。中国当局が人民元安に歯止めをかけると、その後反発した。また、14日には一部製品について12月15日まで延期と報道されるとNYダウが急反発。日経225も値位置を切り上げた。テクニカルでは今回の下落の1/3の戻りはあっさり回復。今後は半値、2/3戻りの2万1千円を挟んだ水準まで値を戻せるかが焦点。元安阻止の後の戻り高値は半値水準の20800円台前半。今回、再度高値トライできれば上昇トレンド形成にもつながるため勝負のタイミング。上抜ければN計算値からの目標値は2万1千円半ば。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/15
原油は底堅さを維持
NY原油は、50〜60jのレンジで乱高下が繰り返されている。米中対立の激化で石油需要見通しも悪化する中、幾度となく50jの節目が打診されているが、値崩れは回避されている。石油輸出国機構(OPEC)が着実に協調減産を実施しており、需給管理に責任を持つ姿勢を明確化する中、50j割れには抵抗感が見受けられる。また、イラン情勢についても今後の動向を読みづらく、突発的な供給障害に対する警戒感も維持されている。株価急落局面でも50j割れが回避される中、逆に地合の強さが示された格好になる。この状況で株価急落が一服すれば、60j台へコアレンジ切り上げが打診されよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/09
リスクオフでも買われるリラ
トルコリラは、19円水準で底固さを見せている。米中対立の激化で投資家のリスク選好性が後退する中、新興国通貨は軒並み急落している。リスクの高い通貨は敬遠される傾向が強くなっており、円やスイスフランなどの安全性の高い通貨が投資人気を集めている。このため、リラ相場が急落しても不思議ではない相場環境だったが、実際には寧ろ底固さを見せている。政府が中央銀行総裁を更迭し、ロシア製防衛システムの配備で米国から制裁を科せられる可能性があるにもかかわらずだ。明確な買い材料はないが、世界各国が金融緩和を進める中、先行して大幅利下げに踏み切ったリラが再評価されており、地合は強い。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/08
ドル円に物色妙味
ドル円相場は8月1日の109円31銭をピークに、一時105円台まで急落する展開になった。米中間で貿易摩擦が改めて深刻化する中、投資家が安全性の高いと言われる円に対する資金シフトを進めた結果である。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に追加利下げに踏み切るとの観測も、米金利低下を通じてドル安を促している。ただ、市場は既に年内に更に2〜3回の追加利下げが実施されることを織り込んだ状態にあり、これは明らかに過熱状態である。市場のパニックムードが終息に向かえば、行き過ぎた利下げ期待を是正する形で108〜109円水準まで反発しよう。突っ込んだ所は買い場になる。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/06
原油はイラン情勢警戒
NY原油は、50ドル台中盤をコアに揉み合う展開が続いている。世界経済の減速に伴う需給の緩みも警戒されるが、依然として高値を維持している。銅など非鉄金属相場は急落しているが、原油に関しては引き続きイラン情勢に対する警戒感が強く、安値を売り込むことが躊躇されている。イランは石油タンカーの拿捕を繰り返しており、米欧などがホルムズ海峡の船舶護衛に向けての取組を強化する中、不測の軍事衝突に対するのではないかとの観測がくすぶり続けている。米原油在庫の急ピッチな取り崩しが進んでいることも支援材料であり、50ドル台中盤で値固めを進め、イラン情勢次第で60ドル台を回復しよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/08/02
日経225はレンジ相場
日経225は2万1千円台で値固め。6月に入ってから2万1千円台のレンジ取引となっている。米中通商協議の結果、米FOMCの結果が、今後の相場展開を大きく左右するだろうが、既に相場は0.25%の利下げを織り込み上昇を貫いてきただけに、今後追加の利下げの可能性が示唆されない限りは事実で多少売られる展開もあろう。しかし、6月初旬の2万300円台の安値からは上昇トレンドを形成しており、大幅な下落にはつながらないと考える。テクニカルでは、週足の一目均衡表の雲の下限、転換線が2万1100円処に集中しており、目先の押し目の水準として下げ止まりを確認後買い方針継続で対応したい。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/31
金価格は5000円台へ
東京金は5000円の節目に迫る展開になっている。世界経済の減速傾向が強まる中、世界の中央銀行が一斉に金融緩和に軸足をシフトしている。米国はもちろん、欧州中央銀行(ECB)も9月頃に利下げや資産購入などの追加緩和策に踏み切る可能性が高まっている。また、日本銀行も政策調整に柔軟姿勢を示している。米中対立は依然として解消の目途が立たず、各国は財政主導と金融政策でリセッション(景気後退)入りを阻止することになる。今後も世界的に低金利・通貨安環境が続き易く、金相場に対しては資金流入が続く見通し。イラン情勢の緊迫化もあり、5000円の大台定着から一段高が打診されよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/30
NYダウは高値更新続く
NYダウは、過去最高値圏での取引が続いている。4〜6月期の企業決算は総じて前年同期と同じ程度の利益水準になるとみられているが、事前の市場予想と比較すると上振れ傾向が目立つ。一方、世界の中央銀行は景気減速リスクに対応するために金融緩和スタンスを強化しており、FRBも31日の会合で0.25%の利下げを決定する見通し。必ずしも米実体経済環境は大幅に悪化している訳ではないが、先行き不透明感を背景に流動性供給が拡大することは、資産バブル化を促す可能性もある。トランプ米大統領は利下げ継続を強く要請しており、米国株にとっては強気の投資環境が続き易い。過去最高値更新が続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/26
金相場は5千円台へ
東京金は5000円の大台乗せを窺う展開になっている。世界経済の減速に対して各国中央銀行が利下げなどの緩和スタンスを強化する中、通貨安・金利低下圧力が金相場を刺激している。イラン情勢の緊迫化で中東情勢も先読みが難しくなっており、突発的な戦争発生に対する警戒感も広がりを見せている。株価は高値水準を維持しているが、それが逆に株価調整リスクを高めているのではないかとの警戒感もあり、安全資産としての金に対する投資ニーズが高まっている。本来であれば円高環境で値下りしても不思議ではない状況だが、政治、経済、軍事面でのリスクが全面的に高まる中、金価格の上昇傾向は維持されよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/23
イラン情勢で原油堅調
NY原油は、50ドル台中盤で下げ渋っている。世界経済の減速で国際需給の緩みが強く警戒されているが、その一方でイラン情勢が緊迫化していることで、本格的に売り込むことが躊躇されている。5月以降、原油輸送の要衝(チョークポイント)であるホルムズ海峡付近では石油タンカーに対する攻撃、拿捕といった動きが活発化しており、突発的な供給障害が発生するリスクが警戒されている。米政府は19日に船舶護衛のための有志連合構想について説明会を開催し、イランは自国に対する包囲網が構築されることを強く警戒している。世界の原油輸送の2割が危機に晒された状態が、原油相場を支援することになる。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/19
日経225はじり高傾向
日経225は先月末のG20、先週のパウエル米FRB議長の議会証言を受けた利下げ期待から米株式が堅調な動きを成す中、下値の堅い動きとなっている。量的緩和の可能性も視野に入れた資金流動性の高まり期待も株価を下支えする要因の一つとなっている。今月の雇用統計以外の数字は鈍化した内容だが、直接的な株価下落材料というよりは流動性供給の期待の方が現在の株価には、材料になっているようだ。そういう意味では、楽観的な動きとも取れ、円高リスクが高まっているタイミングにおいては、急落も視野に入れた方がよいだろう。下値支持ラインとしては2万1100円処。下落局面を待ち、押し目買い継続。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/18
米利下げでリラは買い
トルコリラは、19円水準で底固い展開が続いている。米連邦準備制度理事会(FRB)が月内に約10年ぶりの利下げ対応に着手するのが確実な情勢になる中、新興国通貨全体に対する下押し圧力が後退している。トルコは中央銀行総裁解任、ロシア製ミサイル導入による米国との対立といった不安要素も多く抱えているが、ドル安・米金利低下の一点でリラは下支えされている。焦点はFRBの利下げが一回に留まらず、更に続くか否かだが、この点については市場の見方は割れている。ただ、通商問題の早期解決が難しければ、米経済の不確実性は増す一方であり、このまま利下げが継続されれば、リラの反発は続こう。
【大起産業営業部シニアパートナー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/12
ドル円はじり高へ
ドル円相場は6月25日の106円77銭をボトムに、7月中旬には109円台乗せを窺う反発となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性が高くなっており、パウエルFRB議長も10日の議会証言で月内利下げ実施を強く示唆している。このために米金利低下とドル安圧力が強くなっていることは間違いない。一方で株式市場に目を向けると、利下げ期待で米国株は過去最高値を更新しており、景気減速環境ながらも投資家のリスク選好性は著しく強くなっており、。ドル売りを円売り圧力が相殺している。日本銀行も政策調整の動きを活発化させると、110円台乗せの可能性も浮上しよう。
【大起産業営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/11
原油は一段高へ
NY原油は、50ドル台後半での取引になっている。イラン情勢が緊迫化する中、原油相場は供給不安に下支えされている。米政府がイラン産原油に対する禁輸措置を発動する中、イランは対抗措置として核合意で定められた範囲を超えるウラン濃縮を再開している。米国はこうした状況に危機感を強めており、軍事的な制裁の可能性さえも示唆し始めている。米国とイランとの対話が行われていない以上、いつ突発的な軍事衝突が発生しても不思議ではない状況になっている。イラン周辺にはホルムズ海峡など原油輸送の要所もあり、供給不安が供給障害に発展すると、原油相場は吹き上げることになる。売りは禁物である。
【大起産業営業部チーフパートナー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/09
通貨安で金価格上昇へ
東京金は5月末の4500円割れに対して、7月入りしてからは4800〜4950円水準まで値位置を切り上げている。米中首脳会談に大きな進展はみられず、世界経済の減速に対して高レベルの警戒感が見受けられる。米連邦準備制度理事会(FRB)は早ければ今月中に利下げに踏み切る可能性があるが、米国以外でも各国中央銀行が利下げや量的緩和など金融緩和策の検討・実施に入っている。世界の金融政策は通貨安・低金利を促しており、安全通貨としての金は買われ易い地合になっている。しかも、中東ではイランと米国との対立が先鋭化しており、軍事衝突の懸念がくすぶっていることも金価格を支援しよう。
【大起産業営業部パートナー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/21
日経225は買い方針継続
日経225は、G20首脳会談にて、米国紙では事前に報道された通り米中会談の実施と追加関税の発動見送り、通商交渉も再開された。しかしながら、先行きに関しては、まだ不透明感も強いのは事実である。ただ、現状と結果を受けて動くのが、マーケットの常。ここは、素直に押し目買い方針継続。前回推奨した2万1千円台前半での買いを持たれた方は、G20前後で空けた窓埋め2万1300円台後半までの下げに注意を払いながら難平買いも検討。テクニカルでは、ボリンジャーバンドの上限をバンドウォークする可能性もあり、逆三尊の目標値2万2200円程度までは買いポジション維持で臨みたいところ。
【大起産業営業部シニアパートナー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/04
NYダウは最高値更新へ
NYダウは、過去最高値圏での取引になっている。世界経済の減速に対しては根強い警戒感があるものの、米連邦準備制度理事会(FRB)が「予防的」、「保険的」な利下げに踏み切るとの期待感が、株価を支援している。景気が本格的に減速するのを待たずに、利下げを先行して実施することで景気下振れリスクを封じ込める施策であり、本格的なリセッション入りは回避でき、成長は持続されるとの楽観ムードが目立つ。米中首脳会談では、通商協議の再開が決定され、当面は通商環境が一段と悪化することは回避されることになる。先行き不透明感も強いが、過去最高値更新から一段高を打診する方向性は維持されよう。
【大起産業営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/07/02
金相場の上昇続く
6月の東京金は月間で367円高と、12年1月以来で最大の上昇幅を記録した。世界経済の減速懸念から米国を筆頭に世界各地で金融緩和の必要性を巡る議論が活発化しており、通貨安・低金利環境が金市場に対する資金流入を促している。また、イランと米国が軍事衝突するのではないかとの懸念も広がっており、安全資産に対する投資ニーズは強い。6月28日の米中首脳会談で追加関税が発動されたことはネガティブだが、通商合意が実現するのかは依然として不透明であり、金相場の上昇地合が崩れることはなかろう。5月下旬の4500円割れから4800円台まで急伸しているが、5000円の大台が打診される。
【大起産業営業部シニアパートナー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/04
地政学リスクで原油高
NY原油は、50ドルの節目割れを回避し、50ドル台後半まで切り返している。中東で石油タンカーが攻撃された件で米政府はイランの関与を指摘していたが、そのタイミングで米軍の無人偵察機がイランのイスラム革命防衛隊によって撃墜されたことで、両国の関係が急激に悪化している。一時はトランプ米大統領がイランに対する報復攻撃を承認したことも明らかにされており、いつ軍事衝突に発展しても不思議ではないとの緊張感がある。イランは7月7日にも核合意の履行を停止すると宣言しており、7月に向けて緊張感は高まることになる。ホルムズ海峡を巡る原油流通にも懸念があり、60ドル台確立に向かおう。
【大起産業営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/25
米利下げでリラに恩恵か
トルコリラは、18円水準で下げ一服となっている。世界経済の減速懸念を背景に上値の重い展開が続いていたが、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ対応の可能性を強く示唆したことでドルが急落していることが、リラ相場をサポートしている。リラには目立った買い材料は見当たらないが、FRBは景気減速と低インフレへの対応を進めるため、早ければ7月にも利下げに踏み切る可能性がある。月末の米中首脳会談の結果次第の状況だが、先進国は米国主導で緩和圧力を強める見通しであり、相対的に新興国通貨に対する売り圧力は鈍化する見通し。実際にFRBが利下げに着手すれば、20円台回復も可能だろう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/21
日経225は逆三尊の勝負所
日経225は、米中通商関係の悪化から5月初旬以降に下落していた。しかし、18日に米大統領は習近平国家主席と電話会談を行い、月末開催のG20首脳会議にて両国の首脳会談を行うことに合意したとコメントした。これを受けて米国株式が高騰したことが好感され、安値から約550円戻している。日経平均は米国株の値動きに対して戻りが鈍いが、テクニカルでは、5月からの下落局面から現時点に至るまでの逆三尊の値動きや、直近の安値に対して相対力指数が逆行現象もみせており、上昇余地はまだ期待できそう。本格的な値動きは、G20の結果を受けてだろうが、2万1千円付近では押し目買い方針としたい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/20
ドル円は底打ちか
ドル円相場は108円台で膠着化している。リスクオフ圧力に一服感がみられる中、ドル/円相場も下げ止まっている。米中対立に対して高いレベルの警戒感があるものの、各国中央銀行が緩和姿勢を強化する中、実体経済の底割れが回避されるとの期待感がある。FRBが利下げの可能性を検討し始めていることはドル安円高要因だが、月末のG20では米中首脳会談の開催も決まっている。仮にここで米中対立の緩和・解消に向かう方向性が打ち出されると、株高・円安が本格化する可能性もある。強力なリスクオフ環境でも108円割れには抵抗を見せたことで、少なくとも自立反発的な動きを想定することは可能だろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/18
原油に物色妙味
NY原油は、50ドル台前半まで軟化している。米中対立激化で世界経済の見通しが急速に悪化する中、原油に関しても需要見通しが下方修正を迫られていることが嫌気されている。OPECやIEAなどの国際機関は、相次いで2019年の石油需要見通し下方修正に踏み切っている。これまではイランやベネズエラなどの「供給」が落ち込むリスクが原油相場を押し上げていたが、足元では「需要が」落ち込むリスクが原油相場を下押している。ただ、OPECやロシアなどは需給コントロールに強い意欲を示しており、石油需要も概ね平年並みの伸びは確保できる見通しになっている。今後は徐々に地合を引き締めよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/13
米中対立で金が本格上昇
東京金は5月末の4500円割れに対して、足元では4600円台まで急激な切り返しを見せている。米中対立が激しさを増し、更には長期化の様相を呈する中、世界経済の減速懸念が急激に高まっている結果である。今月末には20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されるが、トランプ米大統領はその直後に対中関税を強化する可能性を警告している。このまま米中対立が解消されない場合には、年後半から来年にかけて深刻な景気減速圧力に晒される可能性がある。世界の金利水準は急低下し、株価は不安定化している。これまで低ボラティリティで伸び悩んでいた金相場が、改めて騰勢を強める条件が整いつつある。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/13
NYダウは押し目買い
NYダウは、米中対立の激化に対する警戒感から5月に急落したが、6月に入ってからは安値修正の動きが優勢になっている。景気減速リスクが本格化する中、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ対応を検討していることが好感されている。現在は、景気が減速してからの利下げではなく、景気減速を予防する観点から早めに利下げ対応に踏み切るべきとの議論が活発化している。実際にFRBが早期利下げに踏み切れば、米経済の減速リスクは後退し、改めて実体経済の底固さが株価を押し上げる可能性が高まる。FRBの景気コントロールが成功するのであれば、株安が進行した局面は、押し目買いの好機になる。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/11
金相場は上昇再開か
東京金は4600円台中盤まで急伸した。株価急落もNY金相場の値動きが鈍い一方で為替が円高方向に振れる中、5月下旬には一時4487円まで軟化していた。しかし、その後は米中対立の激化を受けて世界経済の減速懸念が強まる中、金相場は急伸地合に転じており、3月下旬以来の高値を更新している。米中対立解消の目途が立たない中、米連邦準備制度理事会(FRB)内では利下げを巡る議論が活発化している。早ければ7月にも利下げ対応が実施される可能性があり、世界的な低金利・通貨安環境が改めて金相場を刺激しよう。このまま米中対立が解消に向かわないのであれば、4789円の年初来高値も上抜く。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/07
日経225相対力の逆行現象
日経225は米中通商協議の悪化が景気減速につながるとの危機感から、5月3日の22525円を高値に一気に下落。1700円近く下げた。その後は今月末開催のG20での協議進展期待、米早期利下げ期待、売られ過ぎ感から自律反発し値位置を切り返す展開となっている。先物主導のアルゴリズム取引の買戻しが上昇のきっかけとなっている様子。テクニカル的には、N計算値までの下落の目処としては未達成ではあるが日柄からすれば反発しても良い時間帯。相対力指数をみると5月中旬の安値を今月の安値が更新しているものの指数は29%から31%と逆行現象発生の為、転換線の上抜けを見て押し目買い推奨。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/06
南アランドは反発か
南アランドは年初の7.5円台から一時8円台を回復していたが、足元では7.3円台まで反落する展開に。米中貿易戦争が想定以上に長期化・深刻化する中、新興国通貨からの資金引き揚げ傾向が目立つ。南アフリカ経済をみても、1〜3月期は3.2%のマイナス成長であり、約10年ぶりの景気減速になっている。製造業、鉱業部門の低迷が目立つ。ただ、ここにきて米国で利下げを巡る議論が活発化しており、ドル高修正が始まっている。このまま貿易戦争が解決されない場合には9月にも利下げの可能性があり、ドルに対する資金回帰の流れが逆流する可能性が浮上し始めており、それはランド底入れ期待を高める。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/06/04
トランプ次第の原油
NY原油は、50ドル台前半まで急落している。米中対立の激化に加えて、トランプ大統領が不法移民対策が不十分としてメキシコに対する制裁関税を発表したことを受けて、株価連動で原油相場も急落している。世界経済の先行き見通しが立たず、原油需要環境も想定を大きく下回る可能性が浮上する中、投機筋の資金引き揚げが加速している。昨年10〜12月期に近い相場環境になる。一方で、全ての原因はトランプ大統領の強硬的な通商政策であり、株価急落に驚いて柔軟姿勢に転じれば、年初からの株高・原油高傾向が再開されよう。実体経済が崩壊する前に、トランプ政権が柔軟姿勢に転じるか否かが焦点になる。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
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中部経済新聞「焦点」
2019/05/31
リラに安値修正の兆候
トルコリラは、18円水準で下げ一服に。イスタンブール市長選に対する政治介入批判、米国との対立激化などを背景に一時17.53円まで下落していたが、投機売り圧力が一服している。トルコ中央銀行が外貨預金準備率を引き上げるなど、通貨防衛の動きを強化していることが好感されている。インフレ圧力の一服で利下げに意欲を示していたが、ここにきて通貨防衛に軸足をシフトしていることは素直に評価できる。ロシア製の地対空ミサイルシステム導入を巡る米国との対立にも一服感があり、このまま19円台を回復すると、安値修正が本格化し易くなろう。米中対立激化の中でも下げ渋っていることを評価したい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
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中部経済新聞「焦点」
2019/05/30
ドル円に物色妙味
ドル円相場は5月上旬の112円水準に対して、足元では110円台を割り込む軟調地合になっている。米中対立の激化から投資家のリスク選好性が後退する中、主に円高要因で値下がりしている。このまま米中対立が更に深刻化・長期化すれば世界経済に対する影響も避けられず、ドル円は一段安が打診される。一方でマーケット環境が落ち着きを取り戻すのであれば、5月上旬までと同様に金利環境が注目され、相対的な高金利状態を保っているドルに対する資金流入が再開され易い。足元でボラティリティ指数は徐々に低下しており、このまま市場環境が安定化に向かえば、ドル円も急落前の価格水準に向けて反発しよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
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中部経済新聞「焦点」
2019/05/28
原油は株価安定待ち
NY原油は、50ドル台後半まで軟化している。米中対立の激化を受けて石油需要見通しにも不確実性が強まる中、株価連動で原油相場も60ドルの節目を割り込む展開になっている。このまま米中対立が激化すると、投資家のリスク選好性が後退し、原油市場からも投機資金の引き揚げが加速する可能性がある。昨年10〜12月期に株価連動の急落地合を経験しているだけに、暫くは不安定な地合が続く可能性がある。一方で、イランやベネズエラ産原油の供給が大きく落ち込んでいることには変わりがなく、需給が突然に大きく緩むリスクは限定されている。株価安定化と連動して改めて地合を引き締める方向性になろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
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中部経済新聞「焦点」
2019/05/24
日経225修正局面
日経225は米中貿易関連の要人発言を背景に5月初旬に付けた高値から大幅修正。3か月振りの安値まで下げた。昨年末から上昇5波を形成していたため、下げのタイミングとも合致した様子。同じ理屈から言えば、現在は下げ3波のトレンド形成中の2波目の戻り局面と言え、短期では上昇しても下げやすい環境か。どこまで戻りを入れられるかによって安値の目処は変わるが、直近安値20800円処、ないしはN計算の目標値の辺りまでは積極的な買いは控えたいところ。材料とマーケットの雰囲気を見極めながらターゲットまで引き付けた押し目買いで対処。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/23
米中対立で金買い
東京金は4500円水準まで軟化している。金融市場が全般的に落ち着きを取り戻す中、安全資産に対する退避ニーズが後退している。一方で、米中協議には9〜10日の閣僚級会合後に目立った進展はみられない状況が続いている。トランプ政権はファーウェイに対する禁輸措置の導入、南シナ海での米艦隊運航など中国に対する圧力を強化しているが、中国側が態度を硬化させており、改めて緊張感が高まっている。トランプ政権の圧力強化の交渉スタンスが成功すれば問題ないが、米中通商合意も見通せない状況になると、世界経済の減速が改めて金相場を支援することになる。ボラティティ低下局面の物色妙味は大きい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/05/21
NYダウは買い継続
NYダウは米中通商リスクの蒸し返しを受けて、上げ一服となっている。米中対立の長期化・深刻化に対する警戒感が強くなっており、暫くは両国の動向に敏感に反応する不安定な地合になる。一方で、実体経済や企業業績は良好な状態を維持している。製造業や農業分野の疲弊は目立つが、米経済全体としては着実な成長が続いている。賃金の抑制で企業の労働生産性は高く、更にFRBが早期利下げに踏み切るとの思惑も、株価を支援しよう。適度の調整売りをこなしたことで値ごろ感が強くなっており、買い対応が基本になる。過去最高値更新の流れが続こう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/05/17
物色妙味高まる金相場
東京金は4500円の節目水準で下げ止まった模様だ。5月は米中貿易摩擦のリスクが蒸し返され、ドル建て金相場は堅調だった。しかし、その一方で急激な円高圧力が発生した結果、円建て金相場は逆に下落する展開になっている。ただ、足元ではその円高圧力にも一服感が浮上しており、徐々に底固さを取り戻す方向になろう。しかも実体経済に目を向ければ、米中経済活動は貿易戦争の影響で下振れしており、マーケットはFRBに対して早期利下げプレッシャーを強めている。米長期金利は今年最低水準であり、ドル建て金相場が上昇を再開する条件も整いつつある。4500円近辺の価格水準では物色妙味があろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/05/16
南アランドは押し目買い
南アランドは4月中旬の8円水準に対して、5月には7.6円台まで軟化した。米中通商リスクの高まりから為替市場でも安全志向が強まる中、新興国通貨に対する売り圧力が強まった結果である。目先は米中通商関係に注目せざるを得ないが、通商リスクの織り込みが一巡すれば、8円台回復の方向に向かおう。南ア経済は停電による減速傾向が強くなっていたが、4月の製造業指数は改善している。また、総選挙では与党が苦戦はしたものの過半数を獲得している。現状は極端なリスクオフ化によって形成された安値であり、物色妙味は大きい。景気の底入れ感、政治リスクの後退を受けて、上昇トレンドが再開されよう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/11
原油相場は堅調か
NY原油は、60ドル台中盤まで値上がりした後、上げ一服となっている。米中通商リスクの蒸し返し、米国内在庫の積み上がりを受けて、調整売りが膨らんでいる。ただ、イランやベネズエラ産原油の供給が急速に落ち込んでいる状況に変化はない一方、OPECなどは増産対応に慎重姿勢を崩していない。増産対応によって過剰供給状態に回帰することが強く警戒されている。暫くは米中通商協議関連の動きに一喜一憂することになるが、徐々に底固さを取り戻す方向性になろう。イランやベネズエラ産の供給減少ペースによっては、改めて高値を更新する可能性も残されている。中東の軍事的緊張にも注意が必要である。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/05/10
日経、上昇5波ひとまず完了
日経225は連休中に米株式市場の堅調を背景に上昇していた。しかしトランプ米大統領がツイッターで中国との通商協議の進展について不満を示したことをきっかけに高値から修正。連休前まで死守していた移動平均線を下抜け4月の上昇分を往って来いした。それまで、12月の下旬から上昇トレンドを形成し米中協議についても期待感が強く買われていた分、失望売りのピッチも速い。焦点は今週末にかけて解決の糸口が見えるかどうか。両国の駆け引きの続く状況下では買いポジションの一部利食いを推奨したい。10日の協議後の発表を待ち方針を再考。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/05/09
リラに下げ過ぎ感
トルコリラは、18円台を割り込み、年初来安値を更新している。3月に実施されたインスタンブールの市長選挙結果が無効とされるなど、同国の民主主義が疑問視されている。エルドアン大統領の圧力に選挙管理委員会が屈した格好であり、海外投資家の資金引き揚げ傾向がエスカレートしている。経済再建は失敗が続き、中央銀行が早過ぎる利上げに踏み切るリスク、米国との関係悪化など、売り材料が目立つ状態にある。ただ、昨年8月のリラ急落時でも15~19円水準ではサポートされており、下げ過ぎが意識される価格ゾーンに到達している。昨年8月のように大きく下押しされる場面があれば、物色妙味は大きい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/26
ドル円は上値追いか
ドル円相場は112円を巡る攻防になっている。リスクオン環境、ドルの堅調地合が下値を支えるも、明確な上昇トレンドを形成するには至っていない。世界的に低金利環境が長期化するとの見通しが強まる中、為替市場全体のボラティティが極端に落ち込んでいる。ただ、ドル指数は17年5月以来の高値を更新しており、米国株は過去最高値圏に到達していることで円も売られ易い地合にある。大型連休中にはFOMCも控えているが、マイナス金利の円からプラス金利のドルに対する資金シフトの流れは維持され、112円突破が打診されよう。投機筋のドル買い・円売りポジションが積み上がっていることには要注意。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/25
原油は70ドル台意識
NY原油は、60ドル台中盤まで値上がりしている。米政府が11月からイラン産原油に対する制裁について猶予措置を認めない方針を固めたことで、イランからの供給減少で短期需給が必要以上に引き締まるリスクが警戒されている。OPEC内では増産対応を巡る議論も活発化しているが、実際に増産を実施するまでには時間が必要とみられており、イラン産原油の供給環境によっては一気に需給タイト感が強まる可能性も抱える。ベネズエラやリビアでも供給不安を抱えているが、OPECの政策変更は6月以降になる見通しであり、このまま供給不安が維持されると、一気に70ドル台乗せにトライする可能性もある。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/23
金は買い場
東京金は2月20日の4789円で上げ一服となり、3月以降は4600円水準で揉み合う展開になっている。世界的な株高など投資家のリスク選好性が強まる中、安全資産に対する投資ニーズが一服している。米国債やスイスフランなど他の安全資産にも売り圧力が目立ち、短期スパンで急伸するような必要性は薄れている。一方で世界経済の減速、先行き不透明感、政治環境の不安定化といったマクロ環境に変化はなく、上昇トレンドにおける一時的な小休止状態との評価になる。ボラティリティ指数が急低下している局面では、有事に備えた金買いに妙味がある。1〜2ヵ月以内の上昇再開に備えて、安値を買い拾いたい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/19
日経225上昇5波動目
日経225は、引き続き上昇トレンド形成中。依然として、リスクオンの流れが強い。東京マーケットは5月の連休を意識する時間帯になる為、最低限のリスクヘッジやポジション縮小は必須だが、中国の景気刺激策の効果も徐々に効果が出始めていることも経済指標をみると伺える。引き続き買い方針継続。テクニカル的には10月の高値24576円から12月安値の19029円の下げ幅の3分の2戻り水準が22727円となる為、まだ上昇に対する達成感はない。オシレーター系でも相対力指数は57.3%(4月17日現在)と買われ過ぎ感もない。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/18
NYダウは過去最高値へ
NYダウは2万6000ドル台に乗せている。昨年10〜12月期の株価急落に対する反動高局面が続いており、2万6951ドルの過去最高値更新も視界に入っている。過度の景気減速懸念が後退する中、投資家のリスク選好性が高まっている。米国債や金などの安全資産が売られており、株式市場に対する資金流入が加速し易い状況にある。足元では1〜3月期の業績発表が行われているが、昨年の減税による増益効果の反動で低調な決算になることは織り込み済であり、逆に強めの決算発表が行われると急伸することになる。高値更新は時間の問題だろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/16
金価格の上昇続く
東京金は4600円水準で揉み合う展開になっている。2月の4789円からは下押しされているが、依然として高値圏を維持している。世界的な株高傾向が続いているが、こうした中でも金相場が下げ渋っていることから、安全資産に対する投資ニーズの高さが窺える。国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しを下方修正し、通商問題やブレグジットの動向次第では更に下方修正を迫られる可能性を指摘している。一方、トランプ政権は航空機問題を巡って欧州連合(EU)に対して関税を課す方針を示しており、米中と同時に米欧でも貿易摩擦が深刻化している。安全資産に対する投資ニーズは高く、金の上昇は続こう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/12
南アランドは一段高打診
南アランドは8円水準で底固い展開に。米中通商協議の進展を受けて、新興国通貨全体に安値修正の動きが見られる。南アフリカ経済に関しては、電力供給不足などの問題を抱えた状態に変化はみられないが、資本流出懸念の後退も相場を支援している。特に米長期金利が急低下している影響は大きく、断続的な利上げで金利水準が高くなった米国への資本流出の流れが今年に入ってから巻き戻されている。まだ格下げリスクが残されるなど不安定な投資環境が続くが、世界経済に対する過度の警戒感も後退しており、特にドルが軟化すれば買いが膨らみ易い地合になっている。昨年8月の急落前の8.5円水準が打診されよう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/11
底固い原油相場
NY原油は、60ドル台中盤まで値上がりする展開になっている。OPECやロシアなどの減産対応が着実に進む一方、イラン、ベネズエラ、更にはリビアの供給不安が重なり、想定以上に需給が引き締まるリスクが原油相場を押し上げている。米金融大手ゴールドマン・サックスなども相次いで原油価格見通しの引き上げを迫られており、短期需給の引き締まりが原油相場を期近限月から押し上げる典型的な強気相場の様相を呈している。過熱感の強さからOPECやロシアが減産対応の見直しに着手すると上値を抑えられるが、ドライブシーズンに向かう季節要因の支援もあり、短期需給要因から強含みの展開が続き易い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/09
リラは押し目買い
トルコリラは、20円の節目を割り込む展開に。ミサイル防衛システムの配備について、ロシア製の地対空ミサイルシステム「S400」の採用を巡って、米国との間で緊張感が高まっていることが嫌気されている。米政府内では、トルコに対する経済制裁の可能性も議論されている。NATOからトルコを排除しようとする動きも報告されている。また、3月末の統一地方選挙では与党への逆風が確認されている。ただ、これだけの豊富な売り材料でも急落が回避されているのは、米金利低下やリスクオン環境からの支援が強力であることを意味する。米国との関係悪化の消化が一巡すれば、改めて上値追いの展開になろう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/05
日経225はトレンド維持
日経225は上昇トレンド継続中。年末からの下落に対し3分の2戻りを再達成している。米経済指標はまちまちの数字ではあるが、製造業景況指数など米中合わせた高水準の経済指標も買い安心感を誘うのだろう。中国は年初から景気刺激策を打ち出しているが、実際に経済に効果が表れ始めているとも言え、大相場の可能性も出てきているか。目先は、直近高値の21900円台を回復するかどうか。再度、数営業日連続で21日移動平均線を超えてきているため、引き続き押し目買い方針継続。5月大連休の警戒もある為、利食いの逆指値も検討必須で対応。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/04
ドル円は上値トライ
ドル円相場は一時110円台を割り込む展開になったものの、その後は再び値上り傾向を強めている。112円水準でドルの戻り売り圧力の強さが確認されているが、総じて安定したリスク投資環境が、ドル円相場を支援する構図が維持されている。世界経済が減速傾向を強めていることは間違いないが、それがリセッション(景気後退局面)入りを意味するとまで見ている向きは少なく、昨年10〜12月期の急激な円高に関しては行き過ぎた状態と明確に否定されている。世界的な低金利環境、各国の景気刺激策が投資家のリスク選好性を回復させる中、ドル円相場は緩やかなペースで112円の抵抗突破を打診しよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/04/02
原油は高値更新が続く
NY原油は60ドル台定着を打診する展開になっている。OPECやロシアなどの減産対応が順調に進展している一方、米政府はイランやベネズエラに対する制裁強化に動いており、更に産油量が下振れするリスクが高まっている。OPECが十分な増産余力を有していることで相場が急伸するような可能性は乏しいが、供給過剰から供給不足への転換が着実に進展する中、原油価格の上昇トレンドは維持されよう。シェールオイルの増産ペース加速はみられず、トランプ米大統領の原油高批判が再開されていることが警戒される程度である。株価も総じて安定しており、需要期に差し掛かる中、高値更新サイクルが続き易い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/29
金が買われ易い
東京金は4600円台で底固い展開に。世界経済の減速感や先行き不透明感が強まる中、世界各国の中央銀行が政策正常化を断念し始めており、通貨安・金利低下圧力が発生していることが、金相場を支援している。米欧は年内利上げを断念する方向で調整を進めており、他の先進国や新興国も利上げを急ぐ必要性が薄れてきている。ニュージーランドのように逆に利下げ対応の可能性を示唆する中央銀行も現れており、このまま世界経済を取り巻く環境が大きく変わらないのであれば、通貨安・低金利環境が金相場を支援することになる。世界経済の不確実性が増す中、安全資産としての金が買われ易い環境が続く見通し。
【大起産業営業部アドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/28
NYダウは低金利で買い
NYダウは2万5000ドル台後半をコアに高止まりしている。米経済の評価は強弱まちまちとなり、景気減速懸念から瞬間的に下押しされるような動きも散見される。一方で、FRBは年内利上げを事実上断念し、9月までには資産売却による流動性吸収も終了する方針を固めている。米金融政策が株価を支援する展開が続く中、米国株は堅調地合を維持し易い。早くも利下げによる景気支援の議論も浮上しており、17年12月以来の低金利環境にあっては、株式市場からの資金流出を想定する必要性は乏しい。2万6000ドル台から一段高が打診されよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/26
低金利で輝く金
東京金は4600円台で底固い展開になっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)は前週の会合で年内利上げが行われないとの見通しを示すなど、景気減速リスクや先行き不透明感への対応を急いでいる。資産売却プログラムについても9月終了方針を示し、市場の想定している以上の早いペースで政策正常化を断念している。こうした動きは世界中の中央銀行にも波及することになり、世界的な低金利環境が金相場を支援することになる。ドイツではマイナス金利が記録され、米長期金利も昨年10月の3.2%台が既に2.4%台まで低下している。安全資産である金に対する資金流入が一段と促され易くなっている。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/21
日経225緩やかな上昇
日経225は上昇トレンド形成中。世界経済の減速懸念から一時2万円台まで調整したが、持ち直し、直近高値の2万1千円後半に迫る勢い。現在は米金融政策変更に対する思惑や21日のEUサミットを控え動意が付きにくい時間帯。ただ、下落のきっかけとなった中国の経済指標に反し、中国株が急回復していることから、買い仕込みやすい状況か。今回の上げに対する調整を待ち押し目買いを推奨。テクニカル的には、一目均衡表の雲のねじれが発生するのが21日。雲と値位置の距離感から多少は調整を強いられると考えられ、その押し目を買い拾いたいところ。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/26
南アランドが買われ易い
南アランドは7.7円水準で底固さを見せている。世界経済の減速が警戒されるも、米中通商協議の進展観測を背景にランド相場は底固さを見せている。昨年10〜12月期のGDPも1.4%増となっており、過去10年にわたる停滞局面からの再成長を掲げるラマポーザ大統領に対しては追い風が吹いている。金融市場のストレスが強まる中、新興国市場からは突発的な資金流入も警戒される。ただ、インフレ環境が一時期と比較して安定化する中、高金利通貨の再評価が進んでおり、8円台回復から一段高を打診しよう。世界の金利水準が急激に低下する中、高配当株などと同様に高金利通貨も物色され易い環境にある。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/15
原油は高値更新続く
NY原油は、50ドル台後半まで値上がりし、60ドル台回復を視野に入れつつある。OPECやロシアなどは減産合意を着実に順守しており、既に主要産油国は合意以上の減産対応を実施している事が確認されている。一方で、シェールオイル生産活動は昨年10月以降の原油安のダメージを払拭しきれておらず、増産ペース加速の兆候はみられない。4月にかけては、ドライブシーズン前の石油精製需要の拡大も想定され、短期需給の引き締まりが原油相場を支援する展開が続き易い。少なくともシェールオイル生産に対して過度の刺激を与えない範囲内での原油高傾向は支持されている。トレンドフォローで対応したい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/14
リラは上昇し易い
トルコリラは、1月高値21.39円に対して、20円台前半まで小幅安になっている。世界経済の減速懸念が上値を圧迫しており、ドルに対する資金回帰の動きがみられることが、新興国通貨全体の上値を圧迫している。ロシア製ミサイル導入を巡る米国との対立、昨年10〜12月期のマイナス成長化なども上値を圧迫している。ただ、世界的な低金利環境の中で新興国通貨に対する投資ニーズも根強く、特にインフレ抑制までは高金利政策に強くコミットしているトルコリラは、、リスク投資環境が安定化すると買われ易い環境にある。世界的に株価が安定感を見せる中、リラは高金利通貨として買われる展開が続こう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/12
ドル円は押し目買い
ドル円はリスクオンの地合を背景に一時112円台に乗せたが、その後は世界経済の減速懸念が蒸し返される中、111円水準まで軟化している。リスク投資全体の地合に強く左右されており、株式市場で調整圧力が強まると、更に値下がりするリスクを抱えている。一方で、12月と比較すると投資家マインドは改善しており、大きな値崩れは回避されそうだ。米中通商対立は解消方向に向かっており、米経済指標も景気の底固さを示している。パニック的な株安・円高圧力は発生するリスクは限定され、調整安に留まる可能性が高い。ドルは年初来高値を更新しており、円高圧力さえ抑制されれば、上振れし易い環境が続く。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/08
日経225、季節要因で好調
日経225は引き続き上昇トレンド形成中。米国や中国などの海外株式の好調さもあり堅調な動きとなっている。国内は、3月末に大型の配当日を控え買いが集まりやすい環境下。昨年12月半ばの戻り高値付近まで値位置を回復した。今後も堅調な動きを成すと考える。昨年末から年始にかけてのトレンドラインもきれいに機能しており、引き続き押し目買い方針継続としたい。テクニカル的には移動平均線や、前述のトレンドライン付近である2万1千円前半に買いオーダーを入れたいところ。上値目標は、2万3千円レベルを当面のターゲットにしたい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/07
原油は60ドル台へ
NY原油は、50ドル台後半まで値上がりしている。石油輸出国機構(OPEC)は2月中に早くも減産合意遵守率100%を達成した模様であり、減産による需給リバランスの流れが維持されている。ロシアも3月末までに減産合意の完全履行を目指すとしており、急ピッチな減産対応によって需給は着実に引き締まることになる。イランやベネズエラの供給環境も依然として不安定な一方、製油所メンテナンスの時期も終了することで需要サイドからも需給引き締め圧力が発生する時期を迎えている。しかも、米中通商協議の進展期待などを背景に投資家のリスク選好性も強くなっており、60ドル台回復が打診されよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/05
金は押し目買い
東京金は2月20日の4789円をピークに、4600円台中盤まで軟化している。米中通商リスクの軽減、過度の景気減速懸念が後退する中、短期筋の利食い売りが先行している。安全資産に対する退避ニーズが一服する中、投機マネーが利食い売りを迫られている。一方で、現状は短期的な過熱感解消の動きであり、金相場の上昇基調が変わった訳ではない。世界経済は減速し、それに伴い各国の金融政策はハト派にシフトしている。米長期金利も一時的との比較では上昇しているが、抑制された状態に変化はない。今後は米債務上限問題などの協議も控えており、安全資産に対する投資ニーズを高める火種は消えていない。
【大起産業営業部アドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/03/01
NYダウは一段高へ
NYダウは昨年末の2万2000ドル割れから2万6000ドル台を回復し、気が付けば昨年10月の急落前の値位置に接近している。米中貿易戦争は漸く終結の目途が立ち始めており、不確実性の後退が改めて景気を押し上げるとの期待感が強い。実際に昨年12月の経済指標は低迷したが、2月対象などの一部経済指標はかなり強めの数値が出てきている。しかも、米金融政策は利上げと資産売却による流動性吸収を止め、株価対策に本腰を入れ始めた感がある。企業業績も鈍化しているとは言っても拡大は続いており、新たな上昇トレンドが始まっているとみる。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/27
急伸が続く金価格
東京金は4700円台まで値上がりする展開になっている。昨年8月の4100円台前半をボトムに、急ピッチな値上がり傾向が続いている。年初から世界的な株高傾向がみられるが、その一方で実体経済の指標は一貫して悪化していることで、安全資産に対する退避ニーズは逆に強くなっている。金価格の上昇は、景気減速を無視した株高に対する警告とも言えよう。米金融政策は有事対応からハト派色を強めており、利上げ停止のみならず、年内の資産売却停止についても議論が進んでいる。米中通商合意を前提にしても政治経済リスクは高いレベルを維持する中、金市場に対する資金流入傾向は維持される可能性が高い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
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中部経済新聞「焦点」
2019/02/26
南アランドは上昇続く
南アランドは緩やかな上昇地合が続いている。年初の7.23円をボトムに、2月上旬に8.23円台まで上昇した後は上げ一服となっていたが、7.7円水準では旺盛な物色意欲が確認されている。米国の利上げサイクル終了が見え始める一方、米中貿易戦争は早ければ3月中にも最終合意に至る可能性があり、下値は固い。足元では国営電力会社エスコムの経営不安が上値を圧迫しているが、財務相の財政演説では救済方針を決定する一方で、財政環境に対する影響は最小限に留めることに強い意欲が示されている。格付け会社ムーディーズは格下げを回避できる可能性を認めており、レアルに対する追い風は継続しよう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/22
日経225は大勝負の時
日経225は米中通商交渉の好感視から上昇した米国株の上昇を受けて、上値追いの展開。12月3日から同26日までの下げ分3930円幅の3分の2、10月高値からの下げ分5547円の半値戻りを達成。今後も3月の大型配当も加味すると堅調な動きとなろう。週間足ベースでは21日の移動平均の21400円処を上抜ける展開となり、今後上昇に弾みがつくと、より押し目買いの流れが顕著になると思われる。オシレーター系も週足では、まだ、50%水準と買われ過ぎ感はそれほど高くない。一目均衡表の転換線近辺まで引き付け押し目買い方針継続。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/21
原油の基調は強い
NY原油は、50ドル台中盤まで値上がりした。OPECの産油量が1月中に大幅に落ち込んでいたことが確認される中、減産による需給バランス正常化期待が一気に高まっている。ベネズエラやイランなどの供給障害もあり、少なくとも在庫積み増し圧力には終止符が打たれる目途が立ち始めている。しかも、米中通商協議の進展期待から世界的な株高傾向が続いており、リスクオンの投資環境が原油高を加速させている。現状ではシェールオイル増産が加速するリスクも限定されており、更に上値を試すことも可能だろう。ただ、過度な原油高はトランプ大統領の怒りを買う可能性が高く、警戒レベルは引き上げておきたい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/19
リラは買い継続
トルコリラは、21円水準で底固く推移している。年初の急激な円高局面では一時18円台前半まで下落していたが、その後は緩やかな上昇トレンドを形成し、20円の節目突破後も上昇が続いている。世界的な景気減速懸念が強まる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ停止の可能性を強く示唆している。一方、トルコ中央銀行はインフレ率が抑制され始める中でも引き締め的な政策対応を継続する方針を示している。昨年とは正反対の金融政策環境が、リラ買い・ドル売りを促し易くなっている。3月31日に統一地方選を控える中、エルドアン大統領が利下げ圧力を強めるといった政治的混乱だけは注意が必要。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/15
ドル円の地合強い
ドル円は111円台まで上昇する展開になった。米連邦準備制度理事会(FRB)は1月の政策会合で利上げの停止を強く示唆したが、ドルに対する資金流入傾向は維持されている。確かにドルを取り巻く環境は悪化しているが、景気減速は米国よりも欧州圏の方が深刻であり、欧州中央銀行(ECB)に関しても利上げ先送りのみならず、利下げの議論も浮上し始めている。このため、米金利低下環境でもドルが下げきれていない。一方、株高環境にあって円売り圧力は根強く、ドル円相場は金利環境の逆風を消化する形で上値追いの展開になっている。現在の株高圧力が維持されると、ドル円相場は一段高が打診されよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/14
原油は上昇余地あり
NY原油は、50ドル台前半での値固めが進んでいる。石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの減産対応が進む中、需給バランスの正常化期待が原油相場を支援している。既にサウジアラビアやUAEなどの主要産油国は減産合意を完全履行しており、政策調整による過剰供給解消の動きが強くなっている。更にベネズエラの政情不安で同国からの原油供給に対しては不透明感が強くなっており、特に重質油需給に混乱が生じ易い状況にある。一方で、米石油リグ稼働数が減少するなどシェールオイル増産圧力に対する警戒感は薄れており、55ドル水準の抵抗線はブレイクすることが可能だろう。買い対応を継続したい。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/08
日経、雨降って地固まるか
日経225は引き続き上昇トレンドを継続中。海外株式の堅調、国内企業の決算発表に対する期待感から小じっかりの展開。12月からの下げ幅の半値戻り、10月からの下落に対しても3分の1戻りも完成している。現在、日経平均のPERは12倍程度、また、PBRは1.1倍台となっている。一般的には、PBR1倍水準は企業の解散価値と言え、世界に比べて割安である。過去5年間を見ても、日経平均が、PBR1倍割れになったのは2度と、各国の投資家から見ても日経平均株価は割安感が高いと言える。今後も引き続き押し目買い方針継続としたい。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/07
安全資産の金が人気
東京金は4500円の節目水準での保ち合いを経て、4600円台前半まで値上がりしている。世界的に株価は堅調に推移しているが、安全資産に対する投資ニーズは強い。株式市場では過度の弱気評価が修正されているが、世界経済の先行き不透明感に変化は生じていない。米政府機関閉鎖は解除されたが、トランプ政権の強引な政策運営が目立つ中、投資環境は不安定化している。それに対応して米金融政策は有事対応モードに舵をきっており、米金利低下・ドル安圧力も金相場を支援することになる。過度の円高がなければ、安全資産としての金が買われる展開は維持されよう。昨年の高値4800円水準が試されよう。
【大起産業営業部アドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/05
NYダウは更に上昇
NYダウは昨年末の2万2000ドル割れから2万5000ドル台までの急反発になっている。昨年10〜12月期決算では、米主要企業が前年同期比15.5%の増益となる見通しであり、7割程度の企業がアナリスト予想を上回る好決算を発表している。景気減速で企業業績がピークアウトするとの懸念が株価急落を促がしたが、それが「杞憂」だったことが確認できる中、安値修正の動きは当然と言える。各種政治リスクを抱えているが、米中通商協議も佳境に差し掛かっており、貿易戦争に終止符が打たれるようなことになれば、最高値更新の可能性もある。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/02/01
安全資産の金が人気
東京金は約1ヵ月にわたる4500円水準での揉み合いを経て、4600円水準まで値上がりする展開になっている。昨年8月には4100円台まで下落していた相場だが、その後の約5ヵ月で500円幅の値上がりが実現している。世界経済の減速傾向が一段と強まる中、株価やドル相場の動向と関係なく、金市場に資金を投入する動きが目立つ。金ETFの投資残高の増加傾向が加速していることは、ヘッジ目的の資金流入が勢い付いていることを示している。米金融政策の正常化プロセスにブレーキが掛かり、米金利低下・ドル安圧力が発生し易い状況も支援材料になる。一気に5000円の大台を試す可能性もあろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/31
南アランドは一段高へ
南アランドは年初の7.23円をボトムに8円台までの切り返しをみせている。世界経済の減速を背景に米国の利上げサイクル停止観測が強まる中、新興国通貨からの資金流出にブレーキが掛かっている。米国の断続的な利上げを受けて、投機資金が安全性と高金利を兼ね備えたドルにシフトする流れが警戒されていたが、FRBは利上げ停止のみならず、保有資産売却の停止も検討し始めており、ランド売り・ドル買いの流れが終わっている。南アフリカでは物価安定が進んでいることで、特に利上げ対応を急がなくても通貨価値が担保できる状況になっている。相場の基調は上向きであり、8.5円の節目を打診しよう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・碓井壮一】
為替相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/29
原油はまだ上がる
NY原油は、50ドル台中盤を窺う堅調地合に。昨年末には40ドル割れさえ警戒されていたが、OPECなどの協調減産体制がスタートする中、過剰供給解消への期待感が高まっている。サウジは12月中に大規模な減産に踏み切ったことが確認されている。また、ベネズエラの政情不安で同国からの原油輸出にも不透明感が強くなっている。リビアでも武装勢力の活動が活発化しており、予想以上にOPECの生産水準が減少するとの警戒感が、原油相場を支援している。世界経済の減速が進んでいることに注意が必要だが、需要のもっとも停滞するこの時期に50ドル台を維持すれば、夏場に向け一段高が打診されよう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/25
日経「直往邁進」
日経225は1万9千円処から急回復し年明けから流れが一変した。中国が景気刺激策を打ち出したことによる長期的景気浮上期待は、株価の潜在的な押上げ要因。また、米中通商交渉の中で、中国が対米で24年までに貿易黒字をゼロにと検討、米国から財(モノ)の年間輸入量を大幅に増加させるとの報道も。長期的にも買い安心が広がろう。チャートでは、短期で年末から上昇トレンドを形成中。本格的なトレンド転換は昨年10月初旬の高値からの中期ダウントレンドを上抜けられるかがポイント。日柄によって水準は変化するが、2万1千円台前半が目処。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/24
リラは買い対応で
トルコリラは、昨年11月29日の22.08円で上げ一服となり、20円台まで軟化している。米軍のリシア撤退に伴うクルド人の安全確保を巡って米国とトルコの関係が悪化していることが嫌気されている。ただ、世界経済の減速懸念が強まる中でも20円割れには抵抗を見せており、一定の底固さは示すことに成功している。トルコではインフレ率が安定化し始めているが、中央銀行が引き締め的な政策スタンスを堅持する姿勢を示していることが、マーケットでは好感されている。米利上げサイクルの停止を巡る議論が活発化し、それに伴いドル高圧力が鈍化し始める中、トルコリラの物色妙味は着実に高まっている。。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・吉井健】
為替相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/22
ドル円は一段高へ
ドル円は年末・年始を挟んで一時105円割れの急落地合になったが、足元では109円台まで切り返している。世界的な株価急落傾向に歯止めが掛かっており、投資家マインドの改善が株価連動でドル円相場も押し上げている。ブレグジットや米政府機関閉鎖などの不安要素も抱えているが、良好な米企業業績環境、更には米中通商協議がまとまるとの期待感が、投資環境の鎮静化を促している。このまま米中貿易戦争を一服させ、企業業績が株価を下支えするのであれば、ドル円相場は112〜114円水準を打診する可能性が浮上する。ただ、米利上げ停止を巡る議論が活発化する中、ドル円よりクロス円に優位性がある。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・眞田幸弘】
ドル円相場に関するお問い合わせは076―222―5811まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/18
原油は反発続く
NY原油は、50ドル台を回復する展開に。年初から石油輸出国機構(OPEC)やロシアなどの減産対応がスタートする中、需給リバランスに対する信頼感が回復している。減産合意の履行を疑問視する向きもあったが、サウジは12月中に大規模な減産に踏み切った模様であり、少なくとも需給緩和状態はピークを脱したとの見方が優勢になっている。このまま減産合意の遵守率を引き上げていくことができれば、需給均衡から供給不足の局面に移行することになり、その流れに沿う形で原油高が正当化されることになる。株価動向に注意が必要だが、中国の景気刺激策に対する期待感もあり、上値追いの展開が続き易い。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平山清明】
石油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/17
金は安全資産の買い続く
東京金は4500円水準で底固く推移している。世界的な株価急落は一服するも、安全資産に対する投資ニーズは維持されており、200日平均線を上回っている。世界経済の減速懸念、それを受けての金融市場の不安定化、更にはFRBの利上げ停止議論など、金相場を取り巻く環境は昨年10月以降に大きく変わっている。このまま各国経済指標が下振れし、金融市場に強いストレスが掛かった状態が続けば、リスク回避やヘッジ目的の金市場に対する資金流入傾向は維持されよう。金ETF買いの動きも続いており、4500円の節目水準での攻防を上抜くと、昨年高値4793円まで100円刻みで上値は切り上がる。
【大起産業営業部アドバイザー・安達晃司】
金相場に関するお問い合わせは052―201―6321まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/11
日経、猪突猛進なるか
日経225は、年末年始に1万9千円台前半まで売り込まれた。年明け、米国が急反発をすると2万円を簡単に回復。今週に入り12月中旬からの下落した幅の半値戻りまで、急回復している。米中の通商協議の進展が報告されると、買い方優勢の展開になっている。米中も本音では、関税合戦を継続ないし悪化させることは不利益につながる。日程延長が報道されると、更に続伸した。FRBが政策調整に対しても柔軟姿勢を示していることも株高の支援材料。今後は、これまでの急落局面に対する自律反発とみるかどうかは、具体的材料が進展するかどうかだろう。
【大起産業営業部シニアアドバイザー・佐藤規子】
株価指数に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/10
NYダウは下げ過ぎ
NYダウは年末・年始の薄商いの中で急落し、一時は2万2000ドル台も割り込んだ。世界経済の減速懸念を背景に、やや仕掛け的な売り圧力が観測されている。一方で、現行価格は明らかな下げ過ぎである。米経済はリセッション入りが警戒されている訳ではなく、企業業績の伸びが止まる訳でもない。株価収益率(PER)ベースだと2013年以来の割安な状態にあり、仮に企業業績の伸びが止まることを前提にしても十分に買える株価水準である。現状はいわゆる「陰の極」であり、世界各地で株価・景気対策の動きが活発化し始める中、物色妙味があろう。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2019/01/08
安全資産としての金買い
東京金は、約半年ぶりの高値となる4500円水準まで値上りしている。8月には4100円台まで値下りしていたが、不安定な投資環境が越年する中、投資家のリスク選好性は回復せず、安全資産に対する退避ニーズが維持されている。グローバル経済の減速懸念が強く、ネガティブな経済指標に過剰とも言える反応が見受けられる。金ETF買いの動きも強く、ドル建て相場は1300ドルの節目も突破している。各国で景気・株価対策の動きもみられるが、改めてリスクテイクを進めるような動きは鈍く、このまま高いレベルの先行き不透明感から投資家の安全志向が維持されると、金相場の上昇トレンドは維持される。
【大起産業営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。