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メディア寄稿レポート


中部経済新聞「焦点」
2024/03/01
円建て金の買い方針
東京金は9000円台後半まで値上がりしている。昨年12月4日の過去最高値1万0028円には届いていないが、終値では過去最高値を更新している。米金融政策が膠着感を強める中、ドル建て金相場は高値圏で方向性を欠いている。しかし、米利下げ着手の遅れを受けて為替市場では円安圧力が強くなっており、円建て金価格は上昇しやすい環境になっている。中東やウクライナの地政学環境の厳しさにも何ら変化は生じていない。日米ともに株価は過去最高値を更新しているが、安全資産である金に対する投資ニーズは維持されよう。投資家のリスク選好性は高まっているが、このまま1万円台乗せを打診する見通し。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/29
ダウ平均は一段高へ
NYダウは1月に続いて2月も過去最高値を更新する展開になった。米経済が底固さを見せていることで、投資家のリスク選好性が高まっている。インフレ鎮静化のための急激な利上げでも、米経済成長が大きく損なわれる事態を回避できる可能性が想定されている。景気の底固さからFRBが利下げに慎重姿勢を見せていることはネガティブだが、それでも年内には複数回の利下げに着手する見通しにある。米金利動向が安定していないことに注意が必要だが、実体経済と企業業績の底固さ、そして金利上昇圧力のピークを確認した可能性が高まる中、現在の3万9000ドル水準まで4万ドル台への値上がりを打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/28
原油は底固さを維持
原油相場は70ドル台中盤から後半で底固く推移している。イスラエルとハマスの戦闘が長期化する一方、紅海では武装組織フーシ派が商船に対する攻撃を続けている。大規模な供給障害こそ発生していないために急伸地合の形成は求められないが、このまま底固い展開が維持される見通し。特に欧州地区では石油製品需給の引き締まりが観測され始めている。石油製品相場主導の上昇圧力にも注意が求められよう。今後は米製油所メンテンナスが一巡することで、原油在庫の増加も一服する見通し。70〜75ドルを下値目途に80〜85ドルを試そう。下落リスクとしては、イスラエル=ハマスの休戦合意を想定したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/27
金買い方針を継続
NY金先物相場は2000ドル台での取引が続いている。1月の雇用とインフレ指標は強めの数値になり、米長金利上昇が調整売りを誘ったが、大きな値動きには発展しなかった。逆に2000ドル水準での底固さを確認した格好になる。年内に慎重な利下げ対応が可能との見方が維持されている。また、2月24日にロシアのウクライナ侵攻開始から2年目を迎えたが、ウクライナ戦争の先行き不透明感も安全資産である金に対する投資ニーズにつながっている。イスラエルのガザ地区での攻撃が激しさを増していることもポジティブ。地政学環境が金相場を支える構図は維持されている。2100ドル台を窺う展開が続こう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/23
メキシコペソ買い
メキシコペソ円は昨年高値を上抜く展開になり、8.8円台での取引になっている。日経平均株価が過去最高値に迫る展開になる中、投資家のリスク選好性は高まっており、高金利通貨が投資人気を集めている。メキシコは経済成長の鈍化が鮮明になっているため、最短で3月にも利下げが行われる可能性がある。しかし、現在の政策金利は11.25%と世界的にみても極めて高い水準にあり、仮に利下げが行われても高金利通貨としての評価は大きく損なわれない見通し。9円の節目を打診しよう。日本はマイナス金利が解除されても低金利政策が続く見通しであり、高金利通貨の投資ニーズは維持される可能性が高い。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/22
白金に物色妙味
白金相場は900ドル水準で揉み合う展開が続いている。金相場が2000ドル台で方向性を欠く中、白金相場の値動きも鈍い。900ドル割れでは押し目買いが入るも、積極的に上値を買い進むようなテーマは乏しく決定打を欠いている。ただし、主要鉱山会社アムプラッツが2024年の人員削減と減産方針を示すなど、既に鉱山会社の操業を維持できる価格水準ではなくなっている。パラジウムやロジウム価格も低迷しており、鉱山会社の収益環境は過去最悪の状態にある。現行価格からの下落リスクは乏しい以上、押し目を買い拾い反発を待つのが基本スタンスになろう。950ドルの上は1000ドルが試されよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/21
日本株は一段高へ
日経平均株価は過去最高値に迫る展開になっている。年初の3万3000円水準に対して、早くも3万9000円に迫る展開になっている。改めて企業業績の上振れに対する信頼感が強くなっている。世界経済が減速する中にあっても、日本の企業業績は輸出・内需企業ともに堅調とみられている。円安で輸出企業、値上げで内需企業の業績はともに上振れしている。米国株も過去最高値を更新しているが、日本株はまだ割安との評価が海外投資家からの資金流入を促している。新NISAでは海外株の投資人気が高いが、海外投資家の日本株投資人気は強い。過熱感を高めることなく4万円の節目を試すことが可能だろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/20
地政学リスクの原油高
NY原油は70ドル台後半まで値上がりする展開になっている。引き続き中東の地政学リスクに対する警戒感が強く、期近限月主導の上昇地合になっている。イスラエルとハマスの停戦協議が決裂し、中東情勢の先行きは見通せない状況になっている。改めて停戦協議の動きが出てくるまでは、80ドル台を試す可能性もあろう。ただし、原油需給はひっ迫化している訳ではない。米原油在庫は昨年12月中旬以来の高水準にあり、70ドル割れが支持される在庫環境になっている。IEAは世界石油需要見通しを引き下げる一方、供給見通しを引き上げており、需給環境からは支持されない原油高との割り切りは求められよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/16
円建て金の買い
東京金は9000円台後半で底固く推移している。為替相場が改めて円安に振れていることが、円建て金相場を押し上げている。高インフレ環境でも日本銀行が積極的な利上げ対応を行わないとの見通しが強くなっていること、FRBが市場の想定よりも利下げ開始に慎重姿勢を見せていることが、円安・ドル高を促している。このまま国内で高インフレ環境と通貨安環境が共存すると、金相場は1万円の大台乗せを打診する見通し。引き続き中東情勢も不安定であり、早期停戦合意への期待感は高まっていない。今年は米大統領選で政治環境も不安定化しやすい。安全資産である金に対する投資ニーズは今後も維持されよう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/15
ダウ平均の買い方針
NYダウは過去最高値更新が続いている。これまでの急激な利上げでも米実体経済や企業業績に大きなダメージが生じていないことで、投資家が改めてリスク選好性を強めている。景気の底固さからFRBは利下げ着手に慎重姿勢に傾斜しているが、金利コストの高止まりよりも、景気の底固さが重視されている。過熱感も強くなっているが、実質金利は依然として抑制されており、米経済が急減速するようなことがないのであれば、株価の先高観は維持されよう。特に中国や欧州経済の減速懸念が強まる中、米国株には世界中から投機資金が流入しやすい環境が続こう。3万8000ドル台定着から4万ドルを試す見通し。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/14
原油は80ドル試す
原油相場は70ドル台後半で若干の底固さを見せている。イスラエルとハマスの戦争は4カ月目に突入したが、依然として先行きが見通せない状況にある。停戦を模索する動きも散見されるが、足元ではむしろ戦闘地域が広がりを見せるなど、混乱は加速している。原油需給がひっ迫化している訳ではないために急伸地合を形成するような勢いは必要ない。海上輸送に混乱がみられるため一定額のプレミアム加算は正当化できるが、需給環境に大きな混乱が生じている訳ではない。ただし、マーケットの関心は中東の地政学リスクに集中しているため、混乱状態が続いている間は押し目買い優勢の展開が維持される見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/09
金価格は上昇続く
NY金先物相場は2000ドル台での取引が続いている。米経済の底固さを受けて、米金融当局者からは利下げ着手に慎重な発言が目立つ。インフレ目標達成を確実にするため、利下げを急ぐ必要はないとの判断である。ただし、あくまでも次の政策変更は利下げであり、その時期は年中盤になる見通し。利下げ局面に入る見通しが維持されれば、緩やかな上昇地合が想定できる。中東情勢が不安定化しているため、地政学リスクを背景とした安全資産買いも強い。イスラエルとハマスの停戦協議は難航している一方、武力衝突が中東各地で多発している。2000ドルの節目を下値目途に、2100ドル台を打診しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/08
メキシコペソの買い
メキシコペソ円は年初の8.3円水準から8.7円水準まで値上がりし、昨年高値に迫る堅調地合になっている。昨年10〜12月期GDPが前期比0.1%増と伸び悩んだことを受けて、メキシコ中央銀行の早期利下げ観測が浮上し始めている。メキシコ中央銀行は「当面の間」政策金利を据え置くとしているが、景気対応で想定よりも利下げを急ぐ必要性が高まっている。ただし、メキシコの政策金利は11.25%と世界最高水準であり、仮に利下げが始まっても高金利通貨としての魅力は維持されるとの見方が優勢になっている。ドル円相場の急落リスク後退もあり、昨年8月の高値8.77円水準を試す展開になろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/07
白金の押し目買い
白金相場は900ドル水準で揉み合う展開が続いている。米金融政策の見通しが安定せず、白金相場の値動きも不安定である。今年は利上げ終了から利下げに向かう見通しだが、米経済の底固さから慎重な利下げ対応に留まる見通し。米金融政策要因では、緩やかな上昇見通しが基本になる。それは金相場についても同様である。ただし、白金相場の900ドル水準は鉱山会社が安定的な供給を継続する上で十分な価格水準ではない。実際に鉱山各社は生産ガイダンスを引き下げており、安値限界に到達した可能性が高い。白金、パラジウムに加えて、非鉄金属についても生産調整の動きが目立つ。安値を買い拾う妙味は大きい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/06
日本株の買い継続
日経平均株価はバブル崩壊後の最高値圏での取引が続いている。日本銀行のマイナス金利解除の時期が近づいていると見られるが、投資家のリスク選好性は維持されている。日本経済がデフレから脱却し、通常の経済環境に移行し始めた象徴と評価されている。年初から新NISAが始まり、株式市場に対して新たな資金流入が活発化するとの期待感も強い。投資信託、個別株にこれまで投資になじみのなかった人の資金も入っている。企業業績も急激な伸びが続いており、株価急伸でも過熱感は乏しい。年初の3万3000円水準から3万6000円台まで値上がりしているが、4万円を試すプロセスが維持される見通し。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/02
原油に上昇リスク
NY原油は70ドル台中盤から後半で底固く推移している。中東情勢の緊迫化が継続・深刻化していることが、原油相場を支援している。イスラエルとハマスの戦闘は長期化しているが、それに伴う緊張状態が中東地域全体に波及しつつある。紅海ではフーシ派が船舶に対する攻撃を激化させている一方、ヨルダンなどでも武装勢力の活動が活発化し、米軍基地も攻撃を受けている。現時点では原油供給障害は発生していないが、地政学リスクと流通障害のプレミアムが特に欧州産原油に数ドル単位で加算されている。根強い需要不安がるものの、中東情勢が落ち着きを見せるまでは、短期上振れリスクへの警戒が求められよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/02/01
安全資産の金買い
東京金は9600円台で底固く推移している。中東情勢を巡る緊張状態を背景に、底固く推移している。イスラエルとハマスの戦闘は長期化しているが、それに呼応する形で中東地域全体の政情が不安定化している。紅海では武装組織フーシ派が船舶に対する攻撃を続けている一方、ヨルダンではイランが支援する武装組織が米軍基地に対してドローン攻撃を行い、米兵が死亡した。米国内ではイランとの直接対決を求めるような強硬意見も浮上している。これから中東情勢がどのように展開するのかを先行きを見通せない状況が続く中、安全資産に対する投資ニーズは高まっている。買い方針で1万円台乗せを狙いたい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/31
ダウ平均の買い継続
NYダウは過去最多高値更新が続いている。FRBの利下げサイクル入りを見据えて、投資家のリスク選好性が高まっている。米インフレ環境は着実に正常化に向かっており、3月は難しいとしても、年中盤までには利下げが始まる可能性が高い。しかも、米経済はこれまでの大幅利上げでも急減速は回避されており、今後は良好な経済環境と金利低下が同時進行する理想的な投資環境が想定されている。米大統領選に向けて、政治的にもバイデン政権は株価が崩れないように細心の注意を払うことになろう。10〜12月期の企業決算発表も総じて無難に消化されている。3万8000ドル台定着から4万ドルを試す見通し。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/30
中東緊迫で原油高
原油相場は70ドル台後半まで値上がりしている。中東情勢の不安定化を背景に、リスクプレミアム加算が促されている。イエメンの武装組織フーシ派は紅海で船舶に対する攻撃を続けており、世界の石油流通に混乱が生じている。生産障害には至っていないが、今後も混乱状況が続くと不測の供給障害が発生するのではないかとの警戒感が強い。ウクライナがロシアの石油関連施設を攻撃し始めていることも、原油相場を支援しよう。しかも、中国で景気対策の議論が活発化していること、米経済減速懸念の後退を受けて、需要環境悪化に対する警戒感は後退している。80ドル台へのレンジ切り上げを打診する見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/26
地政学リスクの金買い
NY金先物相場は2000ドル台での取引が続いている。年初から米金利上昇・ドル高圧力が調整売りを誘うも、高値圏を維持している。金の投資テーマは多岐にわたるが、地政学リスクの高まりの影響も大きいだろう。ウクライナと中東で激しい戦争が続いており、この対応で世界秩序が大きくゆがみ始めている。米国は世界秩序を保つ意思も能力も欠いており、世界の分断は突発的な軍事衝突を引き起こす可能性も高めている。アジア地区では台湾有事の可能性に加えて、北朝鮮情勢も急激に緊迫化している。北朝鮮が韓国を敵国と定義し、軍事的な挑発を繰り返している。安全資産である金が求められる時代が続こう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/25
高金利のメキシコペソ
メキシコペソ円は8.1〜8.8円のレンジで高止まりしている。メキシコ中銀の利上げ政策は終了した可能性が高まるも、11.25%と世界的にみても異例の高金利政策にあることが、ペソを下支えしている。メキシコでも今年は利下げが行われる見通しだが、FRBが利下げを急がない姿勢を示しているため、慎重な対応が可能とみられている。今後は日銀のマイナス金利解除が想定されているが、それでも日本とメキシコの金利差は極めて高い水準を維持する見通しであり、高金利を狙った資金の流入が続く可能性が高い。ペソ相場が大きく動かない前提でも、高金利狙いでペソを保有する魅力は高レベルを維持しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/24
白金に物色妙味あり
白金相場は年初から調整売り優勢の展開になっている。昨年末には半年ぶりの高値となる1030ドルまで値上がりしていたが、900ドル水準まで反落している。今年はFRBが利下げに踏み切る見通しだが、市場の織り込みが過熱化しているとの警戒感が調整売りを誘っている。ただし、5月か6月には利下げが開始される見通しに変わりはない。また、900ドル水準は鉱山会社が安定的に操業を継続できる価格水準ではない。改めてパラジウム相場が下落していることもあり、これ以上の安値はコストを無視した投機的安値との評価になる。下落リスクと上昇リスクを比較すれば、買い妙味の大きい価格水準とみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/23
日本株の買い続く
日経平均株価はバブル崩壊後の最高値を更新している。世界経済の減速懸念は強まるも、日本企業の業績は2023年に続いて24年も堅調とみられ、内外投資家の物色意欲が維持されている。世界的にみて日本株は過熱感が乏しく、下落リスクが乏しい一方、上昇リスクは大きいと評価されている。特に海外投資家の物色意欲が強くなっており、年末に向けて4万円台乗せをどのようなペースとタイミングで実現するのかが問われる地合になろう。為替市場では急激な円高が一服し、輸出企業の業績への信頼感は強い。一方、国内では値上げが浸透しており、デフレ下で苦しんだ内需企業の業績も堅調。買い方針を維持したい。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/19
原油は押し目買い
NY原油は70ドル台前半で売買が交錯している。世界経済の減速懸念が上値を圧迫する一方、中東情勢緊迫化が下値を支え、明確な方向性を打ち出せていない。中東情勢の混乱で原油生産障害が発生している訳ではないが、イエメンの武装組織フーシ派が船舶を攻撃していることで海上輸送には混乱が生じている。需給バランスに極端な歪みが生じていないため、需要不安の急落などがみられると物色妙味が高まる。ただし、本格的な急伸を促すのであれば、中東情勢が一段と緊迫化し、原油供給障害が発生することが求められよう。下落余地の乏しさから押し目買い対応とするが、大きく上昇するまでの勢いは乏しい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/18
金は1万円回復を打診
東京金は9600円水準で底固く推移している。昨年12月に1万円台に乗せた後は利食い売りで9200円台まで軟化していたが、改めて騰勢を強めつつある。今年は円高リスクが強く警戒されていたが、年初からは逆に円安圧力が目立つ状況にある。元旦の能登半島地震の影響もあって、日本銀行が積極的な利上げを進めるのは困難とみられている。しかも、年末年始を挟んで中東情勢は一段と不安定化しており、地政学リスクの下値サポートも強化されている。イスラエルとハマスの戦闘は周辺地域にも広がりを見せており、イエメンの武装組織フーシ派が紅海で船舶を攻撃している。このまま1万円台回復を打診しよう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/17
ダウ平均は一段高へ
NYダウは過去最高値圏での取引が続いている。年初の取引では利下げ観測の織り込みが過熱しているとの評価から、米金利上昇を背景に利食い売りが進んだ。しかし、押し目では早めに買いを入れる動きが強く、逆に過去最高値を更新している。持高調整を経て、逆に過熱感が緩和したと評価されている。米経済はディスインフレを着実に進める一方、景気が過度に落ち込むことはない理想的な環境を維持。米企業の10〜12月期決算を受けて個別株は乱高下しやすいが、株価全体は押し目買い優勢の地合が維持される見通し。中東情勢の緊迫化にも注意しつつ、現在の3万7000ドル台から4万ドル台乗せを打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/16
中東緊迫化で原油買い
原油相場は70ドル台前半で底固く推移している。中東情勢の緊迫化を受けて、投機筋の売り圧力が一服しているためだ。年末年始を挟んでイスラエルとハマスの戦争は激しさを増したが、11日にはイラン海軍が石油タンカーを拿捕、米英がイエメンのフーシ派組織を攻撃と、更に緊張レベルが切り上がっている。中東から欧州向け原油流通に大きな混乱が生じ、リスク回避のためにスエズ運河通行から喜望峰沖のルートに切り替えられている。中東情勢全体が不安定化し、先行きが読みづらい状況になる中、原油相場も突発的な急伸リスクに注意が求められる。需給がタイト化している訳ではないが、短期上昇を狙いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/12
金相場は買い場
NY金先物相場は年初から調整売り優勢の展開になっている。昨年末にかけてFRBの利下げサイクル入りを織り込む形で急伸していたが、過熱感解消の動きが優勢になっているためだ。ただし、ディスインフレの進展や景気減速で今年の利下げサイクル入りは確実視であり、今後は政策金利の急激な引き下げが想定されている。金相場に対しては強力な追い風が発生することになり、押し目買い優勢の地合が崩れることはないだろう。中央銀行の金購入は続いており、年末年始でウクライナと中東情勢は一段と緊迫化している。地政学環境も一段と不安定化しており、過熱感緩和の値下がり局面では物色妙味が大きいとみる。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/11
高金利続くメキシコペソ
メキシコペソ円は8円台でボックス相場を形成している。米国の利下げ観測を背景にドル円相場は水準を切り下げているが、ペソ円相場は高値更新こそ見送られているが、高止まり状態を維持している。メキシコでも利下げの議論は浮上しているが、メキシコ中央銀行は早期の大幅利下げが可能とは見ておらず、今後も高金利通貨としての魅力が維持される見通しにある。政策金利は11.25%がピークになる見通しだが、日銀が今年前半にマイナス金利を解除できるか否かという環境にあって、メキシコペソ投資の魅力は維持される。能登半島地震の影響で日銀が利上げをできない可能性もあり、高金利狙いの買いとしたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/10
白金の押し目買い
白金相場は徐々に地合を引き締めている。昨年11月にかけては900ドルを挟んで売買が交錯していたが、昨年末には一時1030ドルまで上昇するなど、値位置が切り上がり始めている。金相場が過去最高値を更新した影響もあるが、白金相場の独自材料として安値限界に到達したとの見方も影響している模様だ。白金はそれほど大きく値を崩していないが、パラジウムとロジウム価格の急落を受けて、鉱山会社はコスト削減のための減産を本格化させる見通し。底入れ感からファンドは買いポジションの構築に動き始めており、1000ドル台が通常の価格水準として受け入れられる見通し。年初の押し目は買い拾いたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2024/01/05
日本株の買い継続
日経平均株価は押し目買い優勢の展開が続こう。元旦に能登半島で大地震が発生し、年初は積極的にリスクを取りづらい環境になっている。ただし、米国株が過去最高値圏での取引を続ける中、日本株の物色妙味も維持されよう。11年の東日本大震災クラスでも、株価の急落は買い場だった。今回は津波被害が限定されたこともあり、株価は早期に落ちつきを取り戻そう。日銀のマイナス金利政策解除が可能なのかといった新たな不確実性も浮上しているが、日本企業の業績な安定しており、円急伸さえみられなければ、24年も押し目買い対応が基本になる。国内では内需の回復余地が大きく、まずは3万5000円を狙いたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/29
原油の押し目買い
NY原油は70ドル台前半で売買が交錯している。アンゴラのOPEC離脱表明があったが、原油相場は冷静に消化している。OPECの結束が緩む可能性も警戒されるが、現時点ではそうした兆候はみられない。逆に紅海の石油タンカーの航行に混乱がみられることを手掛りに大きく買い進むような動きも見られない。70ドル台前半の価格水準に対して居心地の良さを感じている向きが多い模様だ。一方、年明け後はOPECプラスの自主減産が開始される。これによって需給バランスに対しては一定の引き締め圧力が想定できる。急伸対応が正当化されるような需給見通しにはないものの、安値を買い拾う妙味があろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/28
金は2024年も高い
東京金は買い優勢の展開が維持されよう。12月は急激な円高環境に上値を抑えられるも、9200円水準で下げ止まっている。断続的に円相場が急伸するようなことがなければ、押し目買い優勢の地合は崩れない見通し。ドル建て金相場は過去最高値圏での取引が続いている。来年はFRBの利下げが想定されていることに加えて、地政学環境が不安定化していること、中央銀行の金買いが活発化していることも、ドル建て金相場をサポートする見通し。このままドル建て金相場の過去最高値更新が続けば、円高環境を前提にしても円建て金相場は改めて1万円の節目を打診しよう。円高局面での値下がりは買い拾いたい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/27
ダウ平均の買い継続
NYダウは過去最高値圏で年末を迎える。米国においては漸くインフレ対策の利上げが終了した模様であり、来年は利下げサイクル入りする可能性が極めて高い状況になっている。異例の高金利政策を早期に解消することができれば、景気や企業業績の大幅な下振れリスクも限定されることになる。金融相場と業績相場の双方の視点から、米国株は更に買われる可能性が高まっている。利下げ期待に過熱感が強まり始めていることには注意が必要だが、企業業績の上振れ傾向が維持されるのであれば、株価の押し上げ余地は着実に拡大していく。2024年は過去最高値圏を起点に、更に上値切り上げを打診する展開になろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/26
原油の押し目買い
原油相場は70ドル水準で下げ止まった可能性が高い。アンゴラのOPEC脱退表明といった大きな動きも見られたが、改めて値を崩すことは回避されている。既に十分な値下がりが進んだとの評価が強くなっていることが確認できる。中東では武装組織フーシ派の活動が活発化しており、石油タンカーがスエズ運河の通過を見送る動きを強めていることもポジティブ。仮に石油タンカーがドローンによる攻撃を受けるようなことがあると、瞬間的に吹き上げる可能性もある。年明け後はOPECプラスの自主減産も回帰する。70ドル水準で下値が固まれば、70ドル台後半に向けた反発が打診されよう。安値を買い拾いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/22
金相場は一段高へ
NY金先物相場は2000ドル台中盤で底堅く推移している。米インフレ環境が徐々に正常化に向かう中、FRBが来年に利下げに踏み切るとの観測が織り込まれている。当局者の予想だと年3回の利下げが見込まれている。米金利低下・ドル安圧力が維持されると、最近の堅調地合いを来年に引き継ぐことになろう。加えて、ウクライナとパレスチナの戦争は越年しそうな状況にある。紅海では治安悪化で船舶の航行が阻害され、スエズ運河を回避する動きが広がっている。物流の問題が世界経済における新たなリスクになりつつある。2000ドル台が通常の価格水準として受け入れられる中、2100ドル台に向かおう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/21
メキシコペソの高金利
メキシコペソ円は8円台でボックス相場を形成している。ドル円の急激な値下がりでも値を崩すことは回避しているが、その一方で上昇トレンドは一服しており、強弱感が交錯している。ドルとの関係性が重視されている結果、ペソ円相場は動意を欠いている。メキシコ中央銀行は24年に緩やかな利下げサイクル入りする見通しだが、政策金利は依然として11.25%であり、高金利通貨としての高い魅力は維持される見通し。ドル円相場の値動きが落ち着くと、8.0円水準を下値目途に改めて買いが入りやすい環境は維持されよう。ペソの急伸期待は後退するも、高金利通貨としての投資メリットは維持される見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/20
白金はレンジ切り上げ
白金相場は950ドルの抵抗を上抜きつつある。9月移行は同水準に上値を抑えられていたが、金相場が過去最高値を更新する動きを見せる中、割安感や出遅れ感の強い白金も買われ始めている。また、コストの限界に到達したとの見方が広がっている影響も大きいだろう。鉱山会社が不採算鉱区の閉鎖、人員削減などの収益環境改善に乗り出していることが、安値限界を意識させる。パラジウムとロジウム相場が急落した影響もあり、白金族貴金属(PGM)全体の生産体制見直しが加速している。チャート環境からもトレンドフォローの買いが想定できる状況にあり、7月以来となる1000ドルの大台回復が打診されよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/19
日本株の押し目買い
日経平均株価は3万3000円水準での取引になっている。為替市場で急激な円高圧力がみられる中、輸出企業の業績見通し悪化が警戒され、調整売りが膨らんでいる。一方、米国株はFRBの利上げ終了、来年の利下げを織り込む動きから急伸地合を形成している。世界的に投資家のリスク選好性は高まっており、円相場が落ち着きを取り戻せば、上昇が再開されよう。日本経済はデフレ脱却が着実に進んでおり、企業の値上げ浸透で企業収益は上振れ傾向が強い。増配や自社株買い、更には保合株の解消といった資本政策の変化も素直に好感されている。来年の一段高に向けて円高の値下がり局面は買い拾っていきたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/15
原油の安値を買う
NY原油は70ドルを割り込んでいる。OPECプラス参加国は年明け後の自主減産を表明しているが、市場では本当に減産が履行されるのか、十分な効果が得られるのか懐疑的な見方が強いためだ。また、米中などの需要不安も蒸し返されている。今年は世界的に暖冬傾向が強いこともあり、年内はこのまま安値圏に留まる可能性がある。一方で、産油国はこうした安値を許容できる財政環境にはない。年明け後は減産が始まるが、減産規模の拡大や期間延長の議論も始まっている。米国株の急騰、ドルの急落など外部環境も強気に傾いている。今年中盤も現行価格水準で下げ止まっており、安値を買い拾う妙味があろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/14
金の買い方針
東京金は12月4日に1万0028円と過去最高値を更新した後、9200円台まで反落している。ドル建て金相場に利食い売りが膨らむと同時に、為替市場で円が急伸したことが、高値から大きく下押しした。しかし、今月に発表された米雇用統計、消費者物価指数はともに利上げ終了を支持しており、金相場が上昇しやすい環境に変化はみられない。中国やポーランドなど中央銀行の積極的な買いが続いていること、ウクライナと中東の戦闘が越年しそうな状況にあることもポジティブ。円相場のボラティティが正常化すれば、上昇トレンドが再開されよう。1万円台乗せに再挑戦する見通しであり、買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/13
ダウ平均は一段高へ
NYダウは3万6000ドル台定着が進み、年初来高値を更新している。クリスマスが近づいているが、「年末ラリー」が維持されている。最大の要因は、景気後退なくしてインフレを鎮静化出来るとの期待感だ。各種インフレ指標は追加利上げが不要との見方を支持しており、利上げ終了から利下げへと金融政策環境からの株価支援が強化されるとの見方が優勢になっている。しかも、これまでの急激な利上げにもかかわらず、深刻な景気後退は回避できるとの楽観ムードが優勢になっている。金利低下と適度な経済成長という、株式投資にとって理想的な環境に向かうとの期待感が、株価を過去最高値に向けて押し上げよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/12
原油の押し目買い
原油相場は70ドル水準で上値を抑えられる展開が続いている。OPECプラスが年明け後の自主減産を表明しているが、市場では本当に減産が実施されるのか会議的な見方強い。一方、米中経済の減速懸念が強く、石油需要環境に対しても悲観的な見方が浮上している。暖冬傾向の影響もあろう。ただし、極端な需給緩和状態に陥っている訳ではなく、投機色の強い安値形成と評価したい。OPECプラスも投機的な安値を是正するために、今後もあらゆる対応を講じる方針を示している。米利上げ終了観測を背景に、株高・ドル安圧力が強くなっていることもポジティブ。年明け後の減産実施を前に安値を買い拾いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/08
金相場の上昇続く
NY金先物相場は一時2150ドルを上抜き、過去最高値を更新した。米インフレ環境が正常化に向かいつつある中、昨年3月から続いてきた利上げサイクルが終了したとの見方が優勢になっている。既に利上げが終了し、早ければ来年5月頃には利下げが始まる可能性が高いと見られている。過去の利下げサイクルでは、金相場は急伸する傾向が目立つ。高金利環境が是正されると、金投資の拡大が促されやすいためだ。その利下げを過去最高値圏で迎えることが、2024年の大相場への期待感を高めている。買い遅れのリスクも警戒され始める中、上値追いの展開が維持されよう。2200ドルまで上値抵抗は切り上がる。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/07
メキシコペソの買い
メキシコペソ円は8.7円台で上げ一服となり、8.4円台まで軟化している。ドル円相場の急落を受けて、ペソ円相場も持高調整の売りが上値を圧迫している。ドル円相場の急落が続いている間は、下値不安が残されよう。ただし、米国では利上げ終了観測が強まり、来年は利下げの年になる見通し。米ドルからの資金流出が発生しやすく、新興国通貨全体に強気スタンスが求められる。メキシコ中央銀行も来年の年央にかけて利下げに踏み切る可能性があるが、現在の政策金利は11.25%と極めて高く、高金利通貨としての魅力は維持される見通し。ドル円相場が落ち着きを見せれば、改めて8.7円台を打診しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/06
白金は一段高へ
白金相場は950ドル水準に抵抗を受ける展開が続いている。金相場は過去最高値を更新する展開になり、一時2150ドルも突破した。このため白金相場も底固さを見せるも、9月から続く950ドルの抵抗を突破することができていない。ただし、金と白金の価格差は過去最高であり、白金相場の割安感や出遅れ感は一段と強くなっている。このまま金相場の堅調地合が続けば、白金相場の950ドル突破は時間の問題だろう。白金需給要因では目立った売り材料が見当たらないだけに、950ドル突破後はファンドの物色意欲も強まり、1000ドルの大台乗せを打診しよう。下落余地は乏しく、買い対応で臨みたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/12/05
日本株は一段高へ
日経平均株価は、改めて年初来高値を更新し、地合の強さを再確認している。米国で利上げ終了観測が強まる中、投資家のリスク選好性が高まっている。米国株が急伸していることで、リスク許容度の高まった欧米投資家が改めて日本株も物色している。為替市場で円が急反発していることはネガティブだが、為替要因で売り込むような動きは見られない。輸出業者の業績上振れ期待は後退するが、いずれにしても日本企業全体の業績上振れ期待は強い。企業の株主還元強化の動きにも変化は見られない。インバウンド需要も既に19年の水準を回復しつつある。年末ラリーが続く可能性が高く、3万5000円を打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
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中部経済新聞「焦点」
2023/12/01
原油の押し目買い
NY原油は70ドル台で売買が交錯している。11月30日に産油国会合が開催されるため、その結果次第になる。強力な生産枠引き下げが合意された場合には、安値修正で80ドル台での取引に回帰しよう。一方、産油国の協議が決裂した場合には、このまま70ドル台での取引が続く見通し。ただし、いずれにしても最近の需要不安を織り込む動きには過熱感が強い。中国の原油輸入データなどは、逆に需要の底固さを示している。また、米利上げ終了観測からドル安、株高圧力が強くなっていることもポジティブ。大きな下落余地が想定される値位置ではなく、産油国会合の結果にかかわらず安値は買い拾っておきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/30
円高でも金買い方針
東京金は過去最高値圏での取引が続いている。為替市場では円高圧力が強くなっているが、それ以上にドル建て金相場の上昇圧力が強く、堅調地合を維持している。米国では、インフレ圧力が緩和される一方で景気減速懸念が強くなっており、FRBは昨年3月から続けてきた利上げ政策を既に終了した可能性が高くなっている。5.25〜5.50%が今回の政策金利のピークになる可能性が高くなっている。早期利上げには慎重な当局者も多いが、このままインフレ率低下が進むのであれば、数か月後には利下げが開始される。2000ドル台と言う高値で金利低下が始まれば、金相場は未経験の価格ゾーンに向かおう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/29
ダウ平均は年末高へ
NYダウは、3万2000ドル台中盤まで急落するも、3万5000ドル台まで切り返す展開に。景気や企業業績の悪化懸念を背景に値下がりしていたが、米利上げ終了観測を背景に大きく切り返している。「業績相場の売り」から、「金融相場の買い」に転換したとみて良い。年末に向かうこの時期は株価が上昇しやすい傾向にあるが、このまま利上げ終了観測が米長短金利を押し下げると年初来安値億審から一段高を試す可能性もあろう。どこまで金融相場の目線で上値を切り上げることが可能かを打診する見通し。クリスマス商戦が近付いているため、小売環境が良好との評価が強まると、上昇ペースも加速しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/10
原油の押し目買い
原油相場は70ドル台で売買が交錯している。需要不安や米増産を背景とした値下がり圧力が続く中、産油国の対応が注目されている。26日に予定されていた産油国会合JMMCは30日に開催が延期された。産油国間の調整が難航している模様だ。ただし合意形成は可能とみられ、ここで産油国が生産枠引き下げで足並みをそろえることができれば、少なくとも下値は固まることになり、安値修正フェーズへの移行が打診されよう。産油国が受け入れ不可能な価格水準との見方が強まると、自立反発局面に移行する。在庫の取り崩しが確認されると、更に買い安心感が強まろう。イベント前の安値を買い拾っておきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/23
金相場の押し目は買い
NY金先物相場は、2000ドルの節目を回復した。中東情勢のリスクプレミアム剥落が一巡し、米利上げ終了観測を織り込む形で地合を引き締めている。米国では政策金利が5.25〜5.50%まで引き上げられているが、これが今回の利上げの到達点の可能性が高い。既に米金利低下、ドル安圧力が強くなっており、このまま利上げ終了への確信が更に強まると、5月に付けた今年最高値2085ドルを年内に試す可能性もあろう。利下げ開始の織り込みは時期尚早だが、過去のパターン通りに米金融政策要因の逆風解消後の上昇局面に移行しよう。2000ドルは通過点になる可能性が高く、買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/22
メキシコペソの買い
メキシコペソ円は8.7円の年初来高値圏で底固く推移している。米利上げ終了観測が強まる中、主に対ドルで上昇圧力が強化されている。米国ではインフレ鎮静化の兆候が徐々に増えており、早期利上げが可能かは別にしても、追加利上げは不要との評価が固まっている。ドルが崩れ始めており、その反動で新興国通貨全体に投機マネーが流入している。しかも、リスクオン環境で投資家のリスク選好性が高まる中、高金利の新興国通貨が選択されやすくなっている。ドル円相場の上げ一服でもペソ円相場は底固さを支持している。株価急落といった動きがみられなければ、このまま9.0円台を試す展開に発展しよう。
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/21
白金の押し目買い
白金相場は800ドル台中盤と900ドル台中盤との間を行き来する展開が続いている。11月上旬は金相場に調整売りが膨らむと、白金相場は年初来安値を更新する急落地合になった。世界経済の減速懸念が強まる中、金相場のサポートが解消されたことが急落地合に直結した。しかし、米利上げ終了観測を背景に金相場が上昇を再開すると、白金相場も大きく切り返す展開になっている。金相場と連動した展開が続く見通しであり、このまま金相場が2000ドル台回復を試せば、相対的な出遅れ感や割安感のある白金相場も買われる展開になろう。過去最大規模の価格差が発生しており、まずは950ドルを打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/17
日本株の買い継続
日経平均株価は、今年最高値に迫る3万3000円台まで値上がりしている。米利上げサイクルの終了観測が強まる中、投資家のリスク選好性が強くなっている。地政学リスク、高金利環境で急落していた米国株も、安値圏から一気に切り返している。世界経済の減速よりも、高金利環境がピークに到達したとの金融政策環境の方が重視されている。日本の7〜9月期経済成長率はマイナスに転じたが、株式市場ではこれで金融緩和策の解除は一段と困難になったと前向きな評価を下している。日本企業の業績は中間決算も順調にこなし、株主還元策強化の動きも続いている。年末ラリーへの期待感もあり、高値更新に向かおう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/16
原油は下げ過ぎ
NY原油は需要不安を背景に80ドル、更に75ドルを割り込む展開になったが、徐々に落ち着きを取り戻そう。世界経済の減速による需要環境悪化に対する警戒感が強くなっているが、OPECとIEAは11月月報でともに需要見通しを引き上げている。一部の地域で需要環境が悪化するも、米国や中国といった主要国の石油需要環境は想定以上に強く、石油市場のファンダメンタルズは依然として強気との報告が行われている。行き過ぎた需要不安が織り込まれた状態にあり、80ドル割れの価格水準では物色妙味が大きい。産油国の追加供給調整の議論もあり、オーバーシュート感の強い安値を買い拾っておきたい。
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/15
円安で金に先高感
東京金は9000円台中盤で底固く推移している。日本銀行がマイナス金利政策を柱とした金融緩和策を維持する中、円建て金相場は過去最高値圏での取引が続いている。国内の強力なインフレ環境にもかかわらず、日本銀行は長期金利の変動幅を若干引き上げるだけに留めている。中東地政学リスクを背景とした買い一巡でドル建て金相場に調整売りが膨らんでいるが、先行き不透明感は強い。米利上げ終了観測に加えて、米財政環境に対する懸念もあり、押し目買い優勢の地合は崩れないだろう。ドル建て金相場の反発と円安が同時進行すれば、1万円の節目に迫る可能性もあろう。押し目買い優勢の地合が続く見通し。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/14
ダウ平均は年末高へ
NYダウは、一時3万2000ドル台中盤まで急落していたが、11月は3万4000ドル台まで切り返す展開になっている。インフレ対策の強力な利上げ政策に対する警戒感が株価を押し下げる展開が続いていたが、漸く利上げ終了の目途が立ち始める中、投資家のリスク選好性が後退している。高金利環境に米経済が耐えられるのか不透明感も残されているが、最悪の状況は脱したと評価されている。中東情勢は依然として不安定だが、イスラエルのガザ地区に対する攻撃もピーク段階とみられ、特に原油相場の急伸など不穏な動きも確認できない。この時期は年末ラリーも期待でき、3万5000ドル台を打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/10
原油の押し目買い
原油相場は80ドルの節目を割り込む展開になっている。10月7日にハマスがイスラエルに対してミサイル攻撃を行う前の値位置を完全に下回っている。最大の要因は、需要不安の高まりだ。世界経済の減速懸念から、石油需要が急速に鈍化するリスクが警戒されている。ただし、実際の需要環境は決して悪くなく、特に中国に関しては政府の景気刺激策の効果で逆に需要見通し引き上げの必要性も高まっている。不安心理を背景に大きく値下がりしているが、現実の需給環境・見通しとのかい離が目立つ。12月には米戦略備蓄向け購入が始まる。投機色の強い安値を形成した局面との評価であり、買い拾っていきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/09
金相場の押し目は買い
NY金先物相場は、2000ドル水準での高騰相場を経て、調整売りに上値を抑えられる展開になっている。ハマスのイスラエル攻撃から1か月が経過したが、地政学リスクの広がりが一服していることで、短期筋の利食い売りが上値を圧迫している。ただし、米利上げ終了観測が強まる中、押し目は早めに買い拾われよう。米経済の減速が始まっているとの評価から、FRBの利上げは既に終了した可能性が高いとみられている。米長期金利の上昇が止まったのであれば、地政学環境とは関係なく、金相場の上昇地合は維持されよう。地政学リスクの織り込み一巡の評価で利食い売りが膨らむ局面では、物色妙味が大きい。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/08
メキシコペソの反発力
メキシコペソ円は一時8.0円割れに迫る展開になったが、8.5円台を回復している。10月上旬は米長期金利が急伸したことで、新興国通貨からドルへの資金回帰が進み、ペソも利食い売りが優勢になった。しかし、米長期金利の上昇が一服すると押し目買いが活発化しており、このまま年初来高値を試す展開になろう。米国では利上げ終了を巡る議論が活発化しており、市場は早期利下げの可能性も警戒し始めている。こうした中、政策金利が11.25%のペソが再評価されている。当面の利下げ対応は想定されておらず、金利環境の優位性が維持されやすい地合になろう。株価急落が一服したこともポジティブ。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/07
白金は買い継続
白金相場は800ドル台中盤で下げ一服となり、900ドル台前半まで切り返している。金相場が2000ドル水準まで値上がりする中、金・白金スプレッドが過去最高水準まで拡大していることが、白金相場に対する買いを促している。金相場に対する割安感や出遅れ感が評価されている。現在はファンドの売りポジション解消が中心であり、ここから新規買いポジションの構築につなげていくと、更に大きく上昇する。金相場が2000ドルであれば、白金相場は1000ドル水準まで反発しても違和感がない。米利上げ終了観測が浮上していることもあり、ドル安の支援もみられ、トレンドフォローの買いが機能しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/03
日本株の反発狙い
日経平均株価は、3万円の節目に下値をサポートされる展開が続こう。10月は中東情勢の緊迫化で世界的にリスクオフ化が進んだことで、日経平均株価も大きく値を崩した。主に海外投資家が資金を引き揚げる動きを見せた結果である。中東情勢次第では、暫く不安定な地合が続こう。一方、日本企業の業績環境は4〜6月期に続いて7〜9月期も良好である。通期業績は期待できる状況にあり、中東情勢が落ち着きを見せれば、改めて3万3000ドル台を打診しよう。高インフレ環境が続く一方、為替市場では円安が加速していることは、株価上昇を支持している。外部環境主導の値下がりは引き続き買い場になる見通し。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/11/02
原油に値ごろ感
NY原油は80ドル台前半で上値を抑えられている。中東情勢は緊迫化しているが、原油供給には変化が見られないため、原油価格を押し上げていくような動きはみられない。先行き不透明感は強いが、供給リスクのみでは買い進めない。逆に地政学リスクが投資家のリスク選好性を後退させていることが原油相場を下押ししている。暫くは不規則な値動きが続こう。一方で、需給の指標となる在庫は、原油相場が95ドルを突破していた当時と大きな変化は見られない。サウジアラビアとロシアの供給調整が強力であり、需給のタイト感は強い。相場環境が鎮静化に向かえば、改めて90ドル台での取引環境に移行する見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
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中部経済新聞「焦点」
2023/11/01
中東緊迫化で金買い
東京金は9500円の節目を上抜き、過去最高値を更新している。10月に入ってからイスラエルとハマスの戦闘で中途情勢が不安定化しており、安全資産としての買いが膨らんでいる。イスラエルはガザ地区に対する攻撃を強化しており、今後中東情勢がどのような展開を見せているのか、予見可能性がほとんど存在しない状況になっている。投資家のリスク選好性が後退する中、安全資産で様子をみたいとのニーズが、金価格を押し上げている。中東情勢の展開によっては、更に吹き上げる可能性を抱えており、一気に1万の節目に迫る可能性もあろう。円相場の動向に注意が必要だが、安全資産が求められる状況とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
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中部経済新聞「焦点」
2023/10/31
ダウ平均の反発狙い
NYダウは、3万3000ドル台を割り込む展開になっている。10月入りしてからは中東情勢が不安定化していることが嫌気され、投資家のリスク選好性が後退している。イスラエルとハマスの戦闘は既に3週間にわたって続いているが、これからどのような展開を見せるのか不透明感が強い。先行き不透明感が払しょくされるまでは、株式市場に対する資金回帰は見送られよう。一方で、過去のパターンだと戦闘状態がピークに到達したと判断されると、市場は停戦合意を先取りする形でリスクオンに回帰する傾向が強い。イスラエルのガザ地区に対する地上軍投入で急落するような動きがあれば、物色妙味があろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/27
原油の押し目買い
原油相場は80ドル台で揉み合う展開が続いている。10月7日にハマスがイスラエルに対してミサイル攻撃を行い、中東情勢は混とんとしている。現時点では原油供給に何等かの障害が発生している訳ではない。市場が注目するのはイスラエルとイランの衝突に発展するかだが、それをメインのシナリオに設定するには至っていない。サウジとロシアの供給調整が続くことで需給はタイトだが、一方で地政学リスクの高まりや世界的な金利上昇による需要不安も強い。中国の需要は底固いが、欧米では需要鈍化の兆候も見られる。ただし、低在庫環境から80ドル台では底固さをみせよう。押し目を買い拾っていきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/26
金相場の上昇続く
NY金先物相場は、2000ドルの節目を巡る攻防になっている。10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに対してミサイル攻撃を行ってから2週間以上が経過しているが、依然として先行きが見通せない状況にある。泥沼化すると、中東戦争の再来に発展するリスクもまだ否定できない。世界の金融市場も動揺をみせており、安全資産である金に対する投資ニーズは高まりやすい。米長期金利5%台に乗せても金相場が崩れないことは、地政学リスクの影響ももちろんあるが、金利上昇による景気リスクも織り込み始めたのだろう。中東情勢次第で上下に荒れる展開になるが、2000ドル台定着を打診する見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/25
メキシコペソを買い拾う
メキシコペソ円は8.0〜8.4円水準で上値を抑えられている。米長期金利の急伸とリスクオフ環境が新興国通貨全体の上値を圧迫する中、ペソも対ドルを中心に利食い売り優勢の展開になっている。ただし、ドル円相場の堅調地合の影響もあって、ペソ円相場は大きく値を崩すには至っていない。これまでの急伸地合の反動もあり、リスクオフ環境では利食い売りが膨らみやすい地合が続こう。一方、メキシコ中央銀行は11.25%の政策金利引き下げに慎重であり、株価が落ち着くとペソは高金利通貨として買われやすい環境に変化がみられない。過熱感は緩和しており、段階的に買いポジションを構築していきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/24
白金に値ごろ感
白金相場は900ドル水準で売買が交錯する展開になっている。中東情勢の緊迫化で金相場が2000ドル台に乗せるも、白金相場の値動きは鈍い。金は安全資産としての買いで大きく上昇しているが、白金は工業用金属としては寧ろ値下がり対応が求められており、強弱評価が割れている。金相場の急伸とパラジウム相場の急落が同時進行しており、両者の狭間で見動きが取りづらい。ただし、過去のパターンだと金との価格差がここまで拡大すると、白金相場は突然に急伸することが珍しくない。相対的な割安感が意識されやすいためだ。白金需給は決して緩和している訳ではなく、900ドル前後の安値は買い拾いたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/20
日本株の押し目買い
日経平均株価は、10月上旬に3万0487円まで急落したが、足元では3万2000円水準まで切り返している。中東情勢が急速に不安定化していることで、日本株の値動きも不安定化しているが、大きく値を崩すような動きはみられない。地政学リスクで投資環境は不安定化しているが、日本の経済環境は良好であり、内外投資家の安値での物色意欲は強い。7〜9月決算発表が始まっているが、高めの進捗率が想定されており、通期業績見通しの引き上げ圧力も想定できる。日本株のファンダメンタルズでは売り材料が乏しく、外部環境主導の値下がりは引き続き買い場になる見通し。3万3000円円台を打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/19
原油の買い継続
NY原油は80ドル台で売買が交錯している。イスラエルとハマスとの間で武力衝突が発生しており、中東情勢は急速に不安定化している。しかし、現時点では原油相場に対する大きな影響は確認できていない。周辺に主要産油国が位置しているものの、原油供給に何か大きな実害が生じている訳ではないためだ。裏返すと、イランやサウジアラビアなどの主用産油国が紛争に巻き込まれると、原油相場は不意上げる可能性がある。原油供給への実害に注目したい。また、地政学リスクと関係なく国際原油需給は引き締まっており、何れにしても価格リスクは上向きになろう。90ドル台へのレンジ切り上げを打診する見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/18
地政学リスクで金買い
東京金は改めて過去最高値を更新した。10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに対してミサイル攻撃を行い、その後は1週間以上にわたって中東情勢が不安定化している。イスラエルはこれからガザ地区に対する攻撃を本格化する見通しであり、その際に原油価格の急騰や世界の政治経済環境の不安定化など、新たな混乱が生じるのではないかとの危機感は強い。しかも、株式市場はこのリスクを十分に織り込んでおらず、現状では地政学リスクへの対応が十分にできていない。中東情勢の展開によっては、更に吹き上げる可能性を抱えている。9200円台に乗せているが、一気に1万円に迫る可能性もあろう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/17
ダウ平均は反発局面へ
NYダウは、米長期金利の急伸で一時3万3000ドルを割り込んだが、改めて地合を引き締めつつある。米長期金利がどこまで上昇するのか分からないとの不安心理が広がったが、米金融当局者は市場金利の上昇で追加利上げは不要との見方に傾きつつあり、利上げが終了した可能性が意識されている。早期利下げが想定されている訳ではないが、米金融政策環境からの逆風がピークアウトすれば、リスクを取りやすい。中東情勢の緊迫化に注意が必要だが、7〜9月期決算が強めの数値になるとの期待感もあり、慎重に上値を試す展開を想定したい。200日移動平均線3万3816ドルを上抜くと、上昇が加速しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/13
原油価格は下げ過ぎ
原油相場は95ドル台まで急伸した後、80ドル台まで値位置を切り下げている。約3か月にわたる上昇相場が一服し、持高調整の動きが上値を圧迫している。中東ではイスラエルとハマスの間で大規模な武力衝突が発生しているが、原油相場に対する影響は限定的。原油供給に対する直接的な影響はほとんど存在せず、サウジアラビアやイランが軍事支援・介入といった動きをみせなければ、原油需給見通しに変化は生じない。値動きが不安定化しているが、95ドル台だった当時と比較して需給見通しはほとんど変わっていない。秋の製油所メンテナンス時期は、改めて安値で買いポジションを構築する好機になる見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/12
金の重要性を再確認
パレスチナのイスラム組織ハマスがイスラエルに攻撃を行い、中東情勢が不安定化している。同地区の軍事紛争は珍しいことではないが、過去と比較して死者の規模が桁違いに多く、どのように出口戦略を描いていくのか不透明感が強い。昨年はロシアがウクライナに軍事侵攻したが、国際政治環境が不安定化する中、今後もこうした突発的な軍事紛争が発生するリスクを想定しておく必要があろう。最大の焦点は台湾有事の有無だが、来年は台湾と米国で大統領選が予定されており、緊張感が高まりやすい環境にある。地政学リスクをヘッジできる資産は少なく、安全資産としての金の重要性を再認識するきっかけになろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/11
高金利続くメキシコペソ
メキシコペソ円は約3か月ぶりの安値となる8.1円台まで下落している。9月中旬は8.7円水準まで値上がりしていたが、その後の米長期金利の急伸、それに伴うリスクオフ環境で、新興国通貨全体で売り圧力が強くなっている。米長期金利が落ち着きを見せるまでは、下振れリスクを残そう。一方で、メキシコ中央銀行は11.25%の高金利政策を維持する方針を示している。インフレ目標達成の時期についても、従来よりも半年遅れの再来年4〜6月期に達成できる見通しに修正されている。米金利環境が落ち着きを取り戻すと、改めて買いが膨らむ可能性が高まろう。高金利通貨としての魅力は寧ろ高まっている。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/06
白金に下げ過ぎ感
白金相場は900ドルの節目を割り込み、昨年10月以来の安値を更新している。米長期金利が急伸し始め、貴金属はもちろん、非鉄金属や原油、株式と資産価格の下落圧力が発生している。FRBが長期にわたって高金利政策を維持した際に、実体経済や金融市場にどのような影響が生じるのか、再検討が必要との見方が強くなっている。一方で、白金需給のひっ迫評価に変化は生じていない。世界的に自動車生産の回復が進む一方、各種工業プラントの建設も活発化している。南アフリカの生産環境が改善傾向にあることを考慮に入れても、900ドル割れは下げ過ぎ感が強い。金利環境が落ち着きを見せると反発しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/05
日本株は調整安止まり
日経平均株価は3万1000円を割り込み、5月以来の安値を更新している。米長期金利の急伸を受けて、日本株に限らず世界の株式相場全体が軟化している影響だ。米長期金利は5%に迫る動きを見せており、敢えて株式市場で積極的にリスクを取る必要性が薄れた状態と評価されている。月末には米金融政策会合を控えているが、このまま金利上昇が続いている間は下値模索の展開になろう。一方で、日本経済や日本銀行の業績環境にネガティブな動きが生じている訳ではない。寧ろ円安環境で輸出企業の業績は上振れ見通しにある。企業の株主還元の動きも強く、値ごろ買いが本格化するラインを探る局面に留まろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/04
原油の上昇続く
NY原油は95ドル突破後に利食い売りで90ドルを割り込む不安定な値動きになっている。国際原油需給のひっ迫化に対する警戒感は強く、昨年8月以来の高値を更新している。サウジとロシアの供給削減が効いている模様だ。特にWTI原油先物の受渡場所である米クッシング地区の原油在庫が今年ピークからほぼ半減していることは、需給ひっ迫を象徴する動きと評価できる。ロシアの石油製品禁輸に対する警戒感も強く、原油・石油製品ともに値上がりが続こう。米金利急伸に伴うドル高や株安で売られた場面では、物色妙味が維持される見通し。構造的な需給ひっ迫圧力が発生しているため、改めて95ドルを試そう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/10/03
金の押し目は買い
東京金は9月21日の9233円で上げ一服となり、月末に向けて9000円の節目を割り込む展開になった。為替市場では円安環境が維持されたが、その一方で米長期金利が急伸したことが、ドル建て金相場を大きく押し下げた結果である。FRBの高金利政策が長期化するリスクが織り込まれている。しかし、年内に実際に追加利上げが必要なのかは、懐疑的な見方も強い。米景気の先行き不透明感も強く、既に利上げが終了した可能性も十分にある。米金利環境が落ち着きをみせれば、改めて買いが膨らむ可能性が高い。9000円台を回復すると、上値切り上げが再開されよう。上昇トレンドにおける調整局面とみる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/29
ダウ平均に物色妙味
NYダウは3万4000ドル台での保ち合いを経て、3万3000ドル台まで下落している。9月は米長短金利が急伸したことで、投資家のリスク選好性が後退している。米長期金利は9月月初の4.1%台に対して、月末に向けて4.6%台まで上昇しており、金利環境の急変が株価を圧迫している。景気の底固さを受けて、FRBがインフレ対策に集中できるとの見方が反映されている。ただし、残された利上げは1回あるか否かであり、金利環境が落ち着きを見せ始めると、株価も底固さを再確認しよう。最近のボックス相場内での調整圧力に留まっており、200日移動平均線割れの現行価格水準には物色妙味がある。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/28
原油価格の上昇続く
原油相場は90ドルの節目を巡る攻防になっている。引き続き国際原油需給のひっ迫見通しを織り込む動きが優勢になっている。サウジとロシアは年末まで供給調整を続けることになり、世界的な在庫減少圧力が続く可能性型かいとみる。また、ロシアが石油製品の禁輸措置を発表したことで、原油に加えて石油製品在庫のひっ迫化も強く警戒される環境になっている。ドル高・株安環境でも底固さが維持されていることで、地合の強さが再確認できる。ブレント原油の100ドル予想の声も増え始める中、WTI原油も90ドル台定着から一段高を打診する展開が続こう。まずは95ドル突破に向け買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/27
金価格の上昇続く
東京金先物相場は9000円台で底固く推移している。ドル建て金相場は1900〜2000ドルのボックス相場を続けているが、円建て金相場は過去最高値更新が続いている。22日に日銀金融政策決定会合が開催されたが、マイナス金利政策の解除には依然として慎重姿勢が目立った。日銀の緩和的な政策スタンスが円建て金相場を押し上げるトレンドが維持されよう。米金利上昇でも崩れないドル建て金相場、米金利上昇で加速する円安が、円建て金相場の高騰を促そう。既に9000円台は通常の価格水準として受け入れられており、1万円の節目にどこまで接近できるのかが打診される展開になろう。買い方針を維持。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/26
メキシコペソの買い
メキシコペソ円は8.3〜8.8円水準で高止まりしている。米金利上昇・ドル高圧力が強まるも、新興国通貨からの資金引き揚げが本格化することはなく、今年最高値圏での取引が続いている。メキシコ中央銀行の高金利政策に対する信頼感が強く、押し目買い優勢の地合が続く見通し。8月インフレ率は前年比6.08%上昇と20カ月ぶりの低い伸び率に留まったが、中銀目標に到達するのは来年10〜12月期とみられ、当面は現在の11.25%の高金利環境が続くことが、ペソ円相場の高値更新を促そう。米経済に対する信頼感の高まり、米中対立の激化を受けての製造業拠点としての経済活動活発化もポジティブ。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/22
白金の押し目買い
白金相場は乱高下を繰り返しながらもコアレンジを切り上げる展開が続く見通し。ドル建て白金相場に関しては900〜1000ドルのボックス相場が続いており、明確な方向性を打ち出せていない。900ドル水準では値ごろ感が強いものの、中国経済の減速懸念もあって1000ドル台にレンジを切り上げるまでの勢いはない。ただし、為替が円安に振れていることで円建て白金相場は水準を切り上げている。金相場のように過去最高値を更新するまでの勢いはないが、白金相場も今年最安値は2月の3930円であり、4200〜4500円のレンジからの上放れを打診する局面になろう。押し目買いを継続したい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/21
日本株の上昇続く
日経平均株価は改めて3万3000円台まで値上がりし、年初来高値更新を窺う展開に。改めて円安圧力が強まる中、日本企業の業績上振れ期待が強くなっている。直近の日銀短観によると、企業の2023年下期の想定レートは1ドル=132.27円であり、期末に向けての業績上方修正発表が期待される。また日本経済全体としても、低迷が続いていた製造業セクターが復調し始めており、サービス業もインバウンド関連需要の伸びもあって回復基調が鮮明になっている。業績の上振れ期待と実体経済の底固さは、日本株の上昇が続く可能性が高いことを意味する。3万3772円の今年最高値突破後は3万5000円を目標に。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/20
原油の買い方針
NY原油は90ドル台まで値上がりしている。サウジとロシアが年末まで供給調整を続ける方針を固め、国際原油需給のひっ迫見通しが強化されている。国際エネルギー機関(IEA)が年末に向けて大規模な供給不足が発生するとの見通しを示していることも、買い安心感を強化している。これから在庫減少傾向が一段と強まる見通しだが、石油輸出国機構(OPEC)プラスの供給調整が続く見通し。米国は戦略石油備蓄(SPR)の大量売却を行ったばかりであり、消費国がどこまでの原油高に耐えられるのか、その限界が打診されよう。ブレント原油が100ドルを試せば、WTI原油も95ドル突破に向かおう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/15
円建て金の買い
東京金は9000円台で底固く推移している。米金融政策見通しの不確実性から、ドル建て金相場は方向性を欠いている。しかし、円建て金相場は過去最高値圏での取引が続いており、上値切り上げを窺う展開が続こう。日本銀行の植田総裁がマイナス金利政策解除の可能性に言及している。早ければ年内にも政策調整を支持するデータが得られる可能性があるとしている。ただし、マイナス金利政策解除でも日本の低金利環境には何ら変化が生じず、円建て金価格の上昇傾向は続こう。実際に円安環境にも大きな変化は生じていない。3%超の高インフレ環境、実質賃金の減少傾向が続く中、9200円が短期目標になる。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/14
ダウ平均は強気維持
NYダウは3万4000ドル台で揉み合う展開になっている。米高金利政策の長期化に対する警戒感が上値を圧迫しているが、大きく値を崩すには至っていない。景気の底固さから早期利下げに慎重な意見が強くなっているが、いずれにしても利上げが終了局面にあることは変わりない。また、強力な利上げ政策で景気後退のリスクが警戒されていたが、米経済が想定以上の底固さを見せていることは株価にポジティブである。いわゆる「ゴルディロックス相場(適温相場」への期待感が強まる中、投資家のリスク選好性は維持されよう。季節的にも株価が堅調に推移しやすく、3万5000ドル突破から今年高値を試すとみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/13
原油の買い継続
原油相場は80ドル台後半まで値上がりしている。国際需給のひっ迫化に対する信頼感が強く、期近限月主導の値上がりになっている。サウジアラビアとロシアが年末まで供給調整を続ける方針を示し、少なくとも年内の原油在庫減少に対する信頼感が強くなっている。このまま世界的な在庫減少傾向が続くと、買い安心感が一段と強まろう。消費国のガソリン高が深刻化するが、米国は戦略石油備蓄を取り崩す余地も乏しく、強力な対抗策は見当たらない。米国とサウジアラビアの関係悪化で、増産要請を行っても大きな効果は見込めない。米国内増産も期待しづらい。ブレント原油に続いて90ドル台乗せを打診する見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/12
円建て金の買い
東京金先物相場は9000円台で底固く推移している。ドル建て金相場は米金融政策見通しの不確実性からボックス相場になっているが、円建て金相場は上値追いの展開が続いている。3%超のインフレ圧力が続いているが、日本銀行の政策対応の鈍さが警戒されている。ガソリン価格の高騰が話題になったが、食料品価格も広範囲な値上げが続く。実質金利は前年比マイナスの状態を解消できる見通しになく、円の購買力が喪失され続けている。この状況でドル建て金相場も上昇を始めると、小売価格に続いて先物価格も1万円の大台に向かって上昇が始まろう。日本銀行が本格的な利上げに踏み切るまで、買いを継続したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/08
メキシコペソの買い維持
メキシコペソ円は今年最高値となる8.7円台まで値上がりした後、8.4円水準まで軟化している。メキシコ当局がヘッジプログラムを終了させたこと、米ドル高が進行していることが、主に対ドルでペソ買いポジションに調整を迫っている。ただし、メキシコの高金利通貨としての魅力に変化は生じていない。政策金利11.25%で利上げは終わった模様だが、中央銀行はインフレ目標達成までは1年以上が必要とみており、当面の利下げには慎重である。米経済の復調を受けて、メキシコ経済見通しの改善が進んでいること、原油高が進んでいることもポジティブ。ドルの値動きが鈍化すれば、高値更新を再開しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/07
白金の押し目買い
白金相場は4100円水準でダブルボトムを形成し、4500円水準を巡る攻防になっている。8月は米長期金利の急伸、中国経済の減速懸念などを背景に調整売りに上値を抑えられたが、大きな値崩れを回避している。過去最高値を更新している金相場と比較すると上値の重さが目立つが、逆に下げ過ぎ感や値ごろ感から下値不安は限定的とみて良いだろう。8月には投機筋の売りポジションが急増しただけに、持高調整のみでも今年最高値4740円に迫ることは可能だろう。一気に急伸を試すような安定した地合にはないが、底入れ後の反発局面が続こう。特に中国政府が景気対策を打ち出すと、地合が引き締りやすい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/06
日本株は本格上昇へ
日経平均株価は押し目買い優勢の地合が続こう。8月は米長期金利急伸で投資家のリスク選好性が後退する中、一時3万1000円台前半まで下落していた。しかし、金利環境の鎮静化後は押し目買い優勢の展開になっている。日本銀行の政策調整の議論もあるが、依然として金融緩和の枠組みを大胆に修正する可能性は低いとみる。国内経済はインバウンドなどを中心に回復傾向が目立ち、経済成長に対する信頼感も高まっている。企業の株主還元の動きが強いこと、中国株投資のリスクが政治・経済の両面で高まっていることも日本株を支援しよう。6月に抵抗を受けた3万3000円台中盤突破から一段高を想定する。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/05
原油価格の上昇続く
NY原油は85ドルの節目を上抜き改めて年初来高値を更新している。需給ひっ迫見通しが強く、期近限月主導の上昇地合が維持されている。季節的な需要拡大が進んでいる一方、供給制約の強さが国際原油需給のひっ迫化を促している。特に、サウジアラビアが8月から、ロシアが9月から、それぞれ自主的な供給削減策を展開しているインパクトが大きい。今週は10月以降の対応についても正式な発表が行われる見通しであり、思惑的な買いも膨らみやすい。米原油在庫は今年最低を更新し続けており、単純に在庫との逆相関からみても原油高が支持されよう。85ドルの節目突破で目標価格が90ドルまで切り上がる。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/09/01
円建て金はまだ上がる
東京金は9000円の節目を上抜く展開になっている。小売価格だと1kg=1000万円を超え始めている。2000年時点では100万円を割り込んでいたのが、23年を経て金価格の桁が一つ切り上がった格好になる。日本銀行の金融政策環境の異常さが影響しているのだろう。世界各国がインフレ対策を進める中で、日本銀行のみが金融緩和を継続している。円安は食料品やガソリン価格の高騰を招いているが、賃上げを進めてもインフレに追いつかず実質賃金はマイナス状態が定着化している。円の価値、購買力が低下し続ける中、日本銀行の大規模政策転換が行われるまでは、円建て金価格の高騰が続きそうだ。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/31
ダウ平均は押し目買い
NYダウは3万4000ドル台まで小幅値下がりしている。米経済の好調さが鮮明になる中、FRBがインフレ対策で利下げ判断を急がず、高金利政策が長期化するとの見方が優勢になっているためだ。米長期金利は今年最高を更新し、株式市場では持ち高調整が誘われた。しかし、既に来年1〜3月期に利下げが行われないことは織り込みが進んでおり、徐々に金利環境は落ちつきを取り戻そう。それが金利低下を意味するのかは不透明だが、実体経済や企業業績環境の底固さを考慮すれば、金利上昇さえ一服すれば押し目を買い拾われる可能性が高いとみる。まずは3万5000ドル台へのレンジ切り上げが打診されよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/30
原油の押し目買い
原油相場は80ドル水準で上げ一服。需給ひっ迫見通しに年初来高値を更新していたが、中国経済の減速懸念や米長期金利急伸に上値を抑えられる展開になっている。ただし、世界的に原油在庫は従来の想定を上回るペースで減少しており、少なくとも需給環境の目線では値上がりが支持できる。米国の原油在庫は今年最低まで落ち込んでおり、原油高が支持されている。サウジアラビアが10月も自主減産を継続するとの観測も強くなっていることもポジティブ。中国経済リスクなどで調整売りが膨らむ局面があれば、物色妙味は大きいとみる。在庫減少傾向がこのまま維持されるのであれば、85ドル突破に向かおう。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/29
OSE金の買い方針
東京金先物相場は9000円の節目水準での攻防になっている。ドル建て金相場は、米長期金利の急伸・ドル高に上値を抑えられているが、円建て金相場は過去最高値圏での取引を維持している。日米金融政策環境の格差がクローズアップされていることで、円安環境が円建て金相場を押し上げる展開が続いている。日本銀行が早期に大規模な政策調整に踏み切る可能性が低く、高インフレ環境の長期化観測が維持されていることもポジティブ。今後も円安と国内高インフレ環境に変化は生じない見通しであり、ドル建て金相場が下げ一服感を強めていくと、円建て金相場は9000円台定着から一段高を試す展開になろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/25
メキシコペソ上昇続く
メキシコペソ円は8.5円の節目を完全に上抜き、高値更新が続いている。高金利通貨としての魅力が維持されていることが、ペソ高に直結している。メキシコ中央銀行は3会合連続で政策金利を11.25%で据え置いているが、早期利下げに対しては慎重姿勢を崩していない。インフレ率は6ヵ月連続で伸びが鈍化しているが、目標に到達するのは来年10〜12月期との予想が堅持されており、年内はこのまま現行の金利水準を維持する可能性が高い。また、経済的な結びつきが強い米景気見通しが急激に改善していること、原油相場の値位置が切り上がっていることもポジティブ。2014年の8.71円を打診しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/24
白金に値ごろ感
白金相場は4100円水準でダブルボトムを形成し、値固めを打診しよう。8月は米長期金利の急伸がドル建て白金相場を大きく押し下げたが、下げ過ぎ感が意識され始めている。ドル建て900ドルドル割れでは値ごろ感が強く、売りポジション整理の動きが目立つ。国内では円安環境も支援材料になっており、このまま4400円円水準の抵抗も上抜くと、チャート主導で大きく切り返す可能性も浮上しよう。中国経済が減速しているとは言え、世界の自動車市場は堅調に推移している。金相場は過去最高値圏を維持しており、白金相場も値固めが進めば倍返しで4700円水準までの反発が支持される余地も十分にあろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/23
日本株の押し目買い
日経平均株価は3万2000円台を割り込む展開になっている。米長期金利の急伸、中国経済の減速懸念の高まりが、調整売りを誘っている。特に米金利環境が安定化するまでは、不規則な値動きが続きやすい。一方で、急激な円安は輸出企業の業績を更に押し上げることになる。中国が日本向け団体旅行の再開に踏み切ったことで、インバウンド関連需要の拡大期待も株価を下支えしよう。4〜6月期GDPが前期比年率6.0%増に達して、実質と名目ともに実額ベースで過去最高を記録している。景気ウォッチャー調査などでも景況感は回復し、個人消費は明確に上振れしている。秋の株高に向けて安値を買い拾いたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/22
原油は押し目買い
NY原油は80ドル水準で底固く推移している。需給ひっ迫見通しを背景に85ドルの節目に迫る展開になっていたが、中国経済の減速懸念が一段と強まると調整売りに上値を抑えられている。ただし、これで国際原油需給のひっ迫見通しが大きく変わるリスクは低く、80ドル水準では値ごろ買いも入っている。サウジアラビアとロシアは9月も供給調整を続ける見通しであり、大規模な在庫取り崩しが進む可能性が高い状態にある。10月以降も更に需給ひっ迫が進む見通しであり、それと連動して原油価格の値位置も切り上がる可能性が高い。米金利急伸の余波にも注意が必要だが、85ドル突破から一段高を打診しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/18
円建て金の買い
東京金は8900円水準で底固く推移している。米金利上昇でドル建て金相場は調整売り優勢だが、円建て金相場は過去最高値更新を窺う展開が続いている。日本銀行の政策調整は緩やかなものに留まるとの見方が支配的になっているため、いずれにしても日米の金融政策と金利環境の格差は埋まらないとみられている。今年最高の円安水準に到達していることに加えて、日本銀行がインフレ抑制に動き出さないことも、円建て金相場にはポジティブに機能しよう。厳しい国内インフレ環境が金価格を押し上げる。日本銀行の政策修正が加速することがなければ、このまま9000円台へのレンジ切り上げが打診されよう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/17
ダウ平均は上昇続く
NYダウは3万5000ドル水準をコアに揉み合う展開になっている。米長期金利が急伸していることが、株価の上値を圧迫している。米金利急伸で大きく値を崩す程の勢いは見られないが、株高再開のためには金利環境の安定化が求められよう。ただし、FRBの利上げサイクルは終了段階にあり、ここから本格的な米金利上昇が株価急落を促すことはないだろう。実態経済と企業業績環境に対する信頼感は高まっており、金利環境さえ落ち着きを取り戻せば、上昇が再開される条件は整っている。金利上昇で上値を抑えられている局面では、物色妙味が認められる。3万5000ドル台定着から一段高を狙える環境とみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/16
原油の一段高を狙う
原油相場は年初来高値を更新した。7月以降は国際原油需給のひっ迫見通しを織り込む動きが優勢になっているが、強気相場が維持されている。石油需要は輸送用や石油化学などの分野で拡大傾向を強めているが、このタイミングでサウジアラビアとロシアが追加供給調整を行っていることが、需給ひっ迫リスクを高めている。両国は8月に続いて9月も供給調整を継続する方針を確認しており、少なくとも7〜9月期の在庫減少は決定的になっている。国際エネルギー機関(IEA)も年内の石油在庫の取り崩し、石油価格上昇の可能性が高いとの見通しを示している。実際に在庫減少が確認されると、90ドルも狙えよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/15
JPX金の買い方針
JPX金先物相場は9000円の節目を前に足踏み状態が続いている。米金利上昇・ドル高でドル建て金相場が軟化する中、調整売りが上値を抑えている。一方で円安圧力も強いことで、円建て金相場は高値圏でボックス気味の展開になっている。ただし、最近の米金利上昇は過熱感が強く、今後は利上げ終了を織り込む形で改めて低下する可能性が高い。その際はドル建て金相場の反発と連動して9000円突破が打診されよう。日本銀行の政策調整が緩やかなものに留まる中、国内インフレや円安圧力の支援も期待できる。ボックス相場が長期化しているだけに、9000円台に乗せると短期間で1万円を試す可能性もあろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/11
メキシコペソ買い維持
メキシコペソ円は8.0〜8.5円のレンジで底固い展開が続いている。円相場の値動きが不安定化していることで乱高下しているが、高値水準を維持してる。メキシコにおいてもインフレ環境の改善が進んでいるため、利上げ修了は確定したとみて良いだろう。一方で、メキシコ中央銀行のインフレ見通しだと中銀インフレ目標への到達にはまだ多くの時間が必要とされる見通しであり、利下げの議論は来年以降になりやすい。高金利通貨としての魅力は維持されよう。加えて、足元では原油価格の上昇が加速しているため、産油国通貨としても買われ易い環境になっている。まだ8.5円水準を上抜く方向でみておきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/10
白金は下げ過ぎ
白金相場は4200円水準で上値の重い展開になっている。4〜5月には4600円台まで値上がりしていた相場だが、金相場の軟化を受けて、大きく値位置を切り下げている。8月は米長期金利の急伸、中国経済の減速懸念も改めて上値圧迫要因になっている。しかし、最近の米長期金利急伸は投機的であり、金利上昇と同様に白金相場の値下がりもオーバーシュート感が強い。米長期金利が落ち着きを取り戻せば、貴金属市場全体の下値が固まろう。世界的な自動車生産の拡大傾向、南アフリカの電力供給問題もポジティブ。ファンドが本格的に買い上がる環境にもないが、現在の価格水準は下げ過ぎで物色妙味がある。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/09
夏枯れの日本株買い
日経平均株価は3万2000円〜3万3500円水準にボックス相場を形成している。4〜6月の急伸地合が一服し、持高調整が中心になっている。ただし、海外投資家の物色意欲は依然として強く、押し目買い優勢の展開が続こう。日銀の政策変更は微調整に留まるとの見方が強くなっていることもポジティブ。日本の金利上昇は段階的なものに留まるとの安心感が広がっている。国内の経済活動は回復傾向にあり、企業決算発表も無難に消化している。株式還元強化の動きにも変化は見られず、日本株の投資妙味は維持されよう。夏場は大きく動きづらいが、高値更新を想定し、秋に向けて安値を買い拾っていきたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/08
原油は更に上昇する
NY原油は80ドル台前半まで上昇している。需給ひっ迫化に対する信頼感が強く、期近限月主導で上昇している。サウジアラビアとロシアは、8月に続いて9月も供給調整を行う方針を示しており、当面の需給ひっ迫化の流れが強化される見通し。需要サイドでは、中国経済の減速が警戒されるが、中国政府が景気刺激策を打ち出す方針を示していることはポジティブ。また、米経済が想定以上の底固さを見せていることも、需要不安の後退を促している。米原油在庫の取り崩しも本格化しており、まずは85ドル突破が打診されよう。期近限月へのプレミアム加算も進んでおり、まだ十分な上昇余地が見込める状態とみる。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/04
円建て金の上昇続く
東京金は7月に続いて8月も過去最高値を更新している。7月28日の日銀金融政策会合では長期金利の上昇を容認するYCCの運用柔軟化策を決定した。これを受けて瞬間的に下げる場面も見られたが、依然として基本的な緩和スタンスに大きな変化は生じないとの冷静な評価が改めて金相場を押し上げている。日銀はこれまでと同様に高インフレ圧力に対して積極的な対応を講じることはないとみられており、円の購買力低下圧力が維持されることが、円建て金相場の上昇を支持しよう。米国では7月で利上げが終わった可能性も意識されており、ドル建て金相場の上昇期待も強くなっている。9000円台定着が打診されよう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/03
ダウ平均は買い継続
NYダウは3万5000ドル台中盤で底固く推移している。4〜6月期の企業決算発表が進んでいるが、全体として米企業業績の底入れ期待を高めていることが好感されている。米経済のリセッション入りに対する警戒感が後退していること、米利上げサイクルの終了観測が強くなっていることもポジティブ。8月は夏季休暇シーズンとあって株価の値動きは鈍化し易いが、秋の一段高に向けて買いポジションを構築する好機になろう。投資家のリスク選好性は年末に向けて更に強まり易く、米国株は過去最高値更新を見据えた状態にある。急ピッチな上昇は一服しているが、まだ十分な上昇余力を残した相場環境とみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/02
原油は一段高へ
原油相場は80ドル台に乗せており、年初来高値更新に向かおう。国際原油需給のひっ迫化見通しが強く、期近から上昇する展開的な強気相場になっている。行楽シーズンで北半球の需要が上振れしていることに加えて、世界経済の減速懸念が後退していることが需要拡大への信頼感を高めている。しかもこのタイミングでサウジとロシアは供給調に踏み切るため、需給ひっ迫化が加速し易い。OPECの7月産油量は1年10か月ぶりの低水準になっており、生産調整で原油安に歯止めを掛けたいとの強い意思が窺える。7月は2カ月連続の上昇になったが、8月も慎重にコアレンジを切り上げる強含みの展開が続こう。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/08/01
金は9000円台へ
東京金先物相場は8650〜9000円水準で揉み合う展開が続いている。7月28日の日銀金融政策決定会合と前後して荒れた展開になったが、最終的には過去最高値圏での取引を維持している。日銀の緩和政策調整の思惑が強くなっていることで、主に為替要因で乱高下を迫られているが、直ちに日本の金利環境が急変する訳ではなく、冷静さを取り戻しつつある。米国では昨年3月から続いてきた利上げサイクルが終了した可能性が高まり、金市場に対する資金流入が一段と促され易い環境になっている。依然として地政学リスクも極めて高く、中央銀行の活発な金買いも続いている。9000円台乗せに向かおう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/28
メキシコペソ買い
メキシコペソ円は8.0〜8.5円のレンジで底固く推移している。7月上旬に8.5円台に乗せたが、その後は短期的な過熱感の強さ、そして日本銀行の政策調整リスクから売買が交錯する不安定な地合になっている。しかし、メキシコの高金利政策環境には何ら変化が生じないことに加えて、日銀も劇的な政策調整は難しいだろう。メキシコ経済についても、海外からの送金が拡大していること、米国が生産地を消費地に近づける「ニアショリング」を強化していること、米経済の底入れ感が浮上していることなど、ポジティブ材料が多い。既に南アフリカランド円は年初来高値を更新しており、ペソの物色妙味も大きい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/27
日本株の押し目買い
日経平均株価は3万2000円台で揉み合う展開になっている。日本銀行の政策に不透明感が強まる中、様子見に転じる向きが増えている。外国人投資家は値下がり局面を積極的に買い拾っているが、上値を買い進むまでの勢いはみられない。ただし、日本銀行も金融緩和の枠組みを大きく変える見通しにはない一方、米国株は徐々に過去最高値に近づいている。日本株も上げ一服とは言え、年初の2万5000円台からは大きく値位置を切り上げた強気環境に変化は見られない。4〜6月期企業決算についても堅調な結果が想定できる。8月の「夏枯れ」期間に安値を買い拾えば、秋口の上昇再開を狙うことが可能だろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/26
白金は反発局面へ
白金相場は4100円水準で底入れし、4300円台まで切り返す展開になっている。6月は米利上げ長期化観測を背景に急落地合を形成していたが、徐々に落ち着きを取り戻しつつある。米国が最終的にどこまで利上げを進めるのかは不透明だが、いずれにしても利上げは最終局面にある。自動車触媒や工業関連需要は底固さを見せ、金に対する割安感もあって長期投資家の物色意欲も強くなっている。南アフリカでは電力需給のひっ迫化も深刻化している。当面はショートカバー(買い戻し)の反発に留まるが、金や銀相場と同様にファンドの買いポジション構築も再開されると、4500円の節目突破が打診されよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/25
ダウ平均はまだ上がる
NYダウは3万5000ドル台まで値上がりし、年初来高値を更新している。米金利上昇圧力が一服し、ハイテク株を中心に投資家の物色意欲が強くなっている。利上げ終了を先取りする動きが優勢になっている。また、4〜6月期の企業業績発表が本格化しているが、全体的に市場予想を上回るものが目立つことで、業績も最悪期を脱したとの見方が強い。また、米経済が本格的なリセッション入りを回避できるとの楽観的な見方が強くなっていることもポジティブ。株式市場に対する資金流入が本格化しつつあり、一気に先高感が強くなっている。過去最高値36952ドルも狙える環境であり、買い方針で臨みたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
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中部経済新聞「焦点」
2023/07/21
円建て金の上昇続く
東京金は過去最高値8962円を付けた後に一時8600円台まで急反落したが、足元では再び8900円水準まで切り返す展開になっている。7月は為替市場で円が急反発したことが、高騰が続いていた円建て金相場に対して調整売りを誘った。しかし、円相場が落ち着きを見せると押し目を買い拾われており、逆に底固さが再確認できる状況になっている。日本銀行の政策調整観測もあるが、実際にはゼロ金利とYCC政策の撤廃といった動きを見せるには多くの時間が必要とみられている。国内では各種モノやサービス価格の高騰が続いており、円の購買力低下が円建て金相場を押し上げるトレンドは維持されよう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/20
原油は上昇する
NY原油は上昇再開を打診している。7〜8月はサウジアラビアとロシアが追加供給削減を実施するため、季節的な需要拡大と相まって、需給ひっ迫が意識され易くなっている。在庫がどの程度減少するのかは不透明感もあるが、少なくとも需給がひっ迫化し易い環境にあることは間違いなさそうだ。更に見過ごされがちだが、米金利低下・ドル安圧力が強くなっていることも無視できない。米株式市場では投資家のリスク選好性が急激に高まっており、原油市場でも徐々に買い圧力が強まろう。既に米国株は年初来高値を更新しており、それとの比較だと本格反発が見送られている原油相場には依然として割安感があろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/19
原油は強気に移行
原油相場は70ドル台中盤まで切り返している。サウジアラビアとロシアが追加供給削減策を発表していることで、国際需給のひっ迫見通しが改めて強くなっている。一本調子に上値を切り上げる程の力強さはないが、ブレント原油が80ドルの節目を回復するなど、ファンドが物色意欲を強めていることが窺える。イランや米国などの供給圧力の強さに注意が必要だが、米原油在庫も取り崩しが始まっており、買い妙味が強まりつつある。米金利上昇・ドル高・株安圧力が一服していることもポジティブである。このまま需給が引き締まるのであれば、ブレント原油に続いてWTI原油も80ドルの節目を試す展開になろう。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/14
金価格の上昇続く
東京金先物相場は、7月6日に過去最高値となる8962円まで値上りした後、8700円水準まで軟化している。円安傾向が一服し、逆に急激な円高圧力が発生している影響だ。日米の金融政策環境の格差に大きな変化は見られないが、過熱感が強くなっていたこともあり、持高調整の動きが活発化している。ただし、円安の基本構図は崩れておらず、上昇トレンドにおける調整局面との評価に留まろう。日本の高インフレ環境は深刻化しているが、日本銀行の本格対応は望めない。実質賃金も14カ月連続で減少中であり、日本の投資家が金を保有する必要性に変化は生じていない。金相場は過熱感緩和で買い妙味が大きい。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/13
メキシコペソ押し目買い
メキシコペソ円は7月5日に8年半ぶりの高値となる8.50円まで値上がりしていたが、足元では8.2円水準まで調整売りが膨らんでいる。過熱感を抱えた上昇相場が3か月以上にわたって続いていただけに、適度の持高調整は好ましい状況と言えよう。ドル円相場も高値から急落し、為替市場全体が調整局面入りしている。一方で、メキシコの政策金利は11.25%と極めて高い水準にある一方、メキシコ中央銀行はインフレ対応のために、早期利下げには否定的な立場を明確化している。極端なリスクオフ化がなければ、押し目買い優勢の地合に回帰しよう。特に原油高が続くと、産油国通貨の買いも想定できる。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/12
日本株は買いの好機
日経平均株価は6月に続いて7月もバブル崩壊後の最高値を更新したが、足元では調整売りが上値を抑えている。短期的な過熱感に加えて、欧米中央銀行が利上げ長期化に傾斜していることが、投資家マインドの悪化を促している。しかし、日本株の強気構造には何ら変化が生じていない。脱デフレ期待に加えて、企業業績の上振れ期待も強い。インバウンド需要も急激に回復しており、パンデミックの影響で停滞していた旅行や飲食、宿泊といった業種の業績環境も急変している。特に円安環境が維持されると、日本株の上昇地合が維持される可能性が高まろう。過熱感が強くなっていただけに、押し目買いの好機とみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/11
白金は下げ過ぎ
白金相場は4月上旬以来の安値となる4100円台中盤まで値下がりしている。世界各国の中央銀行がインフレ対応の利上げ対応を強化していることが、貴金属と工業用金属の双方の上値を圧迫している。また、南アフリカの計画停電の規模が縮小していることも上値圧迫要因になった。しかし、その影響でNY白金市場では投機筋の売りポジションが急増しており、買い越しから売り越しへの転換も警戒される状況になっている。白金需給は供給不足見通しに変化が生じておらず、下げ過ぎが警戒される水準とみる。改めて買いポジションを構築する好機になろう。4000円水準を維持できると4500円が目標になる。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/07
ダウ平均の買い
NYダウは3万4000ドル台で底固く推移している。FRBはインフレ対応の利上げスタンスを強化しているが、米長短金利上昇がみられても、投資家のリスク選好性は維持されている。既に政策金利は5%台に乗せているが、米金融当局者からは更に2〜3回の追加利上げを見込む声が目立つ。しかし、マーケットでは本格的なリセッション入りを回避した状態で利上げサイクル終了を迎えることが可能との楽観ムードに傾斜している。このため、タカ派の米金融政策環境を無視して上値を試すことが可能な環境になっている。金利に敏感なハイテク株も堅調。年初来高値更新から3万5000ドルの節目を打診しよう。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/06
円建て金の買い維持
東京金は過去最高値の更新が続いている。米欧中央銀行がインフレ対策の利上げ強化に動く中、ドル建て金相場は調整売りに上値を圧迫されている。しかし、日本銀行が強力な金融緩和策を展開していることで、円建て金相場は逆に上値追いの展開が続いている。日本の5月消費者物価指数は前年比で3.2%上昇に達しているが、日本銀行はあくまでも一時的との見方を崩していない。実質賃金は13カ月連続でマイナスと賃上げがインフレに追いつかない厳しい状況が続いているが、こうした異常な状態が円建て金相場に対する資金流入を促そう。9000円台も現実的なターゲットになるが、買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/05
原油ブレイク待ち
NY原油は70ドル水準で売買が交錯している。世界経済の減速懸念が上値を圧迫しており、特に米中経済指標の悪化傾向が嫌気されている。一方、サウジアラビアは7月に日量100万バレルの追加減産に踏み切るが、8月も継続する方針を確認している。これに呼応する形で、ロシアは8月に日量50万バレルの輸出削減を行う方針を固めている。合計で日量150万バレルの供給削減は、世界の石油需要の1.5%に相当する。市場は原油需給よりもマクロ経済指標に一喜一憂する展開になっているが、徐々に需給引き締まりの再評価が求められることになろう。70ドル割れを買い拾い、ボックス上限突破を待ちたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/07/04
原油は押し目買い
原油相場は70ドルを挟んで方向性を欠いている。中国経済の減速懸念が上値を圧迫するも、70ドル割れは下げ過ぎとの見方が強く、売買が交錯している。景気減速傾向が鮮明になる中、中国政府が大規模な景気対策を打ち出すとの期待感もあり、資源価格全体に下げ一服感がみられる。米国株は改めて年初来高値更新を窺う展開になっており、原油市場の下振れリスクも後退している。7月はサウジが日量100万バレルの追加減産に踏み切ることで、需給が引き締まり易い環境とみる。米原油在庫の取り崩しも徐々に始まっており、70ドル水準での値固めを進めつつ、上振れリスクが徐々に高まる方向でみておきたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/30
円売り・金買いが続く
東京金先物相場は、過去最高値圏での取引が続いている。米欧中央銀行がインフレ対策の利上げ強化の議論を活発化させる中、ドル建て金相場は上げ一服となっている。しかし、日本銀行は高インフレ環境でも金融緩和策を継続する方針であり、国内の厳しいインフレと通貨安環境が、円建て金価格を大きく押し上げよう。高インフレであらゆるモノやサービス価格が上昇し、更に実質賃金も大きく減り続けている。企業や家計部門には大きな負担がかけられている。それでも日本銀行がインフレは一時的として動かない以上、円の購買力は時間の経過とともに失われることになり、円を売って金を買う動きが今後も継続しよう。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/29
メキシコペソ買い
メキシコペソ円は8.4円台まで値上りし、年初来高値更新が続いている。6月に入ってから8.0円の節目を完全に上抜いたばかりだが、早くも8.5円の節目に迫る展開になっている。メキシコ中銀は6月22日の政策会合において、2会合連続で政策金利を据え置いた。しかしインフレ率が中銀目標を大きく上回った状態が続く中、政策金利を「長期にわたり」現行水準に維持する方針が示されている。最短で今年10〜12月期にも若干の利下げが行われる可能性があるものの、現在の政策金利は11.25%であり、ペソ買い・円売りのトレンドが容易に変わることはないだろう。トレンドフォローで対応したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/28
日本株の買い
日経平均株価は3万3000円台まで値上りしている。海外投資家が日本株に対する物色意欲を強めている。過去12週連続で買い越されており、世界経済の減速傾向が強まる中で、世界の投資家の間で「日本株は買い」との評価が定着していることが窺える。一時的な買い材料に反応したものではなく、日本企業の株主還元策強化、デフレスパイラルの脱却期待、インバウンド需要の本格回復、円安による輸出企業の業績上振れなど、いずれも構造的な投資環境の変化を高く評価している結果である。バブル崩壊後の最高値を更新しているが、次は3万5000円の節目を打診しよう。夏枯れの時期は買いを仕込む好機とみる。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/27
白金の押し目買い
白金相場は4500円の節目を割り込み、4100円台まで値下がりしている。米債務上限問題を受けての安全資産買いが一服したこと、米欧で改めて金融引き締めの議論が活発化していること、更に6月は南アフリカの電力供給問題が一服したことなどが、調整売りを誘っている。しかし、いずれにしても米利上げは最終局面であり、これまでと同様に利上げ警戒の値下がり局面は買い場になろう。南アフリカの電力問題も、7月と8月は改めて深刻化する見通しになっている。為替市場の円安傾向の支援も続こう。既に4月上旬以来の安値を更新しており、改めて買いポジションを構築する好機とみる。4500円が目標に。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/23
米国株の上昇続く
NYダウは3万4000ドル水準まで値上がりし、年初来高値を更新した。6月もFRBの追加利上げがどの程度まで必要なのか議論が続いているが、株式市場ではネガティブ材料出尽くしとの評価が優勢になっている。いずれにしても今後の利上げ回数は1〜2回との見方が強く、利上げ終了を先取りする動きが優勢になっている。米債務上限問題、米銀行の経営不安も一服しており、投資家がリスクを取り易い環境になっている。中国経済の減速懸念などの不安要素もあるが、金利要因の株高がハイテク株から景気敏感株に波及しつつあり、株式相場全体の先高感が強くなっている。トレンドフォローの買いで臨みたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/22
円建て金の買い
東京金は5月に続いて6月も過去最高値を更新し、一時8915円まで値上がりしている。年初の7745円から急ピッチな上昇が続いている。最近の上昇ペース加速の背景にあるのは、日本銀行の金融政策環境だ。各国中央銀行はインフレ抑制のために、積極的な利上げ政策を展開している。しかし、日本銀行は16日の政策会合でも、金融緩和の継続方針を再確認している。インフレに中央銀行が対応を見せないことで、円売り・金買いのニーズが高まっている。しかも、一か国だけ金融緩和策を展開していることで、為替市場では円安が加速していることもポジティブ。この構図は当面の間、崩れることはないだろう。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/21
原油を買い拾う
NY原油は70ドル水準で売買が交錯している。中国経済の減速懸念が上値を圧迫しているが、70ドル割れは下げ過ぎとの見方も強く、同水準では押し目買いが下値を支えている。中国経済指標が期待外れの状態にあることは確かだが、一方で中国の製油所原油処理量など石油関連指標は着実な伸びを見せている。昨年の外出規制の反動から、飛行機や自動車などの移動が活発化しており、石油需要は決して悪くない。また、7月にはサウジの日量100万バレルの追加減産も控えている。少なくとも需給バランスは緩和ではなく、引き締まりの方向にあろう。まだ不安定な地合が続くが、70ドル割れは買い拾いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/20
原油の押し目買い
原油相場は70ドルを挟んでの乱高下が繰り返されている。米中のマクロ経済指標が低調なため、需要不安が上値を圧迫している。今後も低調な指標が発表される度に売り圧力が強まることが予想される。一方で、現実の中国の石油需要は良好である。原油輸入量、製油所原油処理量ともに大きく上振れしている。景気減速環境だが、ゼロコロナ政策の反動もあってジェット燃料やガソリンなどの輸送用エネルギー需要が堅調である。産油国からも、中国の需要は想定より強いといった報告が目立つ。サウジアラビアは7月に追加減産を行う予定であり、需給引き締まりと言う現実が、徐々に原油相場を押し上げるとみている。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/16
安全資産の買いが続く
貴金属相場の上昇地合は維持されよう。6月14日のFOMCでは、金利据え置きが決まる一方で、当局者は年内に更に2回の利上げを想定していることが示された。しかし、マーケットでは実際にここまで強力な利上げが必要か、可能なのか疑問視する向きが多い。ディスインフレと景気減速が着実に進む中、利上げサイクルは最終局面との評価が維持されている。このまま金相場が1900ドル台を維持すると、利上げ終了観測や景気減速懸念、地政学リスクなどを手掛かりに2000ドル台を回復する可能性が高く、その際は貴金属相場全体の押し上げが促されよう。安全資産が求められる投資環境が維持される見通し。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/15
メキシコペソ上昇続く
メキシコペソ円は8円の節目突破後も上昇が止まらず、8.1円台まで値上がりしている。これは2015年1月以来の高値更新になる。メキシコ中央銀行の利上げは政策金利11.25%で終了した可能性が高いが、世界的にみて異例とも言える高金利環境に変化は見られず、ペソに対する資金流入は続こう。メキシコ中央銀行の想定では、インフレ率が中銀目標に到達するのは来年10〜12月期であり、利下げを急ぐ可能性は低い。これは実質金利の上昇を促すことになる。また、米国で働くメキシコ人の給与が増大しているが、これが本国に送金されており、需給面でもペソ高が支援されよう。買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフパートナー・篠田和彦】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/14
日経平均は更に上がる
日経平均株価は3万2000円台まで値上がりし、バブル崩壊後の高値を更新している。海外投資家を中心に日本株が再評価されている。長年の懸案だったデフレスパイラルからの脱却が見えてきていること、日本企業の株主還元策強化、インバウンドや内需の回復期待、著名投資家バフェット氏の日本株買いなど、買い材料が豊富にみられる環境にある。米中対立の激化を受けて、日本経済の重要性が高まっていることもポジティブ。まだ業績環境からみた過熱感や割高感は乏しく、1000円刻みで上値切り上げが打診されよう。市場では、早くも次のターゲットは4万円といった声も聞かれ、息の長い上昇相場になろう。
【大起証券営業部シニアパートナー・佐藤規子】
為替相場に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/13
白金に物色妙味
白金相場は4500円水準での取引が続いている。金相場の急伸が一服していることで、白金相場も調整売りが上値を抑えている。米債務上限問題を警戒した貴金属買いが一服した後の調整局面を迎えている。一方でドル建てだと既に急伸前の価格水準に回帰しており、徐々に値ごろ買いが優勢になろう。世界経済の減速や金融市場の不安定化、利上げが最終局面に入っている基本環境に変化は見られない。白金需給も、南アフリカの生産障害と自動車生産の回復で引き締まっている。年間を通じた需給ひっ迫見通しは維持されよう。上昇トレンドにおける調整安に留まろう。過熱感緩和で改めて買いポジションを構築したい。
【大起証券営業部シニアパートナー・越智貴哉】
貴金属相場に関するお問い合わせは075・241・7711まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/09
ダウ平均は上昇再開
NYダウは3万3000ドル水準で下げ一服となり、改めて地合を引き締める見通し。5月は米債務上限問題に上値を抑えられていたが、無事に問題解決が進み投資家のリスク選好性が回復している。まずは値固めから修正高の目線になるが、4月の3万4000ドル台回復が短期ターゲットになろう。米金融政策環境には不透明感もあるが、いずれにしても利上げ終了の時期が近付いているとの見通しに変化はなく、改めて米長短金利を本格的に押し上げていくような動きは鈍い。金利のピークアウトを見据えてハイテク株の上昇傾向は既に鮮明であり、ダウ平均株価も後追いで更に3万5000ドルを打診するとみている。
【大起証券営業部シニアパートナー・猪又敦】
ダウ平均株価に関するお問い合わせは03―3543―9111まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/08
金の先高感を維持
東京金は8700円台で底固く推移する展開が続いている。米債務上限問題の終結を受けてドル建て金相場は調整売りに上値を抑えられているが、円安傾向の支援もあって、円建て金相場は過去最高値圏での取引が続いている。来週13〜14日にはFOMCが開催されるが、ディスインフレの進展やこれまでの利上げ効果の見極めで、1年3か月ぶりに追加利上げを見送る可能性が高い。ウクライナの戦闘が激化していることも、改めて地政学リスクの金買いを後押ししよう。ドル建て相場が改めて2000ドル台での取引時間を増やせば、東京金は9000円の節目にトライする可能性が高まろう。買い方針を維持したい。
【大起証券営業部チーフアドバイザー・平戸隆司】
金相場に関するお問い合わせは06−6300−5757まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/07
原油に上昇期待
NY原油は70ドル水準で下値を固め、上昇機会を探る展開になろう。6月4日にOPECプラス会合が開催されたが、協調減産体制の期限を今年末から来年末まで延長することがきまった。また、サウジアラビアは7月に日量100万バレルの減産を行うと発表し、状況次第ではその後も減産を継続する可能性を示唆している。OPECプラスがあくまでも原油安を許容しない姿勢を示していることは、年後半の需給ひっ迫リスクを高めよう。直ちに在庫減少が始まる訳ではないが、徐々に在庫の取り崩しが始まり、原油価格も上昇に転じるとみる。OPECプラス会合を経て、安値を買い拾う妙味が一段と強くなっている。
【大起証券営業部チーフパートナー・坂井田隆弘】
原油に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/06
金の押し目は買い
NY金相場は急騰が一服した後の調整局面になっている。米債務上限問題が解決したことで、リスク投資の地合が改善していることが、短期筋の調整売りを誘っている。ただ、既に債務上限問題を織り込む前の価格水準を下回っており、現行価格からの値下がり余地は限定されよう。根強いインフレ懸念から米金融政策見通しが揺れ動いているため、13〜14日のFOMCに向けては荒れた展開が続きやすい。ただし、ディスインフレ傾向は鮮明であり、ここから本格的な金利上昇・ドル高が見込まれている訳ではない。2月と同様に追加利上げを警戒した値下がり局面では物色妙味が認められる。安値は着実に買い拾いたい。
【大起証券営業部シニアパートナー・吉井健】
貴金属相場に関するお問い合わせは0120―103―365まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/02
原油を買い拾う
原油相場は70ドル水準で上値の重い展開が続いている。米債務上限問題を巡る混乱には一服感がみられるが、中国経済の減速懸念が根強く、本格的な安値修正は見送られている。ただし、中国も石油需要環境については決して悪くなく、実際に足元の需給が緩んでいる訳ではない。年後半に向けて更に需要回復が進むとの見通しにも変化は生じていない。OPECからは、逆に想定より需要が強いとの報告も行われている。今週から米国ではドライブシーズンが名実ともに始まり、ガソリン消費量の上振れ期待も強い。景気減速でも原油需給がひっ迫化するのが今年後半に予想されている展開であり、押し目は買い拾いたい。
【大起証券営業部チーフパートナー・眞田幸弘】
原油相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。

中部経済新聞「焦点」
2023/06/01
貴金属を買い拾う
貴金属相場は全体的に上げ一服となっている。米債務上限問題を受けて安全資産賭して急伸していたが、先行き不透明感の緩和を受けて、短期筋の手仕舞い売りが優勢になっている。その一方で、米金利上昇・ドル高圧力の上値圧迫も目立つ。ただし、ここからFRBが断続的に利上げ対応を迫られる環境にはなく、2月と同様に押し目買いで臨みたい。世界経済や金融市場の不安定化で安全資産に対する投資ニーズは強い。金は個人投資家、機関投資家に加えて、中央銀行からの引き合いも強い。銀は3年連続、白金は3年ぶりの供給不足が見込まれていることもポジティブ。金以外の貴金属にも物色妙味が大きいとみる。
【大起証券営業部チーフパートナー・平山清明】
貴金属相場に関するお問い合わせは082−221−5500まで。