高金利続くメキシコペソ
メキシコペソ円は8円台でボックス相場を形成している。米国の利下げ観測を背景にドル円相場は水準を切り下げているが、ペソ円相場は高値更新こそ見送られているが、高止まり状態を維持している。メキシコでも利下げの議論は浮上しているが、メキシコ中央銀行は早期の大幅利下げが可能とは見ておらず、今後も高金利通貨としての魅力が維持される見通しにある。政策金利は11.25%がピークになる見通しだが、日銀が今年前半にマイナス金利を解除できるか否かという環境にあって、メキシコペソ投資の魅力は維持される。能登半島地震の影響で日銀が利上げをできない可能性もあり、高金利狙いの買いとしたい。 |