乖離率
チャートの機能 通常の移動平均線は、ただ単に過去の値段の平均値であるので移動平均線のトレンド(期間を短くすればより早く基調転換を確認できるが、トレンドに対する信頼性は薄れる)やクロス確認(平均線の交わり)では、投資行動開始に際してかなりの時間遅れが生じてしまう。乖離率はこのような欠点を補うための指標である。

【作成方法】

終値と移動平均値との離れ具合により売り/買いを決定するものである。しかし、実行する際の乖離率は商品、または移動平均線の期間により異なってくる。よって、乖離率をグラフ化して見ることをおすすめする。
@ 横軸に時間の経過(日数)をとる。
A 縦軸に指数(0を中心とした数値、単位は%)をとる。
B 乖離率を下記計算式より求める。
乖離率(%)= 当日の終値−当日の移動平均値 ×100

当日の移動平均値
C 該当するポイントをつなげて折れ線グラフとする。
※乖離率が正の数値になるときは、当日値が平均値を上回っており、負の数値になるときは当日値が平均値を下回っている。

チャートの見方  まず、2つの点に注意したい。1つは「値段が下落し、同じく下降を続ける移動平均線から下に大きくかけ離れた場合、平均線にむかって短期的な反発がある」ということ。もう1つは「値段が上昇し、同じく上昇を続ける移動平均線から上に大きくかけ離れた場合、平均線に向かって短期的な下落がある」ということ。(当サイトの日足を参照してください)
 このような上昇や下落に対して、過去の乖離率を探求することによりこのタイミングを推測することができる。さらに、相場上昇時の乖離率拡大に対して(上昇トレンドの中での)強気の売り、また反対に相場下落時の乖離率拡大に対しての強気の買いを敢行する時の指標になる。
 乖離率においては、率の拡大全てが市場の即急騰、即急落を招くわけではなく、他の相場条件と照らし合わせて判断することが大切である。