ゴム

強材料
 産地では減産期
 減産期が長引くとの見通し

弱材料
 世界的に自動車販売の低迷→需要の低下
 

注目事項
 産地の天候
 エネルギー価格の動向
 為替の動向
 海外ゴム価格の動向



5月12日〜5月14日の焦点

 先週の当欄では、短期的には他の商品市場、特にエネルギー市場が一段高となれば、ゴムも一段高が期待できるとコメントした。WTI原油は史上最高値を更新しており、ゴム市場も連想買いにより上昇トレンドを継続することとなった。この強気の市場であっても、ゴム独自のファンダメンタルズの強気は、まだそれほど反映されていないとみている。
 ゴムのファンダメンタルズに目を向けると、タイ産地では天候不順により依然として減産期が長引くとの見方が強い。また、同国の中央マーケットでの集荷は、例年に比べてもかなりの低水準で推移している。これに加えて、中国産ゴムも減産が伝えられていることで、消費国の需要はいまひとつ盛り上がりを欠くながらも、今後の見通しとしては、やはり供給タイト感が強まるとみてよいであろう。
 さて、引き続き、短期的には原油価格の動向が注目される。エネルギー市場に関しては実際の需要や供給を無視して、投機的な思惑が大きくなっていると考える。となれば、これだけの上昇にもかかわらず、まだ上値余地はあると見てよいであろう。となると、やはりゴム市場も、これに連動高となることが予想される。テクニカル的な修正局面には、やはり注意が必要ではあるものの、もともとファンダメンタルズが強気なだけに、この商品全般的な上昇ムードの中、他の市場に比べても買い安心感があると見ている。

(T・K)